夏の終わりに、最後の納涼体験。怪奇菓子というスイーツの物語
まずはこちらの動画をご覧頂きたい。
  口にいれるのをためらってしまう、リアリティのある目玉は、甘くとろける美味なゼリーで作られた、れっきとしたスイーツ。
  怪奇菓子と名付けられた、思わず背筋が凍りつくような恐怖を感じさせるスイーツを作り続けるのは、怪奇菓子研究家 ナカニシ ア由ミさん。
  
   今まで手がけた怪奇菓子は様々。
 今まで手がけた怪奇菓子は様々。
  動画の目玉ゼリーや指クッキー、手プリン、脳みそババロアなど、どれも名前を聞いただけでぞぞっとする。
  目玉ゼリーの細かい血管は注射器を使い、リアリティをだす。
  1mm以下の毛細血管の出来上がりだ。
異業種から転身して怪奇菓子研究家に。エンターテイメントとしてのスイーツ。
 大学の時は服飾デザインを学び、卒業後はニューヨークでトリマーとして働く。
 大学の時は服飾デザインを学び、卒業後はニューヨークでトリマーとして働く。
  ナカニシさんの経歴はパティシエとは程遠い。
  
  きっかけは、友人の誕生日に、指クッキーを作ったこと。
  海外で暮らしていた時、ハローウィンパーティのなかで、ジャック・オー・ランタンが並ぶなかに指クッキーがあったことを思い出したという。
  
  友人の反応は想像以上。怖がってみたり、笑顔になってみたり、写真を撮ってみたり。
  その場が一気に盛り上がることがたまらなかったナカニシさんは、怪奇菓子作りに没頭する毎日を送ることになる。
  作ることを通して、人を笑顔にする仕事ができていることを幸せに思うと話すナカニシさん。
  怪奇菓子という、日常生活では馴染みの薄いスイーツではあるが、受け取った人の喜ぶ顔がみたい、という作り手の想いは、どんなスイーツの作り手とも同じなのかもしれない。
 
  
  怪奇菓子作りで大切にしているのは、凹凸・曲線・艶。
  この3条件で絶妙なざわっと感のある怪奇菓子が完成するという。


怪奇菓子を通して、作る人と食べる人とのコミュニケーションが生まれる。
 怪奇菓子を本格的に作り始めて約2年。
 怪奇菓子を本格的に作り始めて約2年。
  怪奇菓子ファンは徐々に増え、注文は全国各地からくるように。
  目玉チョコや指クッキーを買ったお客様が自分で作ったスイーツにデコレーションし、写真を撮って送ってくれることもあるという。
  一緒に楽しむことができるのも、怪奇菓子の魅力だと話すナカニシさん。
  怪奇菓子がただ食べて終わりのスイーツではないことを物語っている。
  今後は、人体のパーツだけでなく全体もスイーツで作っていきたいという。またまた背筋が凍るような怪奇菓子が誕生しそうだ。
  
  
  最後に脳みそが揺れる様子も、どうぞ。
閲覧注意!冷やりと背筋凍る怪奇菓子をご紹介。
怪奇菓子研究家ナカニシさんが作る怪奇菓子の一部を紹介しよう。






















 
                                     
                    