※この記事は2020年8月下旬に行った取材を元に制作しております。
就活中の学生さんを応援するシリーズ企画第27回目。今回は9月26日・27日開催の「オンライン合同企業説明会」にも参加予定の『オリミネベーカーズ』で、パン職人として働くふたりの先輩にインタビューしました。おふたりとも、入社して2年が経過。入社した頃から共通して感じているという「オリミネベーカーズの働きやすさ」があるようです。詳しくお聞きしました。
これから就活をする専門学生さん、そしてパン職人を目指す方、先輩たちの言葉をヒントに自分が目指す道を考えてみてください。
今回話を聞いた先輩スタッフ

画像向かって左:怡田(いだ)祐来さん(22歳・2019年入社)
仙台スイーツ&カフェ専門学校 卒業。
画像向かって右:大宝(おおたから)なほさん(2018年目入社)
カフェ・レストラン・居酒屋などの飲食店で勤務した後、オリミネベーカーズ入社。
今しかできないことをしたい!
故郷・山形から上京してキャリア再スタート。
パン職人:怡田(いだ)祐来さん
──怡田さんは地元の山形で就職したあと、上京してオリミネベーカーズに入社されたんですね。途中入社した経緯を教えていただけますか?
専門学校を卒業したあと就職したベーカリーが、「まずは販売から」のお店でした。お客様のことを理解して、販売業務をマスターしてから…という方針には何も疑問はなかったのですが、製造の空きがなかなか出ない雰囲気を感じ取ってしまいまして。このまま頑張っていても、パンを触れるまでに結構時間がかかりそうだったので、転職を考え始めました。せっかく再スタートするなら、東京に行ってみたいな、と思って山形から東京へバスで通って就活をして、オリミネベーカーズにたどり着いたんです。

▲可愛いクマがトレードマークのオリミネベーカーズ。
──バス通いで就活したんですね!他のお店も回った中で、特にオリミネベーカーズに惹かれたのはなぜですか?
オリミネベーカーズは求人サイトで見つけたのですが、技術面のサポートとか、スタッフを大事にしてくれそうだな、と感じました。ここなら、職人としても人としても成長できるんじゃないかな、と。それから実際にお店を見に行って、パンのラインナップが自分好みでした(笑)。

──今、入社して2年目です。「技術面のサポート」は実際いかがでしょうか?
手が空いたら「じゃ、これやってね」と投げっぱなしの仕事ではなくて、そばについていてくれます。作業中に質問しやすいですし、例えば自分が成形したパンが焼きあがると、先輩が見せてくれて焼成前と後での変化を教えてくれたり、なぜうまくいかないか、などのフィードバックをきちんとしてくれて。自分の仕事に対してリアクションを常にいただける環境は、すごくありがたいと感じています。
──新人の間は、わからないことの方が多いですよね。
そうなんです(笑)。生地の弾力や大きさ、形、どれをとっても「お店の基準」がどこにあるかわからないと不安なままなので、OKラインを一緒に見てくださるのは安心です。ただ、その分先輩たちの時間を割いてもらっているので、早く一人前になって、期待に応えたいと思っています。
──働いてみて、改めて『オリミネベーカーズ』の好きなところって何ですか?
先輩後輩関係なく、会社の方針として「相手の気持ちを一番に考える」を実践しているところです。だから、先輩から怒られたり、誰かの言葉で傷ついてしまったり…ということがないんです。新人の頃から否定されるような言葉は聞いたことがありませんし、決して頭ごなしに物事を言ったり、押し付けてくるようなことはありません。誰かが萎縮してしまうような雰囲気にならないから、質問もしやすくて成長できるんだと思っています。だからといって、そんな優しい社風に甘えず、教えてもらったことや私に使ってくれた時間の分、期待に応えられるような人になりたい。一人前になって、色んな仕事を安心して任せてもらえるようになるのが、今の目標です。
──ありがとうございます!今就活中の方にメッセージやアドバイスをお願いします。
やりたいと思っていることがあるなら、ぜひ挑戦してみてほしいです。私は思い切って東京に来ましたが、住んでみたらすごくいい所ですし、働きやすいお店とも出会えました。後悔のないように、勇気を出して動いてみてください。応援しています!
自分の意見をきちんと聞いてくれる。
周囲を気づかう人間になれるベーカリーです。
パン職人:大宝(おおたから)なほさん
──大宝さんも入社2年目ですね。今担当しているお仕事を教えてください。
麺台、粉計量、他店舗への配送など、色々です。オリミネベーカーズは勝どき店・築地店・新大橋店の3店舗あります。勝どき店の製造量、種類が一番多いんですけど、新大橋ではフィリングやサンドイッチ、といった風にお店ごとに製造の役割を分担しています。社員が10数名いるのですが、その3店舗を日々回っていくような勤務スタイルですね。今日はこっち、明日はあっち、という感じで。また業務もポジションを完全に固定せず、「全員がオールラウンダー」を目指しているので、すべての工程に関われるような体制になっています。
──なるほど。全員がオールラウンダー…。新人の頃、覚えることが多かったんじゃないですか?
もちろん「全員がオールラウンダー」はあくまで目指すところで、はじめからすべて覚えるわけじゃないですよ。まずはレジをして、それから段階的に、個人の力量にあわせて一つずつ作業を覚えていくんです。私はまだ仕込みを経験できていないので、今は仕込みをしっかり覚えることが目標です。パン作りの醍醐味なので(笑)。
──新人さんも安心のステップアップですね!1日の仕事について教えていただけますか?
朝は大体6時出社で、10時オープンに向けてパンを分割・成形・焼成・品出しを分担して始めます。お昼を超えたら交代で休憩をとって、午後は翌日分の仕込み作業です。土日や繁忙期は追加で焼いたりもしますが16時までには終わっています。種類は食パン、デニッシュ系のお菓子パンや、一部ハード・セーグルもありますが、ファミリー世帯が多い地域なのでソフトな食感のパンが多いです。ただ今はコロナのことがあって、パンの種類は今減らしていて、50種類くらいですかね。


──個包装しているんですね。
はい。その手間が発生しましたし、お客様との接点は減らさないように、と種類を減らしています。袋に入れることで生地の食感に影響が出てしまうので…あまり入れたくないんですよね(苦笑)。でも、今はお客様に安心して買っていただくことが優先です。品質もクリアできる方法は模索しています。
──難しい問題だと思います。ところで、朝6時出社はパン屋さんにしては遅めですね。
以前は4時出社だったんですけど、営業時間を遅くして、その代わり定休日をなくして毎日営業になりました。営業時間が変わってご迷惑をかけてしまったお客様もいらっしゃいましたが、スタッフの労働改善、というところで理解していただきました。働いている側の私たちはありがたいですし、その分、頑張って美味しいパンを作ろうという気持ちです。
──すごくスタッフさんのことを思いやる職場だと思いました。
私もそう思います。何より、意見がすごく通りやすいんです。素直に、思っていることを受け止めてくれるのでモヤモヤすることなく仕事に臨めます。評価制度も上司や社長だけではなく、社員全員で全員の評価をするんです。一緒に働く者同士、普段の接し方だったり、大変な時にちょっとした気づかいだったり、コミュニケーションだったりの項目で、先輩後輩関係なく評価しています。全員分、となるとすごく大変な面もあるんですけど、普段から相手のことを見ていないと評価なんてできないんですよね。私も周りをよく見るようになったな、と感じます。技術というよりも、「周りに優しくできていますか?」を重視されている職場だと思います。
──ありがとうございました!最後に、現在就活中の方にメッセージをお願いします!
私は色んな飲食店で働いてきましたが、その中でも『オリミネベーカーズ』はすごくいい環境だと思います。新入社員の気持ち、困っていること、言いたいことをきちんと聞いてくれて、評価も明確で、仕事も色んなことができて覚えやすい。合うか、合わないかは人によりますが、パンと人が好きな人だったら、きっと楽しいと思います。色んなお店を見て、オリミネベーカーズにも興味を持ってもらえると嬉しいです!

オリミネベーカーズも参加する「オンライン合同企業説明会」開催!
9月26日(土)・27日(日)の2日間、「パティシエ・パン職人のためのオンライン合同企業説明会」が開催されます。
今回ご紹介した『オリミネベーカーズ』も参加しますので、直接話を聞いてみてくださいね。
↓イベント詳細・参加申込はこちらから↓