【2020年版】高級ホテル&有名ブランド、新作クリスマスケーキ13選【画像まとめ】

  • クリスマス

10月に入り、2020年も残すところ3分の1。パティシエにとっての一大イベント、クリスマスシーズンが近づいていますね。今年はコロナウイルスの影響で「おこもり需要」が高まり、持ち帰りのケーキでおうちクリスマスを楽しみにしているお客さんが多いと予想されています。皆さんが働いているお店でも、そろそろクリスマスケーキの準備・撮影などに忙しいのではないでしょうか?

そこで今回は2020年の新作クリスマスケーキを編集部で厳選!今年はどんなクリスマスケーキが発表されているのかまとめました。

ホテル編

東京ドームシティの上にそびえ立つ『東京ドームシティホテル』のクリスマスケーキは、世界の洋菓子大会で受賞歴のあるシェフ・ド・パティシエ伊藤路春監修のもと、東京ドームシティの雪景色をイメージした「クリスマスドーム」を制作。苺を挟んだショートケーキを土台に、甘さ控えめの生クリーム、チョコレートムース、糖分・酸味・香りのバランスがとれたシコリ社の苺とラズベリーのピューレを使用したムース、はちみつのジュレなど7種の味わいが包み込まれています。

(縦18cm×横18cm×高さ10㎝/¥5,800※税込 ※限定100台)


『ヒルトン東京お台場』の今年のテーマは“STAY HOME ON CHRISTMAS 2020”。おうちでクリスマスを楽しくお祝いできるお菓子を作ります。画像はクリスマスリースをイメージした「ブーケ・ド・ノエル」。ビターなクラシックショコラの上にムースで模ったりんごやばらをデコレーションし、ギフトとしても喜ばれる華やかなケーキに仕上げます。また今年は初めて配送サービスを実施。品川区、港区、江東区の3区を1日5件限定で、生ケーキを届ける取り組みも行うそうです。

(直径18cm/¥6,500※税抜)


東京・水天宮前に位置する『ロイヤルパークホテル』は今年の新作ケーキとして社内で実施した「2020年度クリスマススイーツコンテスト」で上位入賞した作品と、外部審査員による審査員特別賞を受賞した作品、パーティーに最適な大きめサイズのケーキのほかクリスマス期間限定のチョコレートやお一人様用ケーキなど、様々なシーンに対応するラインナップを準備。画像はそのコンテストでグランプリを獲得した、「クリスマスの贈り物」がコンセプトのスペシャルなケーキです。大切な人へのプレゼントをイメージした艶やかなグラサージュと、大きな赤いリボンの華やさが目を引きますね。構成は香り豊かなチョコレートとプラリネのクリーム、ヘーゼルナッツのダックワーズ。滑らかな口どけと、食感のアクセントを両方楽しめるケーキです。

(直径15×高さ7.5cm/¥4,320※税込 ※60台限定)


『グランドハイアット東京』のクリスマスケーキは、世界の洋菓子大会で優勝&受賞歴を持つペストリーチームが手がけることで毎年予約が殺到しています。今年は新型コロナウイルスや自然災害など心痛むニュースが多かった年ですが、喜びやハピネスをケーキで伝え、明るく彩りある未来への希望につなげていきたいという想いを込めて、シーズンを盛り上げたいとの意気込みです。画像は飴細工で作られたツリーオーナメントをデコレーションした2段のケーキ「Draw Your Happiness」。下の土台がグランマニエの香りがアクセントになっている人気のチョコレートケーキ“マルキューズ”、上の台がピスタチオのビスキュイの上に、ムースリーヌと苺を合わせたムースケーキになっています。

(上15cm 下12cm/¥30,000円※税抜 ※15台限定)


『パークハイアット東京』はヨーロッパの伝統と感性を生かした繊細な味わいを目指し、あまおう苺をふんだんに使用した果実味溢れるムースと爽やかなシャンパンムースを使った新作を発表。ベースのビスキュイにはピスタチオとドライストロベリーを使い、軽やかな食感と酸味がアクセントに。クリスマスの食卓で映える美しい真紅のカラーも印象的ですね。

(16cm/¥5,300円※税抜)


毎年オリジナリティー溢れるデザインと遊び心たっぷりのクリスマスケーキを販売している『リッツカールトン東京』。画像はユニークなデザインが目を引く「サンタクロース ムース」で、甘酸っぱいチェリーとラズベリーのコンポートをピスタチオのフィナンシェでサンドし、さらにピスタチオムースで包み込んでいます。愛らしいサンタクロースを彷彿とさせるデザインですが、男女問わず楽しめるように甘さを調整したそうです。

(長さ約21cm×幅約8.5cm×高さ約7cm/¥6,500円※税別)


『セルリアンタワー東急ホテル』では、2020年のクリスマスのテーマを【綺羅星(きらぼし)-思いをひとつに-】とし、明るく希望に満ちたクリスマスとなるようパティシエが心を込めて新作を考案しました。画像はトナカイをモチーフにした「プティ レンヌ」。チョコレート製ボックスの蓋を開けると、マスカルポーネのムースケーキが登場!ムースの中にはイチゴのジュレ、イチゴのシロップを染み込ませたスポンジ生地を層にして入れ、底にはサクサク食感の生地ブルトンが敷かれています。ピンク色のボタンはルビーチョコレート製。ケーキのほかにももう一つプレゼントが…何が入っているかは当日までのお楽しみ、だそうです。

([ショコラ製ボックス]直径12cm×高さ24cm[ケーキ]直径9cm×高さ4cm/¥6,800円※税抜)


大阪・心斎橋にある『ホテル日航大阪』のクリスマスケーキは、苺をサンドしたスポンジをたっぷりのクリームでツリーのようにデコレーション。チョコレートの梯子を上ってプレゼントを届けるサンタクロースがキュートなショートケーキです。新型コロナウイルスの影響により日常が変化し、不安を感じることも多かった今年、温かな気持ちで過ごしていただきたいという想いを込めて。大切な人へのプレゼントに、ホームパーティーに、自分へのご褒美に、ペストリーシェフが素敵なクリスマスを願って作ります。

(直径15cm/¥4,500円※税別 ※限定60台)


パティスリー編

ルームウェアブランドを展開する『gelato pique(ジェラート ピケ)』が今年、初のクリスマスケーキをセブンイレブンを通じて販売します。初登場のケーキは、香り高い紅茶のスポンジにすっきりとした味わいのクリームと濃厚なベリーをアクセントに使用。真ん中に座る”ピケベア”がとても愛らしいですよね。またケーキにはジェラートピケの強みを活かし、オリジナルベア柄のランチョンマットがセット。おうちクリスマスのテーブルコーディネートを華やかに演出します。

(直径12㎝×高さ7㎝/4号/¥3,690※税抜)


チョコレート専門店『MAISON CACAO』の2020年度のクリスマスケーキ「CACAO NOIR by MAISON CACAO」は、生チョコレートブランドらしくチョコレート尽くしでありながらも、なめらかで軽やかな口どけを実現!「チョコレートそのものよりもチョコレートを感じるケーキ」をコンセプトに、コロンビア産カカオの奥深さ、チョコレートの濃厚さを出しながらも軽やかな仕上がりにこだわった5層仕立てのケーキを考案しました。1層目は空気を含んだ軽い口当たりのスポンジ生地、2層目はすっきり軽いテクスチャーとナッツの香りがチョコレートと相性の良いアーモンドミルクのムース、3層目は食感に粗く砕いたピスタチオとアーモンドとビターチョコレート、4層目はほろ苦く仕上げたキャラメルチョコレートのカスタードソース、そしてコーティングの5層目は艶やかなグラサージュチョコレートです。

(¥4,500円※税抜)


パリのパティスリーブランド『ミシャラク』は、気分が上がるポップなカラーのビュッシュ・ド・ノエル。大きいサイズの「ビュッシュ」は天面に大きな星形のチョコレートを、小さいサイズの「ビュッシェット」は天面にロックな稲妻型のチョコレートを飾っています。画像右の「ビュッシュ ショコラ」はペカンナッツのプラリネ、チョコレートのムース、ヘーゼルナッツのビスキュイを重ねてチョコレートでコーティング。プラリネの舌触り、ムースやクリスピーなど新しい食感の連続で飽きのこないチョコレートケーキです。

(幅80×長さ100×高さ55mm/¥4,860※税込)


『ジャン=ポール・エヴァン』の2020-2021のテーマは<LES ANNÉES POP(ポップアートの時代)>。1960年代初頭から1970年代にかけてのアートシーンは、芸術が街中からひらめきを得たり、最新のテクノロジーにデザイン性を見出したりした、ポップアートの時代だというところからアイデアを起こし、ショコラを通して愉しさと喜びをもたらしたいという願いを込め、ユーモアとエナジーあふれるビュッシュ・ド・ノエルを創作しました。画像はエネルギッシュで陽気、踊るように軽やかな音楽の雰囲気を表現し、カカオの風味引き立つ魅力的な「ビュッシュ ポップミュージック」。ペルー産カカオのチョコレートムースと小麦粉不使用のビスキュイショコラ、ピスタチオ風味のチョコレートの組合せ。

(¥6,912※税込)


パリを拠点に活躍し、いま世界で最も注目されているサダハルアオキが率いる『パティスリー・サダハル・アオキ・パリ』。2020年の新作クリスマスケーキは3種類が登場!2020年の新作クリスマスケーキは、ピスタチオのクリームとショコラが主役のキュートなサパン(モミの木)型の「サパン ショコラ ピスタッシュ」です。ショコラとピスタチオが織りなす重厚感のある味わいにフランボワーズの優しい酸味が融合。また底に忍ばせたクランブルショコラの軽やかな食感がアクセントに。ピスタチオとショコラのマリアージュがしっかり味わえる一品になっています

(約17.5㎝×13.5㎝×3㎝/¥5,832※税込)

まとめ

シンプルなものから豪華なもの、カラーリングもテーマも各社それぞれに個性がありますね。またデコレーションケーキだけでなくプティガトー、焼き菓子、キャンディー、シュトレンなど、この季節にしか見られない商品・デザインのものがいくつも登場しています。

眺めるだけでもわくわくさせてくれる、クリスマスケーキ。皆さんもチェックしてみてくださいね。

written by

あかざしょうこ

1984年生まれ。PATISSIENTの編集ライター。「人生の教科書は人」をモットーに、聞いたり書いたりしています。
最近バタークリームの魅力に気づいてしまい、今年はブッシュドノエルを狙っています。

ご意見・ご感想はこちら

パティシエントとは

パティシエントは、洋菓子・パン業界で働くすべての人の働くと学ぶを応援するサイトです。
夢や働きがいがあっても、離職率が高い洋菓子・パン業界。離職の理由に多く挙げられるのが、人間関係や労働条件のミスマッチです。
パティシエントは「どこで」「だれと」「どんな風に」働くのかがイメージできるリアルな求人情報や、仕事に役立つ業界内の様々な情報をお届けすることで、パティシエ・パン職人・販売スタッフをサポートします!
また、業界専門の転職エージェントがあなたにピッタリのお仕事を紹介する「転職支援サービス」を通して、より良い職場との出会いもサポートしています。