あの有名パティスリーも参戦?自慢の商品が並ぶスイーツEXPOに潜入!

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スイーツEXPOは関西地域で名を馳せる洋菓子、和菓子のお店総勢17店舗が自慢のスイーツを提供するイベントで、シルバーウィーク期間の9月22日、24日、25日に大阪にある万博記念公園で開催されました。 初開催とのことで会場はどのお店も長蛇の列で盛り上がっていました。 sweets_expo 今回はイベントに足を運んだ筆者が、皆さんにおすすめしたい有名店舗の自慢の商品を紹介。 また実際に食べた感想もお伝えします。 商品開発のアイデアや、イベントに出展する際の参考にしてみてください。

1. Patisserie AKITO(パティスリー アキト)

洋菓子店が集まる神戸元町にお店を構えるPatisserie AKITO。 オーナーシェフの田中哲人さんはホテルでの勤務後、ホテル内のパティスリーに就任。牛乳を使ったジャム、「ミルキッシュジャム」を考案し一躍有名にした実力の持ち主。 2014年にお店をオープン後、地産地消、各名産地の素材にこだわったジャムやフランス菓子が多くのお客様から愛されています。 sub9 そんなPatisserie AKITO、今回のイベントでは田中さん考案のミルクジャムをしっかり焼き上げたシュー皮に 包んだ「ミルクジャムのシューアイス」を販売していました。 兵庫県淡路産の牛乳を銅鍋で2時間煮込み仕上げるミルクジャムは、風味が豊かでコクがありお店の自慢の一品。早速いただいてみました。

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シュー皮は厚めですがカリカリっとしてとても食べやすく、バニラアイスはほんのり甘くて香ばしい皮との相性がぴったり。自慢のミルクジャムがバニラアイスにかけられています。 このミルクジャム、ひと口食べてみると本当にまろやかでこくがありとろんとした食感。シューアイス全体に上品な風味を与えています。 そのまろやかな食感と甘さに筆者はすっかり惚れ込んでしまいました。 お取り寄せ商品として全国の方々からも愛されているミルクジャム、次は店舗にお伺いして買い求めたいと思います。

2. patisserie y style(パティスリー ワイ スタイル)

前回の「横山オーナーシェフへのインタビュー」の記事でも紹介させていただいたパティスリー ワイ スタイル。 スタッフの方々がとても楽しそうに、呼びかけをしながら笑顔でイベントを盛り上げている姿が印象的でした。 インタビューでも話していただいたお客様とのコミュニケーションを大切にする「お店のモットー」をイベントでも感じさせていただきました。

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そんなパティスリー ワイ スタイルが今回提供したのはオーナーの横山さんの自信作、マカロン。 ワイ スタイルのマカロンは最高級スペイン産マルコナ種のアーモンドをその都度粉砕し、アーモンドの挽きたての香りが楽しめるお店の大人気商品。 多いときは1日800個も売れるとのことでお店にはたくさんの人が並んでいました。筆者も早速購入。 今回はスタッフの方がオススメしてくれたキャラメル味とピスタチオ味をいただきました。

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まずはキャラメル味。一口食べた瞬間に、マカロンのサクサクした食感と、キャラメルクリームのほろ苦い甘さがくちいっぱいに広がります。そしてアーモンドのほのかな風味がクリームの甘さをおさえてくれています。 ピスタチオ味も同様に、外側の皮の食感と内側のピスタチオクリームの風味が合わさり、控えめな甘さを感じられます。 ワイ スタイルのマカロンは食べるほどキメが細かく香ばしい味わい。素材へのこだわり、しつこくない甘さは、まさに最高級のマカロンでした。

3. 京都嵐山 楓や

京都嵐山でイタリアのおなじみスイーツであるカタラーナ(プリンアイス)を京都風にアレンジした京カタラーナを製造する楓や。 京都の抹茶やほうじ茶、黒ゴマに京丹波きなこなどの厳選素材を職人ならではの絶妙な配合でたっぷり使用し、濃厚ながらも日本人においしく食べられるように工夫されています。 北海道産の純生クリーム、希少価値の高い岡山県産「ルティン卵」、京都の老舗砂糖屋から仕入れる上質な砂糖など、素材へのこだわりには抜かりがありません。 またオーブンを使わず窯による「湯煎蒸し」で窯の蒸気を生地の内部まで浸透させながら作る製造方法を採用。細部にまで至る繊細なこだわりからも京都らしさを感じます。 sub7 そんな上質な素材と製造方法で作られたカタラーナ。プレーン味を頂き早速食べてみるとプリン生地のキメがとても細かくなめらかでとろけるような味わい。 たまごのまろやかな味わいにキャラメルソースのカリカリッとした食感とほろ苦さがプリンの甘さを一層ひきたてます。 アイスではありますがしつこい甘さはまったくありません。それでいてプリンの風味がしっかりと味わえます。子供から大人まで楽しめそうなスイーツです。 次回は京都らしい宇治抹茶味も食べてみたいと思います。

4. Patisserie Enchante(アンシャンテ)

高槻市で本格ケーキや焼き菓子で親しまれるPatisserie Enchante。 今回のイベントでは季節によって焼き方を変える、お店のこだわりであるマカロンに手作りのパルフェ (フランスの氷菓)を挟んだマカロンアイスを販売。

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バニラ味目当てで行きましたが人気商品ですぐに売り切れてしまっていたので、残り少ないレモン味をいただきました。 食べてみるとレモン味のパルフェがとても爽やか!一般的なアイスクリームとは違い、弾力があり軽い食感のパルフェ。 そのふわっとした食感をさくさくのマカロンの皮が包みこみます。アイスほど濃厚じゃないパルフェ だからこそ、マカロンの風味をかき消すことがありません。またマカロンの皮から広がる酸味がパルフェの味を引き立て、さっぱりとした清涼感が味わえます。 イベント当日は天気が良くとても暑かったので、レモン味の酸味が舌にちょうど良く、涼やかな気持ちになれました。

5. Patisserie a terre(パティスリー ア・テール)

池田市で手作りフランス菓子が楽しめるPatisserie a terreはフランス、スペイン、イタリアの高級チョコレートを使ったチョコレート菓子が充実。 今回のイベントではフランスのバローナ産チョコを使ったチョコレートスムージーを出品されていました。

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パティスリーが作るドリンクとはどんなものか。とても気になり早速飲んでみるとチョコレートの濃厚かつ上品な味わい。 「もしかすると少ししつこいかも」と思っていましたが、後味さっぱりで後に残らない甘さが予想外。 期待を大きく超えられました。またちょうどいいくらいの冷たさがチョコレートの味を引き立てます。 筆者は甘い飲み物は途中で飽きてしまうこともありますが、これはいつの間にか全部飲み干してしまうほど甘さが自然で爽やかなお味でした。 この贅沢なドリンクは今回のイベント限定だったとのことで、「これが味わえただけでもこのイベントに来た甲斐があった!」と思えるほどでした。

いかがでしたか?

それぞれのお店が自慢の味を活かし、多種多様なスイーツが集まった今回のイベント。 そのひと口ひと口から、素材選びや製法へのこだわり、オーナーをはじめとするスタッフの方々の商品開発にかける熱い想いが感じられました。 また、イベント限定商品を提供したり、お店のイチオシ商品を分かりやすくてカワイイPOPで説明されていたりと、 普段は来店が難しい遠方のお客様も含め大勢の方に楽しんでもらえるように各店舗工夫をされているのも印象的でした。 これから年末にかけてお仕事が忙しくなる前の最後の季節に、ぜひ皆さんも全国各地で行われているイベントに積極的に足を運び、日頃の仕事に活かせるアイデアを吸収してみてはいかがでしょうか? 次回は【まだ間に合う!この秋行きたい、スイーツが味わえるイベント】を紹介していきます。
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