【油断禁物】夏も要注意!立ち仕事に多い冷え性とその対策

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多くの女性を悩ませる冷え性。 近頃は生活習慣の変化から、女性だけでなく男性で悩んでいる方も多いようですね。 冷え性は冬に多いと思われがちですが、夏場も冷房によって汗のコントロールがうまくいかなかったり、冷たい飲み物で体の内側から冷えが広がるなど、冷え性の原因はたくさん潜んでいます。 冷え性の主な原因は「血行不良」なので、パティシエの皆さんのように「室内の温度が低めの場所」で「立ちっぱなし」になるような仕事は、足腰に負担がかかり血行が悪くなりがちですので特に注意が必要です! 「冷え」を感じている時には血行不良によって、慢性的な疲労感や、不眠、肩こり、腰痛なども同時に起こっている可能性が高く、二次的な体調不良につながりかねません。 原因と対策を知り、冷え性を克服していきましょう。

根本的に冷え性を克服するための対策

最初にも書いた通り、冷え性は血の巡りが悪くなることによって引き起こされます。 立っている時間が長いと、血は重力にしたがって下半身に溜まりがちになってしまいます。 足の先は心臓から一番遠いので、普段より溜まってしまった血液を循環させるために、より負担がかかりますし、血液の循環も鈍くなってしまいます。 まずは生活習慣を見直し、根本的に「血の巡りの良いからだ」を目指しましょう。 1.体を冷やす食べ方を避け、バランスの良い食事を心がける 野菜に含まれているビタミンEやビタミンCは血管の機能を整えたり、血行をよくする効果があると言われています。これらの栄養を多く含むのが、ご存知「緑黄色野菜」ですね。 「かぼちゃ」「ほうれん草」にはビタミンEが、「ピーマン」や「ブロッコリー」にはビタミンCが、それぞれ多く含まれています。 緑黄色野菜を積極的に摂ることで、血行が促進され本来の免疫力が高まるので、冷え性になりにくい体をつくることができます。 ところで、一般的に生野菜は体を冷やしてしまうと言われています。確かに冷蔵庫から出したての冷たい野菜そのまま食べると、当然体は冷えてしまいます。 しかし、常温に戻してからサラダにしたり、栄養が逃げないように短時間で手早く火を通すなど、極端に体を冷やす食べ方を避けて調理すれば特に問題はありません。 きゅうりはよく「体を冷やす」と言われますが、これも「利尿作用」があるためそのように解釈されているだけで、常温で適量を食べる分には体の不要な水分を排出するため、むくみが取れて血行促進にはむしろ効果的です。 2.ぬるめのお風呂に長くつかる お風呂を入れる時に「すぐに温まりそうだから」と熱めの温度に設定していませんか? 実は、ぬるめ(38度から40度)のお湯に20分以上、長めにつかる方が体の芯を温めることができます。 また就寝前に入浴する場合、ぬるめのお風呂は安眠効果が高く、一石二鳥です。 3.動きを制限するような衣類は避ける あまりにもタイトなジーンズや、足に負担のかかりやすいヒール等も体の血行を悪くしてしまいます。 また、足元の冷えを気にするあまり、靴下やレッグウォーマーを「足首の動きを制限するほど極端に」重ねばきしてしまうのも危険です。 なるべく動きに余裕があるインナーやボトムスを身につけるように心がけ、重ねばきする時は薄くて保温効果の高い素材を選びましょう!

「どうしても冷えてツラい」時の対処法

ツボ押し 出展: www.modernreflexology.com 体質改善には時間がかかってしまいます。 お仕事中や外出中に「今すぐこの冷えをどうにかしたい」というタイミングもあるのではないでしょうか? そこで、パティシエの皆さんが、職場でも簡単にすぐ実践できる対処法も合わせてご紹介します。 ツボ押し ツボ押しは比較的簡単に「血の巡り」を整える方法としてうってつけです。 いずれのツボも親指の腹で垂直に、5秒程度かけて「ゆっくり押して」「ゆっくり離す」のがポイント。 強く押しすぎると逆効果ですので、やや強めでほどよく刺激を感じる程度に押しましょう。痛みを我慢して押すことは禁物です。 それでは、特に手足の血液の循環をよくすると言われているツボを2つご紹介します。
1.三陰交(さんいんこう) 全身の血の巡りをよくすると言われているツボです。 足の内側、くるぶしの一番上からさらに指4本上の骨とふくらはぎの間にあります。 このツボが「疲れている」と胃腸の働きも弱っている証拠。 「冷え」だけでなく「ダルさ」を感じるような時には、押すだけでなく、靴下や足湯などで温めることを意識しておくと良いでしょう。 2.合谷(ごうこく) 有名なツボなのでご存知の方も多いかもしれません。 手足の冷えをはじめ、全身の疲れや特に目の疲れにも効果があるとされ「万能のツボ」と呼ばれています。 位置は親指と人差し指の付け根の少し人差し指よりです。くぼみがあり、押すとビリビリと感じるので分かりやすいと思います。 左手、右手どちらでもOKです!
深呼吸&ストレッチ&温める 「冷え」を感じている時の体は筋肉が収縮してしまっています。それに伴って、呼吸も浅くなってしまっていることが多いのだそうです。 まずは、体を反らし、大きく深呼吸をしてみましょう。 5回ほど繰り返すと、縮んでいた体が少し伸び、呼吸も大きくなったことが実感できるでしょう。 また足の指をギュッと閉じたり、開いたりを繰り返すだけでも硬くなった足の指先の血行を改善することができます。 そして、カイロなどで温める時は「首」と名前がつくところを重点的に行うと良いとされています。首や手首、足首周辺には大きな血管が通っているので効果的に血流をよくできるのです。 シンプルな対症療法ですが、どうしてもツラい時は試してみましょう。

まとめ

冷え性の対処法についてご紹介しましたが、いかがでしたか? 体の調子が良いとテンションも上がり、お仕事の質も上がりますよね! 冷え性を起こさないように普段の生活習慣も見直して、健康的なパティシエライフを送っていきましょう。
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