※この記事は2020年7月中旬に行った取材を元に制作しております。
就活を本格的に始める学生の皆さんを応援するシリーズ企画第26回目。今回お話を聞いた西岡さんは、東大阪市の『シェ・アオタニ』で働き始めて3年目だそう。「今、本当に仕事が楽しい」と満面の笑顔で語ってくれた彼女を支えてきた決意について、詳しくお話を聞きました。
これから就活をする専門学生さん、そしてパティシエを目指す方、先輩たちの言葉をヒントに自分が目指す道を考えてみてください。
今回話を聞いた先輩パティシエ
西岡 陽美（にしおか みなみ）さん（25歳・途中入社3年目）
辻製菓専門学校 卒業。
2018年にシェ・アオタニ（大阪府）に転職。
自分が考えたケーキで
お客様に喜んでもらう、小さい頃からの夢。
──今、3年目の西岡さんのお仕事を教えてください！
私は今、生場でムース系、バタークリームなどの仕込み全般をさせてもらっています。アオタニはショーケースがすごく大きくて、数も種類も多くて揃えるのは大変です（笑）。この3年で一通りの商品は経験させてもらえたかな、と思います。入る時、本当は焼場を希望していたんですけどタイミングの都合で、生場からになりました。いずれは焼場にもいきたいですけど、今はアオタニの生ケーキをしっかり制覇したいです！
──楽しそうに働いてますね。
そうなんです、すごい楽しいです。アオタニに入る時、「知識をつけたい、技術を身に付けたい」と決めて入社しました。仕込みにしっかり携わらせてもらえるので、日々学ぶことばかりで成長できてる、って感じます。自分が関わったケーキを買っていただけるたびに嬉しい気持ちになります。
──シェ・アオタニに入って、新しく覚えたことや学んだことはありますか？
今年の春、自分が考案したケーキをショーケースに並べたんです。新商品を考えてお客様に買っていただく、というのは私の夢だったのでめちゃくちゃ嬉しかったです。柚子のケーキなんですけど…私、柚子が大好きで。でもあまり柚子のケーキってないなぁと思って、2年目の時にシェフ（青谷オーナー）に話したら「作ってみて」と言ってくださって、少しずつ試作を始めました。原価計算して、試行錯誤して…って形になったのが今年の春でした。
──自分で考えたケーキを販売できるんですね！
アオタニは、自分次第で仕事の幅を広げていけます。入社してから、それをすぐに感じました。「やりたい」と言葉にしたり、行動で示せば応えてくれます。新しいことに挑戦できるから、アオタニの仕事がすごく好きです。巡り会えて良かった、ってひしひしと感じています。
テーマを決めて就職活動を。
自分自身を支えてくれる力になります！
──『シェ・アオタニ』で働くことになった経緯を教えてもらえますか？
新卒で京都のお店に入って、1年半くらいは働いていたんですけど「もっと技術を身に付けたい」と思うようになって、何軒かパティスリーに会社訪問に行かせていただきました。その中の一つがアオタニで、シェフに「やる気のある人にどんどん任せるよ」と言ってもらえて、自分の理想の働き方に一番しっくりきた感じがしました。
──実際、その働き方が実現できているんですね。
そうですね。働き方もそうなんですけど、同時期に入社したのが6人で、みんな年が近いというのもラッキーでした。京都から引っ越してきて、生活も仕事も慣れていない1年目はミスもあったし、ヘコむこともたくさんありました。そういう時に相談できるのが同期のみんなで。苦しい時期、何度も救ってもらいましたね。
──切磋琢磨できる環境なんですね。
はい。パティシエの仕事って、技術だけじゃなくてチームワークもすごく大事。働き始めて、それは本当に痛感しています。仕事の流れをより円滑にするために、周りと協力していかないといけない。コミュニケーションがとりやすい、とりづらい…というのは仕事にすごく影響すると思うんです。アオタニはコミュニケーションがとりやすいな、と感じています。
──ありがとうございます！最後に、今就活中の方にアドバイスやメッセージをお願いします。
私は「技術を身に付ける！」って自分自身で決めて、苦しい時期も失敗してもそのことを思い出して乗り越えてきました。就職する時には、「このお店でどうしたい」って目標やテーマを決めるといいのかな、と思います！テーマはなんでも良くて、自分を支えてくれる、自分なりの決意ができるお店に巡りあってほしいです。皆さんの就職活動を応援しています！
シェ・アオタニも参加する「オンライン合同企業説明会」開催！
7月26日（日）〜28日（火）の3日間、兵庫県洋菓子協会が主催する「オンライン合同企業説明会」が開催されます。
今回ご紹介した『シェ・アオタニ』も参加しますので、直接話を聞いてみてくださいね。
↓イベント詳細・参加申込はこちらから↓
※上記イベントは終了致しました。
