【若手スタッフの働き方Vol.17】販売スタッフとパティシエ、若手ふたりが語るレーブドゥシェフの魅力とは?

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※この記事は2020年7月中旬に行った取材を元に制作しております。

就活を本格的に始める学生の皆さんを応援するシリーズ企画第17回目。今回は神戸を代表する有名パティスリー『レーブドゥシェフ』の本店、名谷へ伺いました。8店舗を展開する株式会社レーブドゥシェフの製造拠点となっているのがココ、名谷本店。2年目に入ったパティシエの長岡さん、そして今年の春から副店長に就任し、お店の顔として活躍する販売スタッフの村上さんにお話を伺いました。

これから就活をする学生さん、先輩たちの言葉をヒントに自分が目指す道を考えてみてください。

今回話を聞いた先輩(1人目)

村上 瑶海さん/販売スタッフ(入社3年目)
神戸山手短期大学 卒業。
2018年に株式会社レーブドゥシェフに入社。

今回話を聞いた先輩(2人目)

長岡 哲太さん/パティシエ(20歳・2年目)
神戸国際調理製菓専門学校(1年制)卒業。
2019年に株式会社レーブドゥシェフに入社。

毎日、笑顔に出会える販売の仕事。
好きなケーキに囲まれて働いています!
販売スタッフ:村上 瑶海さん

──新卒入社して3年目、販売のお仕事を振り返っていただけますか?

1年目はとにかく覚えることだらけ!メモしたことを復習して、また新しいことを覚えて…の繰り返しだったと思います(笑)。ケーキが好きで洋菓子販売の仕事に就きましたが、華やかそうに見えてかなり大変の仕事だな、と感じていました。2年目、3年目になって少しずつ、余裕が出てきましたね。

──販売のお仕事は何から覚えていくんでしょうか?

まずは言葉遣い、立ち居振る舞い、身だしなみなど基本的な接客のマナーですね。それから、レーブドゥシェフの商品について学んでいきます。定番生菓子の値段、使われている材料、あと季節が変わるたびに商品も変わりますので、常に新しい商品知識を学びます。焼き菓子のギフトセットは、中に入っている種類や個数、消費期限。ほかにも、発送作業、ラッピング、予約管理などなど…。

──盛りだくさんですね!

そうですね。本店は喫茶もありますので、販売スペースを見ながら喫茶の対応もします。後輩が入ってきたら「仕事を教える」のも仕事です。

──販売の仕事でのやりがいってなんでしょうか?

月並みかもしれませんが、お客様の笑顔や喜んでいただいている姿を毎日見られることです。ケーキは人を幸せにするものだと思います。私もケーキが好きで、この仕事に就きました。好きなものに囲まれて働けるのは幸せですね。あと、「自分は接客に向いてないだろうな」と思っていたんですけど、毎日色んなお客様に接して、色んな対応をすることですごく対応力もつきましたし、人と接することが好きなんだ、と思えるようになりました。自分の成長は素直に嬉しいです。

──販売スタッフという立場から見て、レーブドゥシェフの魅力とは何でしょうか?

生クリームがさっぱりしていて美味しい、ということですね。実は最近、生クリームが嫌いというお子様が増えています。買われる前は悩んでいたお客様も、「ここのケーキはすごく美味しそうに食べてくれたよ」と話してくださると、誇らしい気持ちになります。あと私はチョコレートを使ったお菓子もおすすめです。自家製のアイスも人気がありますし、どのお菓子をとっても自信をもって提供できるんです。

──ありがとうございます!販売のお仕事を探している方に、アドバイスやメッセージはありますか?

会社訪問はもちろんですが、販売をするなら「お客さん」として行ってみてほしいです。私たちはいつもお客様の立場に立って売り場を作ったり接客をします。自分が行ってみて、「また来たいな」「気持ちよかった」と思えるお店は、接客のやりがいを感じられる環境だと思います。それから、売り場だけじゃなく厨房スペースが見えるなら、ぜひ職人さんの表情を見てほしいです!職人さんとの関係性も、働きやすい・働きづらいに関わる部分です。そして、自分が美味しい!と思えるケーキは自然とおすすめしたくなります。

人数が多いからこそできることがある。
”有名店”になった理由を知りたかった。
パティシエ:長岡 哲太さん

──長岡さんが今担当している業務を教えてください。

弊社の厨房は1階の喫茶対応・仕上げ、2階の生場、3階の焼場に分かれていて、僕は3階で窯を担当させてもらっています。2〜3人体制で、土台のジェノワーズ、シート生地、焼き菓子類をどんどん焼いていきます。最初は計量や型の準備など補助をしながら、先輩の仕込みや流し込み作業を勉強させてもらい、少しずつ先輩に見てもらいながら仕事を広げていく…という感じです。

──一つのポジションで数名体制なんですね。

はい。1人体制なのは2階のパイルームくらい。基本的に、常に先輩と後輩が混ざって指導しやすい体制を作っていただいています。色んな先輩がいるから教えてもらえることも幅広いですし、コンテスト常連の方もいるから頼もしいです。それから、人数が多いからこそ商品の数、店舗の数が多くてもストックに頼らず「毎朝焼きたてのスポンジ」でケーキ作りができています。

──少数精鋭の個人店、とはちがったメリットがあるんですね。

そう思います。「手作りで美味しいお菓子を、たくさんのお客様に届ける」という会社としての考えを実現するなら、職人が多くいて、それぞれの役割でガンガン製造できる体制になるのかなと。個人店は、早い段階で色々な仕事に携わらせてもらえるのがメリットですよね。その分技術力も上がるだろうし、製造以外のスキルが身につくので、僕もいずれは個人店も経験したいと思っています。

──長岡さんの今後の目標を聞かせてもらえますか?

僕、実家がケーキ屋をやっていて、親の姿を見て育ったんです。いずれ親の店を継ぐか、自分の店を持つか…検討中です。

──そうだったんですね!いずれ経営者になるなら個人店を選びそうですが…レーブドゥシェフに入社を決めたのはなぜですか?

「有名店で働きたい」と思ったからです。ただハクをつけたい、とかではなく…(笑)有名になる、人気になる、長続きするお店にはそれだけの理由があると思うんです。レーブドゥシェフは兵庫でも有名なお店ですし、今は8店舗もあります。その強みを知りたい、学びたいと思いました。入って分かったのが、社長のお菓子作りへの情熱。厨房に立つことはめったにありませんが、毎日のように様子を見に来てくれて、「頑張ってるね」「ありがとうね」と一人ひとりに声をかけてくださいます。その気持ちがスタッフにきちんと伝わっていて、非常に士気が高い職場だと。それから先輩たちの姿を見て、信頼されるには技術だけじゃなくて人間性や周りを見る力も必要なんだと知りました。入って良かったと思っています。

──ありがとうございました!最後に、現在就活中の方にメッセージをお願いします!

会社訪問は必ずしてください!職場の雰囲気は見てほしいんですけど、その時はあくまで学生さんは「お客さん」です。雰囲気以外でどこを見るのか?は考えて、色んなお店を比較したらいいと思います。僕の場合は「作業場が汚くないか」でした(笑)。それから、就活生というより、これから専門学校に入ろうとする人にも伝えたいのですが、「1年制は本当にめっちゃ早く就活が始まる!」ってことです。入学前から働きたいと思えるお店を見つけてください!

株式会社レーブドゥシェフも参加する「オンライン合同企業説明会」開催!

7月26日(日)〜28日(火)の3日間、兵庫県洋菓子協会が主催する「オンライン合同企業説明会」が開催されます。

今回ご紹介した『株式会社レーブドゥシェフ』も参加しますので、直接話を聞いてみてくださいね。

↓イベント詳細・参加申込はこちらから↓

※上記イベントは終了致しました。

株式会社レーブドゥシェフの求人情報(2021新卒)はこちら

パティシエ→→→https://www.patissient.com/job/747191
販売スタッフ→→→https://www.patissient.com/job/435617/

written by

あかざしょうこ

1984年生まれ。PATISSIENTの編集ライター。「人生の教科書は人」をモットーに、聞いたり書いたりしています。

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