【初めてのオンライン面接】実施する前に知っておきたいサービスまとめと3つのコツ

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新型コロナウイルスは、雇用情勢にも影響を与えています。感染を予防するために採用活動を延期したり、採用活動自体をストップする企業やお店が増え、パティシエ・パン職人の就職先は失われつつあります。

「このままでは若い人材が業界から離脱してしまう!」…そんな危機感を覚えた私たちパティシエントは、1人でも多くのパティシエ・パン職人の雇用をサポートしていくため「#パティシエの未来を守ろうプロジェクト」「#パン職人の未来を守ろうプロジェクト」を発足しました。地域に関わらず、全国のお店と求職者に雇用の機会を提供し、業界の未来を守るサポートをしていきたいと考えています。

今回のプロジェクトで鍵になるのが「遠隔での選考」です。オンラインでの面接は初めての方も多いと思いますが、今後ぜひ取り入れていただきたい「オンライン面接」について、具体的な方法やうまくいくコツを解説します。

オンライン面接を実施するメリットとは?

オンライン面接とは、インターネットを介した通話サービスを使って行う面接のことです。スマートフォンが普及している近年、選考方法のひとつとして取り入れている企業も増えてきています。

オンライン面接を取り入れるメリットは「遠方に住んでいる求職者も応募しやすい」「応募者の交通費負担や時間軽減になる」など。採用側よりも求職者へのメリットの方が大きいように感じますが、求職者のメリットが大きければ大きいほど応募が集まり、より良い人材を選考できるようになります。また地方のお店でも全国から応募してもらえますし、海外に留学している人に対しても面接ができます。応募するにあたって高い壁になっていた「場所」の問題が一気に解決されるのです。

オンライン面接にオススメの無料通話サービス

コロナの影響を受け、パティシエントでも求職者との面談はオンラインで行うことが増えました。オンライン面接はPCがなくても、スマートフォンがあれば十分可能です。パティシエントで実際に使っている無料の通話サービスを比較しましたので、参考にしてくださいね。

LINE Skype FaceTime Messenger
インストール 必要 必要 不要 必要
アカウント登録 必要 必要 不要 必要
(※1)
日本での
利用率
録音・録画 × × ×

(※1)Facebookアカウントとの連携。

またオンライン面接に使える通話サービスは他にもたくさんあります。パソコンを普段から使っている方にオススメのサービスは以下。

Zoom ハングアウト
インストール 企業側のみ必要
(※2)
不要
(※2)
アカウント登録 企業側のみ必要
(※3)
必要
(※4)
日本での
利用

(PC同士推奨)
録音・録画 ×

(※2)求職者がスマホで応じる場合は、求職者側にアプリのインストールが必要です。
(※3)Facebookもしくはgoogleアカウントと連携可能。
(※4)googleアカウントとの連携。

中でもパティシエントのオススメは、求職者が圧倒的に使い慣れている「LINE」です。すでに多くの人がスマホにインストールしている身近なサービスだと言えるでしょう。FaceTimeはアプリのインストールも必要なく最も手間なくできますが、お互いiPhoneユーザーであることが前提条件になります。

どのサービスも音声通話、テレビ通話は可能で、基本的には無料で使えるものばかりです。選ぶポイントは、採用側にとっても求職者にとっても、使いやすくストレスのないこと。人それぞれで使い勝手が異なるため、パティシエントではできる限りの方法を提示して、求職者に選んでいただいています。

オンライン面接の事前準備

オンライン面接で特にポイントとなるのが、サービスを使いこなすための事前準備です。通信環境が悪かったり使い方に慣れていないと、うまくコミュニケーションがとれない可能性がありますので、しっかりと準備しておきましょう。

LINEの場合

1. 応募者の電話番号を連絡先を登録する
2. LINEのホームを開く、友達追加のボタンから「招待」を選択
3. 「SMS」で送信先を選択し、URLとQRコードを送信

Skypeの場合

1. Skypeのアカウントを作成する
2. 「新しいチャット」画面から「招待」を選択
3. 「その他」でメッセージを選択し、応募者の電話番号宛てに招待URLを送信

Zoomの場合

1. zoomのアカウントを作成する
(Facebookもしくはgoogleアカウントで連携させると簡単に作成できます)
2. 「ミーティング」画面から「招待の送信」を選択
3. 応募者の電話番号宛てにURLを送信する
(面接予定の5分前を目安に「ミーティングルーム」の「開始」をして待機)

まずは家族やスタッフに協力してもらって、一連の手順をテストしてみてくださいね。また通信環境についても、一度通話をしてみて画面の映り具合や音の聞こえ方を試しておくと安心です。

通話の準備が整ったら、オンライン面接の日時までにメールで履歴書を送ってもらいましょう。(履歴書は必要ないのであればこの作業は不要です)

オンライン面接をうまく進めるコツ

「通話開始」は面接官から

通常であれば、応募者が約束の日時にお店に訪れて面接がスタートするのが一般的です。しかしオンライン面接の場合、応募者からはお店の混雑具合や声をかけて良いタイミングがまったく分かりません。絶対的なルールではありませんが、面接官の方から良いタイミングで「通話開始」をしてあげる方が応募者は安心です。また事前に「こちらからかけますね」と伝えておきましょう。

できる限り雑音が少ない環境で

オンライン面接の場合、対面面接よりも声でのコミュニケーションが重要になります。周囲の雑音が入らないような配慮が必要です。しっかりと会話をしたい、コミュニケーションをとりたい時はできる限り静かな場所で通話するのが良いでしょう。イヤホンを活用するのも有効です。厨房やカフェスペースの雰囲気を見てもらいたい場合は、会話の後にスマホやPCを持って移動してあげることもできます。

リアクション、相槌はいつもより大きめに

対面よりも情報量が少なくなってしまうオンライン面接。短い時間でどれだけ応募者の人柄や仕事観について知れるかは「会話の量」にかかっています。応募者にたくさん話してもらうためにも、普段よりリアクションは大きめにとるのがポイントです。「聞いてくれている」「話を理解してもらえている」という空気感を意識的に作るとオンライン面接でも密なコミュニケーションがとれますよ。ただ、声に出して「うんうん」と相槌を多くうつと通信環境によっては相手の声が聞こえなくなる場合がありますので、なるべく表情や動きで示すのが良いでしょう。

まとめ

オンライン面接のノウハウ、いかがでしたか?
初めての試み、という方も多いと思いますが、地元だけでなく全国の求職者と出会えるチャンスです。ただ、やはり対面での面接よりも応募者の人柄や表情の変化は掴みづらいと思います。オンライン面接はあくまで「一次面接」として、応募者との接点を気軽に作るものと考え、最終的は実際に会って判断するという風に使い分けると良いでしょう。

コロナが終息した後も、必ず活用できる採用手法ですので、この機にチャレンジしてみてくださいね。

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