【画像まとめ】独創的なフランスのシェフパティシエが贈る、真っ赤なバレンタインケーキ厳選5品

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チョコレートの祭典『サロン・デュ・ショコラ』に始まり、今年のバレンタインも、国内外のチョコレートブランドが全国各地の催事会場に集まって賑わいを見せました。 バレンタインには小さな一粒に美味しさとこだわりがたっぷりと込められたボンボンショコラに多くの注目が集まりますが、パティシエとしてはバレンタイン限定のケーキもチェックしておきたいですよね。

そこで、パティシエント編集部はフランスのシェフによって作られたバレンタインケーキを調査しました!
チョコレートケーキというと思わずシックな色合いのケーキを連想しますが、今回はショーケースの中でもとびきり目を惹くような鮮やかな赤色のケーキをピックアップしてお届けします。

Cyril Lignac(シリル・リニャック)

出典:https://www.instagram.com/

パリで星付きレストランとパティスリーに続いてショコラトリーをオープンし、フランスのテレビや雑誌でも話題のシェフ、Cyril Lignac(シリル・リニャック)。
La Patisserie by Cyril Lignac(ル・パティスリー・バイ・シリル・リニャック)でバレンタイン限定発売となった『VALENTIN』の土台は、ライムの皮が混ぜ込まれたビスキュイとフィナンシェ。
中身はクリスピープラリネとフランボワーズのコンポート、そしてアーモンドミルクを合わせた口当たりの軽いガナッシュで構成されています。
ピストレと艶のあるコーティングの質感の差が印象的な一品です。

Nicolas Bacheyre(ニコラ・バシェール)

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パリ6区、サンジェルマン・デ・プレでUn dimanche à Paris(アン・ディマンシュ・ア・パリ)のオーナーシェフNicolas Bacheyre(ニコラス・バシェール)がバレンタインに贈るスイーツは、一度見たら忘れられないようなインパクトがある『Mon p’tit chou(モン・プティ・シュー)』。

下部分はピンクグレープフルーツのコンフィチュールを詰めた赤色のシューに、バニラクリームを詰めた一回り小さなシュー生地にシューが詰められた、マトリョーシュカのような構造でできています。
上部分はサブレ生地とコンフィチュールでできた土台に、バニラクリームを一つひとつ花びらのように手絞りしたもの。バニラとピンクグレープフルーツの絶妙なブレンドが味わえる、エレガントで贅沢なシュークリームです。

Pablo Gicquel(パブロ・ジクエル)

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Hôtel de Crillon, A Rosewood Hotel(ホテル・ドゥ・クリヨン ア・ローズウッド・ホテル)でシェフパティシエをつとめる29歳のシェフ、Pablo Gicquel(パブロ・ジクエル)が生み出したバレンタインケーキは、シンプルながらにかわいらしさが散りばめられた一品。
糖衣がけアーモンドと花びらで飾られた光沢のあるハートの中身は、アーモンド・洋梨・ライチ・フランボワーズ・ライムを使ったムースです。

Nicolas Paciello(ニコラ・パシエロ)

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自身監修のレシピ本を出版し、インスタグラムでも人気が高まっているHotel Prince de Galles(プリンス・ド・ガル)のシェフパティシエ、Nicolas Paciello(ニコラ・パシエロ)。

ビスキュイの土台とバニラムースでできた甘いベースにフレーバーとして加えられているのはなんとハイビスカスとジンジャー!
ハイビスカスの酸味とジンジャーの辛味、バニラの甘みの相性が絶妙で、口に入れるとスパイスの香りがいっぱいに広がる個性的な味わいです。

Philippe Conticini(フィリップ・コンティチーニ)

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Gâteaux d’Émotions Paris(ガトー・デモーション・パリ)からPhilippe Conticini(フィリップ・コンティチーニ)が贈る『Mon coeur enflammé(モン・クール・アンフラメ)』は、甘いバニラムースと甘酸っぱいフランボワーズを組み合わせ、ゆずキャラメルを閉じ込めた甘さたっぷりのケーキ。
大胆な風貌と甘さで「情熱的な心」を表現しているこのケーキは、お店で出しているケーキの中でもシェフ自身がおすすめしている一品です。

フィリップ・コンティチーニは2017年に日本に上陸し、銀座エリア最大の商業施設ギンザ シックス(GINZA SIX)でブティック&カフェをオープンしています。フランスで名を轟かせている名店のケーキやデザートを味わうことができるので、機会があればぜひ足を運んでみてくださいね。

まとめ

フランスのケーキは、日本で日々目に触れるものとはまた違った、本場ならではの華やかさや個性があり、写真からだけでも魅力が伝わってきますよね。
今回はバレンタインケーキを紹介しましたが、なかにはチョコレートをほとんど使わないケーキもありました。 バレンタインのケーキ=チョコレートを絶対的メインにするのではなく、コンセプトやメッセージ性を第一に考えてお菓子作りをすることも、フランスのパティシエの感性からなるものなのかもしれません。

国内外に関わらず、SNSで発信するシェフパティシエはどんどん増えています。
インスタグラムでは、1日に数百枚のお菓子の写真が投稿されています。みなさんもぜひ、気になるパティシエやお店の季節商品をチェックしてみてくださいね。

written by

森野みどり

PATISSIENTのライター。パティシエ経験者。

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