大好評につき第2弾!2017年クリスマスケーキのキーワードは?

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洋菓子業界が最も忙しく活気に満ちるクリスマスシーズン。街並みもお店も、すっかりクリスマス一色というところも多いのではないでしょうか?
今年も世界中の洋菓子店が、おのおの趣向を凝らしたクリスマスケーキを準備しているようです。 洋菓子店が一年の中で最も力を注ぐといっても過言ではないクリスマスケーキは、各社の歴史や商品へのこだわりが詰まった、見るだけでとっても勉強になるパティシエの参考書です。

そこで今回は、2017年のクリスマスケーキの動向と、その中にあるストーリーを探ってみました。

ザ・プリンス パークタワー東京/東京プリンスホテル

SNS での「シェア」の傾向を取り入れているザ・プリンス パークタワー東京と東京プリンスホテル。「贈り物」をテーマとして、いわゆる「インスタ映え」を狙ったインパクトが際立つ、フォトジェニックなケーキです。 引用:http://www.princehotels.co.jp/

チョコで作られたバッグのふたを開けると中にベリーとチョコレートがつまっている「POUR MA CHERE」。すべてお菓子で作られているという驚きと、ふたを開けた時の驚きという2つのサプライズが仕掛けられています。
(縦32cm×横20cm×高さ20cm/¥28,000 ※限定20個)


引用:http://www.princehotels.co.jp/

「SANTA CLAUS (サンタ クロース)」は、サンタのお腹をあければ7 種のタルトが入っているユニークなケーキ。こちらはすべて異なるタルトの中から、それぞれ好きなものを選んで食べるという「シェア」がテーマ。流行を反映した現代的なケーキです。
(直径18cm×高さ28cm/¥16,000 ※限定10個)


ヒルトン東京 FILOU

ヒルトン東京のパティセリーFILOUのクリスマスケーキのテーマは、「クリスマス・ウィンドー」。クリスマスシーズンの町のショーウィンドウにならぶ宝石やプレゼントボックスをイメージした、色使い鮮やかなケーキが特徴のようです。 ジュエリーのようなケーキは「ラブ・ストーリー」。 引用:http://www.hiltontokyo.jp/

有名ジュエリーブランドのカラーのように、女性の憧れを視覚で強調したデザイン。
(直径17cm/¥4,800 ※限定50個)

鮮やかなオレンジが目を引くこちらはアルチザン・ログケーキ。POPで温かみのあるオレンジ色にボタンを模したトッピングが、ニット地のセーターや靴下を連想させますよね。 引用:http://www.hiltontokyo.jp/
(長さ17cm/¥4,400 ※限定50個)


ホテルオークラ東京

ホテルオークラの今年のケーキも、やはり見た目のインパクト重視。「ドゥムール・デュ・ペール・ノエル」は、ケーキの王道・ショートケーキの土台の上にサンタのお家をのせたユニークさがかわいい。
引用:http://www.hotelokura.co.jp/

お菓子の家を食べてみたいという、誰も一度は考えたことのある幼い頃の夢が実現できるような遊び心も楽しいですよね。
(直径24cm×高さ28cm/¥19,440 ※限定60個)


リーガロイヤルホテル京都

リーガロイヤルホテル京都のクリスマスケーキは、京都らしいお重箱に入った「おもたせChristmas」。 一の重にはシンプルないちごのショートケーキ、二の重には抹茶や柚子など京都らしい素材を使ったケーキやマカロンのアソートがぎっしり詰められています。 引用:https://www.rihga.co.jp/kyoto/

京都以外では手に入らない限定感と、SNSに投稿した時に目をひくちょっと変わったアイデアが人気を集めそうです。
(一段20.2cmの正方形×5cm/¥8,640 ※限定30台)

HENRI LE ROUX(アンリ・ルルー)

ショコラティエのアンリ・ルルーは、12月1日からクリスマスまでカウントダウンを楽しめるカレンダーボックス「カランドリエ・ドゥ・ラヴァン」でクリスマス商戦に挑むよう。 引用:http://www.yokumoku.jp/henri-leroux/

日付の書かれたBOXの中にキャラメルが入っていて、毎日ひとつずつ食べていくという遊びごごろいっぱいのスイーツ。
(11種23個入り/¥7,020)

2017クリスマスケーキまとめ

2017年のクリスマスケーキのキーワードは、「インパクト」「サプライズ」「鮮やかさ」「フォトジェニック」といったところでしょうか。例年以上に「インスタ映え」や「シェア」による拡散や影響力を意識しているようにも見え、流行や世の中の動向がとても顕著に表れているシーズンとなりました。

業態別に見てみても、多くのホテルは、ほとんどがケーキを食べる前からも楽しめ、いざ食べる時にも楽しみが待っているといった仕掛けのあるケーキが揃っていますよね。一方、シンプルなケーキが得意なパティスリーや、そもそもケーキを販売しないショコラティエですらも、カラフルな色遣いやデザインにこだわったクリスマス商品を出しています。

今回ご紹介した以外にも、今年はフォトジェニックなケーキがとても豊富。ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

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