
「日本の菓子はグローバルに美しい」
海外のパティシエのコンテストで日本チームが高評価を得るなど、近年の日本の洋菓子業界のレベルの高さは世界的にも有名です。ヨーロッパ発祥の洋菓子を日本人の感性で表現するとどうなるのか?
今回は現在フリーランスで活躍するパティシエ 田中さんによるオリジナルのプティガトーの数々と、創作のヒントになったポイントを併せて紹介します。ここでしか見られないプティガトーの数々、要チェックです☆

パティシエ:田中 隆亮(タナカ タカアキ)
1976年生まれ 神戸市出身
神戸市内のパティスリーでの勤務を経て渡仏。パリの老舗パティスリーにて研修。帰国後、神戸市の迎賓館や完全予約制レストランにて製菓長として勤務。パティスリー新規開業の商品開発や老舗ブランドの監修等を経て現在に至る。
オリジナルプティガトー
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スリジエ アン フルール

日本の春のシンボルを、和の穏やかさと侘(わび)の静けさでモンタージュし、クラシカルなオペラをモチーフにその香りを輪郭化した一品。
タルト シブースト

オーセンティックな構成に、上質なヴァニーユの香りをシンプルに伝える作風。添えられたヴァニーユは薬味としている。
アシンメトリ

繊細な味わいのミルクチョコレートを、様々なテクスチャーでモンタージュしたタルトレット。
プラージュ

シチリアのピスタチオ、生命力の強い赤い果実、南方のヨーロッパの海岸に浮かぶバルケットをショコラブランの透けるような白で表現した一品。
アマレナ

タルトとアマレナチェリーというシンプルな関係性を、ロンド(丸)とキャレ(四角)が因果するイメージで構築。
トゥール キャレ

ミルクチョコレートの薄い板の層とマンダリンオレンジの香りを楽しむ一品。五重の塔を連想出来る様、オリエンタルな創作。
イディア

ミュールとピスタチオをショコラのマカロンでモンタージュした創作。
フェスタ

食材の生命力やそれを食す喜びを表現したアントルメ。
モンマルトル

ミルクチョコレートとパッションフルーツのタルトレット。夜のモンマルトルの記憶。
フラゴラ

シチリア産ピスタチオと国産苺のショートケーキ。