【若手パティシエの働き方Vol.23】お菓子作りに一生懸命になれる場所、カラン。家族みたいに安心できる先輩のもとで夢実現を目指します。

  • インタビュー
  • 新人パティシエ
  • 就職活動

※この記事は2020年7月中旬に行った取材を元に制作しております。

就活を本格的に始める学生の皆さんを応援するシリーズ企画第23回目。京都市北区・西賀茂に位置する一軒家のような洋菓子店『パティスリーカラン』をご紹介します。パティスリーカランの社名は、有限会社菓欒(カラン)。「自分たちが作るお菓子で一家の団欒を創りたい」…そんな願いが込められています。そんなお店に、今年入社したばかりの松林さん。社名通り、先輩のことを「家族みたいな存在」と話す新人パティシエに、今の仕事について聞きました。

これから就活をする専門学生さん、そしてパティシエを目指す方、先輩たちの言葉をヒントに自分が目指す道を考えてみてください。

今回話を聞いた先輩パティシエ

松林 玲苑さん(20歳・入社4ヶ月目)
穴吹調理製菓専門学校(2年制)卒業。
2020年にパティスリーカラン(京都府)入社。

入社3ヶ月目、主力商品に携わる。
「チーフのポジション」が目標です!

──松林さんは今年入社したばかりとのことですが、今カランでどんなお仕事をしていますか?

僕は「西賀茂チーズ」のチームにいて、生地づくりをさせてもらっています。他、厨房には焼きと生のチームがあるので、西賀茂チーズの生地づくりが終わったら別チームの補佐に入りながら、色々と教わっている感じです。

パティスリーカランの主力商品「西賀茂チーズ」

──早速主力商品に携わっているんですね。カランでの1日の過ごし方を教えてください。

まず朝は当日売りのケーキの仕上げからです。先輩たちがサンド・ナッペ・カットをして、僕は飾りやフィルム巻きをしていきます。開店準備ができたら、各チームに分かれて仕込みに入っていきます。チーフ(北村オーナーのこと)はいつも厨房の中心にいて、シフォンケーキやシューの焼き、デコレーションケーキの仕上げも同時にこなしていて、間近で見ていて本当にすごい。一つひとつの技術はもちろんですけど、誰よりも動いているのにいつも全体を見て「大丈夫?」と気を配ってくれて…チーフに追いつけるように、っていうのが今の目標。いつかチーフのポジションを奪ってやる!って意気込みで取り組んでます(笑)。

──今3ヶ月目ですが、現時点で感じるパティシエとしての「楽しさ」ってありますか?

すべてが楽しいんですけど…特に、仕上げをしてチーフや先輩にチェックしてもらう時、一発OKをもらえるとめちゃくちゃ嬉しいです!自分の仕事というか、自分自身が認められているような感覚で。自信になります。

──学校と現場の違いって感じていますか?

そうですね…。学校は自分がお金を払ってるんで、ある程度は自由に、好きなようにさせてくれていたな、と思います。でも仕事は、お金をもらって学ばせてもらいます。学校でも真剣に取り組んでいたつもりでしたが、今思えば全然真剣ではなかったな、と(笑)。手先の技術だけじゃなく、周りの動きを見ないと仕事ができない、ということを知りました。見るべきところが変わったと思います。

カランは、家族のような存在。
熱意ある先輩たちと真剣にお菓子を作る。

──就活についてお聞きします。松林さんがカランに興味をもったのはなぜですか?

もともと香川の学校に通っていたんですが、県外には出ようと考えていました。で、兵庫の合同企業説明会に参加して、カランを知りました。その時に話をしてくれた先輩たちが本当に熱心で。お菓子づくりに一生懸命向き合っている感じがして、すごく共感したんです。その印象は、入社した今も変わってません。楽しく、笑顔に、でも真剣な先輩たちと働けるのは刺激になっています。

──カランで特に自慢したい点はありますか?

どのお菓子も美味しいですけど、特にいちごのモンブランが絶品です!国産いちごの時期だけになるので今は終了していますが、ピスタチオのムースといちごが入っていて本当に美味しいです。あとはすごくアットホームで、チーフも奥さんも先輩たちも、香川から出てきた僕にとっては家族のような存在になっています。チーフはゴルフにも連れていってくれて(笑)、楽しく過ごせているのはみなさんのおかげです。

──将来、どんなパティシエになろうと考えていますか?

小さい頃はクッキー屋さんになるのが夢でした。いつか、自分の店を持ちたいと思っています。そのためにもまずは技術をつけて、チーフのように周りに気を配る余裕を身に付けたいです!

──ありがとうございます!最後に、今就活中の方にアドバイスやメッセージをお願いします。

外から見るだけじゃ分からないことってたくさんあると思います。僕としては必ず研修させてもらって、厨房での動き方や仕事をしっかり見てほしいです。就活を進めるのは大変かもしれませんが、コロナに負けず頑張ってください!

パティスリーカランも参加する「オンライン合同企業説明会」開催!

7月26日(日)〜28日(火)の3日間、兵庫県洋菓子協会が主催する「オンライン合同企業説明会」が開催されます。

今回ご紹介した『パティスリーカラン』も参加しますので、直接話を聞いてみてくださいね。

↓イベント詳細・参加申込はこちらから↓

※上記イベントは終了致しました。

パティスリーカランの求人情報(2021新卒)はこちら

パティシエ→→→https://www.patissient.com/job/193446

written by

あかざしょうこ

1984年生まれ。PATISSIENTの編集ライター。「人生の教科書は人」をモットーに、聞いたり書いたりしています。

ご意見・ご感想はこちら

パティシエントとは

パティシエントは、洋菓子・パン業界で働くすべての人の働くと学ぶを応援するサイトです。
夢や働きがいがあっても、離職率が高い洋菓子・パン業界。離職の理由に多く挙げられるのが、人間関係や労働条件のミスマッチです。
パティシエントは「どこで」「だれと」「どんな風に」働くのかがイメージできるリアルな求人情報や、仕事に役立つ業界内の様々な情報をお届けすることで、パティシエ・パン職人・販売スタッフをサポートします!
また、業界専門の転職エージェントがあなたにピッタリのお仕事を紹介する「転職支援サービス」を通して、より良い職場との出会いもサポートしています。