SNSやブログの更新などで、自店のケーキやパンを撮影する方も多くなってきたのではないでしょうか?いざ撮影しようと思っても「いまいち上手く撮れない」と、そんなお悩みをお持ちの方も多いと思います。今回は、スマホで簡単に見映えが良くなる写真を撮るコツをお教えします!
【基本編:1】カメラのレンズを拭く
「それでは、早速撮影…」とその前に!カメラのレンズは綺麗ですか?
スマホのカメラは、デジカメや一眼レフと違って、レンズに手が触れてしまいがち。レンズに指紋が付いていれば、せっかくの写真も曇ってしまいます。そこで撮影前に、乾いた布でサッとレンズを拭きましょう。メガネ拭きがあればベターですが、手元になければ、ハンカチやティッシュで優しく拭き取るだけで、少しですが、画質が変わります。
【基本編:2】グリッド線を使う
グリッド線とは、撮影時に表示させることができるタテヨコの罫線(けいせん)のこと。スマホの設定アプリから簡単に表示・非表示ができます。
グリッド線があると、被写体を真ん中におく写真や、水平におく写真の撮影がしやすくなります。たとえカメラ初心者さんでも「グリッド線×構図」を意識するだけで、これまでとは違った写真を撮ることができるようになりますよ。
【基本編:3】ななめ45度の構図で撮影する
まず、もっとも使われている構図として「ななめ45度の構図」があります。まるで目の前のケーキを今から食べるような、角度から撮影された写真の構図で、普段多くの人が見慣れた光景だからこそ、状況をイメージしやすいのかもしれません。
カフェやベーカリーの商品写真もこの構図で撮影されているものが多いので、まずはこの「ななめ45度の構図」をマスターしてみましょう!
次からはちょっぴり応用編。
無料のおすすめカメラアプリもご紹介していきます!
【応用編:1】3対7の構図で撮影する
つぎに紹介する「3対7の構図」は、簡単に使える小技のひとつ。ヒトがもっとも美しいと感じる対比を黄金比(おうごんひ)と言い、身近なものだと、タバコの箱のタテヨコ比が黄金比です。他にも名刺や郵便はがきなど、黄金比のものは日常に溢れています。これが写真の構図で例えると、おおよそ3:7の比率であり、下記のような構図となります。
【応用編:2】ポートレート機能を使う
最近ではスマホでも、ボタンひとつでポートレート撮影ができるものが、増えてきましたよね。ポートレートとは背景をぼかし、手前にある被写体をくっきりさせる撮影テクニックのひとつです。高機能なスマホであれば、被写体に近づくだけで勝手に背景がボケることもありますが、スマホに機能がない場合は無料のカメラアプリを使ってみましょう!
たとえば『Focus(フォーカス)』というカメラアプリは、カメラを被写体に向けるだけで、勝手に背景をぼかしてくれます。その他、『SNOW』というカメラアプリの「一眼」モードもおすすめです。
【応用編:3】彩度を調整する
「彩度」という言葉をご存知でしょうか?
彩度とは、言葉のとおり『彩(いろどり)の度合い』のことです。色とりどりのケーキは彩度との相性がよく、食べ物を美味しく見せる効果があります。彩度のかけ過ぎは不自然になりますが、うまく使いこなせれば食べ物がグッと美味しそうに見えますよ。
彩度を調整するのにオススメのカメラアプリは『Photoshop Express写真加工&画像編集』や『LINEカメラ』。手動で細かく彩度を調整できます。
「もっと簡単に」ということであれば、食べ物を撮影する専用に作られたカメラアプリ『Foodie(フーディー)』や『おいしくなるカメラ』がおすすめです。自動で彩度を調整してくれるので、まずはこちらから初めてみるのも良いかもしれません。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
今や買い手はSNSやネットでお菓子を探し、購入することが当たり前の時代になりました。写真一枚がお店の売り上げを左右することだって、十分にあり得ます。
最近は便利なカメラアプリもたくさん出てきましたので、彩り鮮やかなスイーツやパンとともに、気軽に写真撮影を楽しんでみてくださいね!