いよいよあの季節!世界が注目するチョコレートの祭典、サロン・デュ・ショコラ2018が始まります!

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クリスマス、年末年始も慌ただしく過ぎ、あっという間にバレンタイン。日本がチョコレート一色に染まる2月直前、1月22日(月)~28日(日)まで「サロン・デュ・ショコラ 2018」が東京・新宿NSビルにて開催されます。

世界を代表するショコラティエが一堂に会し、新作チョコレートを発表する世界最大級の祭典。巷では「サロショ」と呼ばれ、チョコレート愛好家が毎年待ちわびているビッグイベントです!

今回はそんなサロン・デュ・ショコラが何なのか、そして会場での楽しみ方をご紹介します。

まずはサロン・デュ・ショコラの歴史を知っておこう!

サロン・デュ・ショコラの始まりは1995年。
チョコレート市場がまだ拡大しきっていなかった当時、消費者に向けてチョコレートの魅力を伝えることを目的に、フランス・パリでスタートしました。
またカカオ生産者やチョコレート職人がもつ情熱にもスポットを当て、作り手の価値を高めることも、サロン・デュ・ショコラの理念。実力派の有名シェフからまだ広く知られていない未来のトップショコラティエまで多くのチョコレート職人を会場に招き、消費者と直接コミュニケーションが図れる場を設けています。毎年10万人近くの動員数を誇り、世界最大級のチョコレート祭典として注目されているイベントです。

この熱気を日本にも紹介したい。

そう声を挙げたのが、当時の伊勢丹。
パリではイベント会社が展示見本市として開催していますが、2003年に始まった日本のサロン・デュ・ショコラは、より気軽に訪れてほしいとのことで百貨店内の催物場で行われてきました。チョコレートの魅力を発信し続け、2015年からは催物場を飛び出し、NSビルや国際フォーラムなどで開催されるほどの大きなイベントに。特設サイトのアクセス数は、開催期間中だけで見ると三越伊勢丹の公式サイトを上回るそうです。
日本人のチョコレートへの関心が、年々高まっていることが伺えますね。

チェックしておきたい3つのポイント

2018年、日本のサロン・デュ・ショコラのテーマは「ようこそ!ショコラのラビリンスへ」。ラビリンスとは迷宮のこと、先が予想されないドキドキで冒険者の心を躍らせるものです。今年は過去最多となる107ブランドが一挙勢ぞろい。テーマ通り、いずれもショコラティエのチャレンジングな姿勢が見える意欲作ばかりが発表されています。また17ブランドが日本初登場で、こちらも見逃せません。

さあ、ここからはチェックしておきたい3つのポイントをご紹介していきます!

世界各地のカカオが一堂に集結。素材への理解を深めよう!

チョコレートづくりで最も大事に言われているのが、カカオの産地めぐりです。会場では世界で活躍するトップショコラティエが直接産地へ足を運び、手に取り、香りを嗅いで厳選したカカオを使ったチョコレートがズラリ。一般には流通していない珍しい素材を一度に見て回れるのはサロショだからこそ!職人がそれらの素材を使って、どんなチョコレートを生み出したのか…ぜひチェックしてみてくださいね。

△限定セレクションBOX「Terre et Chocolate 大地とショコラ」(10個入:10ブランドから各1個)\6,696
キューバ、ドミニカ共和国、西アフリカ、ベトナム、ペルー、パプアニューギニアなど世界のカカオが凝縮。味や香りの違いを比べられる。
引用:http://www.salon-du-chocolat.jp/

テイクアウトだけでなく、その場で食べられるブースもあり、1日で世界中のチョコレートを見て回れますよ。

トップショコラティエ(作り手)に質問してみよう!

会場内には107ブランドのブースがあり、時間帯によってはシェフがいることも。記念撮影はもちろん、中にはサインを求めるファンが殺到するのはサロショの恒例となっているそうです。シェフの隣には通訳の方がいるので、質問もOK!世界で活躍するショコラティエと直接話ができる機会はそうそうありません。どの人に、どんなことを聞こうか、事前に考えておくことをオススメします。

△2017年の様子。シェフたちはとてもフレンドリー!実演販売もあり、たくさんの刺激を受けるイベントとなっています。
引用:http://www.salon-du-chocolat.jp/

また同時開催のショコラセミナーでは、デモンストレーションやトークショーが繰り広げられます。トップショコラティエの、ショコラにかける想いとは?鮮やかなテクニックはもちろん、商品の開発秘話や仕事観などサロショでしか聞けない話が聞けるかも。

デザインの参考にもなる、限定カタログは必見!

入場時、会場でもらえる限定カタログにも注目したいところ。こちらはチケットを購入し、当日会場に訪れた人しか手に入れられない貴重なものです。参加しているショコラトリー&パティスリーとともに、ブース販売しているチョコレート・グッズなどを紹介。ブースを回るのにも役立ちますが、ショコラティエによるチョコレートへのこだわりがギュッと凝縮された一冊に仕上がっています。サロショに集うのは、今世界で注目されるチョコレート。つまりこの一冊があれば、世界のトレンドを掴めるということです。

△冒険書を思わせるデザイン。眺めているだけでもワクワクする、最新のチョコレート情報が満載!アイデア出しの参考にしてみては?
(画像提供:株式会社三越伊勢丹)

※カタログは特設サイトからも閲覧可能。
https://my.ebook5.net/isetan/sdc2018/

まとめ

サロン・デュ・ショコラは2018年から、会場の混雑を緩和するために「時間帯別の入場」を実施。「行きたいけど人が多すぎて…」と来場をあきらめていた人も、今年は入場時間が決まっているから安心ですね。また入れ替え制ではないので、一度入場すれば時間が許す限り会場を回ることができますよ。 ぜひこの機会に、新しいチョコレートに出会ってみてはいかがでしょうか。

サロン・デュ・ショコラ
期間:2018年1月22日(月)~28日(日)<一般会期>
時間:各日10:00~20:00
会場:新宿NSビル地階=イベントホール(東京都庁舎隣り)
住所:東京都新宿区西新宿2-4-1
※新宿NSビルのみ時間帯入場チケットを販売。
※各日・各時間帯、先着順で無くなり次第終了。
入場料:648円(税込)(サロン・デュ・ショコラ2018カタログ付)
詳細は下記URLより
http://www.salon-du-chocolat.jp/

主催:株式会社三越伊勢丹
後援:在日フランス大使館 貿易投資庁 – ビジネスフランス
協力:エールフランス航空

written by

あかざしょうこ

1984年生まれ。PATISSIENTの編集ライター。
2018年の抱負は「健康第一」!今年も強くたくましく生きていこうと思います。 でも最近、食べているときに口の中を噛みまくっています。

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