9月に突入し、肌寒い日も増えてくるこの時期。季節は徐々に秋へと移ろいます。同時に、栗や芋、かぼちゃなど、様々な農作物が旬の時期を迎え、各パティスリーでも早速「今年のモンブラン」販売をスタートしました。日本ではポピュラーな定番ケーキとして知られるモンブランですが、これまでのイメージを覆す進化系、和菓子や焼き菓子との新しい組み合わせなど、ちょっと変わり種を集めてみました。「発想をちょっと変えてみる」ことで、新しいアイデアが生まれるかもしれません。
一度見たら忘れられないモンブラン
進化系モンブラン
2014年、東京都・文京区にOPENした「トレカルム」で人気を博しているのがこのモンブラン。クルミとベリーのモンブランに細長いメレンゲを積み上げた進化系。他には真似できないオリジナリティあふれるモンブランです。

盛りそば風!?モンブラン
信州の地・小布施に根付く「小布施堂」では、新栗の季節のみ提供するお持ち帰り不可のモンブラン「朱雀」が人気。麺のように細く裏ごしした栗ペーストがまるで盛りそばのよう。ペーストは砂糖などを加えず、栗のみを使用。栗をそのまま食べているようなお菓子です。

カフェスイーツ仕様のモンブラン
パンケーキ×モンブラン
アパレル企業「BAYCREW’S」プロデュースのパンケーキカフェ「J.S.PANCAKE CAFE」では、パンケーキにたっぷりのマロンペーストをトッピングしたメニューが新登場。別添してあるラズベリーソースで味に変化もつけられます。

わたあめ×スムージー×ティラミス×モンブラン
“駅と街と人とつながる、いつもの駅のニュースタンダード”をコンセプトにしたブックカフェ「ビブリオテーク」は、モンブランとティラミスの新作ハイブリッドスイーツを販売開始。コットンキャンディーのトッピングもインパクト大!

フレンチトースト×モンブラン
雑貨ブランド、カフェを展開する「AfternoonTea」の季節限定メニュー。軽井沢の名店「ブランジェ浅野屋」こだわりのブリオッシュをフレンチトーストにし、渋皮栗、ピーカンナッツ、クルミなどをトッピングしています。

パウンドケーキ×モンブラン
アメリカ西海岸のテント小屋をイメージしたナチュラルカフェ「ユルト」には、栗と黒ゴマのモンブラン風パウンドケーキが新登場。黒ゴマの香ばしさをアクセントに、ごろっとした栗の食感も楽しめます。

和テイストのモンブラン
餅×モンブラン
北海道の食材を使った和菓子を製造する「餅菓子商 白谷」では、定番商品のひとつとして“モンブランもち”が人気。生クリームが入ったお餅を包んでいるのは、白餡とマロンペーストを織り交ぜた「マロン餡」。頂上には刻んだ栗の甘露煮をトッピングし、栗の形を再現しています。

ようかん×モンブラン
明治26年創業の老舗和菓子店「青木屋」による羊羹モンブラン。和菓子の命である餡は自家製であり、伝統の味と職人の巧みな技術で革新的な逸品に仕上がっています。

きんとん×モンブラン
鎌倉に本店を置き、有名百貨店にも店舗を構える和菓子店「鎌倉五郎」が提案する和モンブラン。おせちでもお馴染みのきんとんに、マロンペーストを贅沢に重ね、縁起の良いお菓子となっています。

栗以外の素材を使ったモンブラン
かぼちゃ×モンブラン
パティスリー「KIHACHI」は、秋のパンプキンモンブランの販売を8月下旬よりスタート。しっとりと焼き上げたダックワーズ生地にはかぼちゃの種が混ぜ込んであり、クセになる食感を演出。ほろ苦いキャラメルソースで仕上げています。

カシス×モンブラン
パティスリー「MIYAKE」のモンブランは、マロンクリームにカシス果汁を混ぜ込み、鮮やかなカシス色に仕上げているのが特徴。クリームだけでなく土台のスポンジにもカシスリキュールを混ぜ、味に奥行をだしているのだとか。

ほうじ、レモン×モンブラン
2017年6月、大阪・京阪モールにOPENした「fujifrance」はフォトジェニックなスイーツがズラリ。中でも、ほうじ茶、緑茶、抹茶、レモン、フランボワーズなど様々な味のモンブランが人気。注文を受けてから目の前でクリームを絞る販売スタイルも話題です。

まとめ
素材、かたち、組み合わせなど、日々変化を見せる洋菓子。
「モンブラン」ひとつとっても、パティシエの個性や食材によって様々なバリエーションがありますね。味も見た目も楽しんでもらえるモンブラン、この秋に考えてみてはいかがでしょうか。