若者の特徴を表す「ゆとり世代」という言葉が流行りましたが、
それすらも古くなり、最近は「さとり世代」という無欲な若者が増えているとも言われています。
新人のパティシエやパン職人に『どんどん技術を身につけてもらい、将来を担ってほしい!』 そんな熱い思いから、しっかり指導していきたいものの、厳しくしすぎたり、怒ったりすると辞めてしまうのでは…?と、指導の仕方にお悩みのオーナー、シェフも多いのではないでしょうか?
常に時間に追われ、わずかなミスでも商品の仕上がりに大きくかかわる繊細な職人のお仕事。
職場全体で余裕がなくなることも多いと思います。
優しく接しようと心がけていても、「あっ!キツく言いすぎてしまったかな?」という状況が、起こってしまうことも。
そこで、今回は新人スタッフと接するときに改めて心がけておきたい基本的なポイントを、3つに絞りまとめてみました。
しっかりとしたコミュニケーションをとり、より良い職場を作るためにも、もう一度チェックしてみましょう!
1.褒めて伸ばす
新人の教育では、信頼関係が構築できているかどうかが大切なポイントになります。 経営の神様とも言われる、かの松下幸之助はこう言いました。“褒めるということはいたわりであり、お互いの人間同士をしっかり結びつけるひとつの大切な絆ではないかと思うのです。”信頼関係を構築するには「相手を肯定する」ということが何よりも大切ということですね。 「何かあったときに相談したい」と思ってもらえているかどうかが一つの基準になるのではないでしょうか。 入ったばかりの新人スタッフを見ていると、拙いところもたくさんあるかもしれません。 しかし、まずは少しでも良いところを見つけどんどん褒めることで、彼らも認められていることを実感でき、絆もより深まるとともに、モチベーションアップにつながります。