岡山のおすすめカフェ10選!専門家が選ぶ絶景・古民家・人気スイーツ店を徹底解説【2025年最新】

瀬戸内海の穏やかな光が降り注ぐ「晴れの国」、岡山。歴史的な街並みが美しい倉敷、そして”くだもの王国”と称される豊かな恵み。この土地には、ただ飲み物や食事を提供するだけではない、特別な時間を約束してくれるカフェが点在しています。

この記事は、単なる店舗リストではなく、その場所が持つ「物語」を知り、心から共感できる一軒を選びたいと願うあなたのためのガイドです。絶景、空間、スイーツといったテーマで選び抜かれた10軒のカフェを、訪れる前に知りたいアクセス、営業時間、予算などの実用情報と共にご紹介します。

この地図と記事を手に、あなただけのお気に入りを見つける旅へとご案内します。

 

紹介するカフェ10選のマップ

 

岡山カフェ セレクション早見表

まずは、あなたの気分に合った一軒をすぐに見つけられるように、特徴をまとめた早見表をご紹介します。


 

1.【絶景編】日常を忘れる岡山のご褒美カフェ

その場所にいるだけで心が満たされる、景色が主役のカフェ。日常の喧騒を忘れさせてくれる、とっておきの3軒をご紹介します。

 

belk (ベルク) – 倉敷市


参照:公式Instagram

倉敷市と玉野市の境、王子が岳の頂上付近に佇む、まさに”天空の隠れ家”。ここは訪れること自体が目的となる「デスティネーション・カフェ」です。白木を基調としたミニマルな空間に足を踏み入れると、弧を描く大きな窓が瀬戸内海の絶景を一枚の絵画のように切り取ります。澄んだ日には瀬戸大橋の先に四国連山まで見渡せる奇跡のパノラマ。主役である景色を邪魔しないよう、メニューはデンマーク産クリームチーズを使った濃厚な「チーズテリーヌ」など、シンプルながら質の高いものだけが選ばれています。

  • 【こんなシーンにおすすめ】 ドライブデート、一人で静かに景色を堪能したい時
  • 【ワンポイント情報】 駐車場から店舗まで少し歩きますが、そのアプローチも特別な体験の一部です。週末は混雑が予想されるため、時間に余裕を持って訪れるのがおすすめです。
店舗情報
  • 住所: 岡山県倉敷市児島唐琴町7
  • アクセス: 瀬戸中央自動車道「児島IC」から車で約20分
  • 営業時間: 平日10:00~18:00、土日8:30~18:00
  • 定休日: 無休
  • 予算: ¥1,000~¥1,999
  • 公式サイト/SNS: Instagram
  • 備考: 駐車場あり(無料)
 

Café & Restaurant & Boating 碧水園 (へきすいえん) – 岡山市


参照:公式Instagram

日本三名園の一つ「岡山後楽園」の南門すぐそば。このカフェ最大の魅力は、旭川の向こうに岡山城(烏城)の黒い天守閣を望む、完璧なロケーションです。店内は全面ガラス張りで、どの席からもその美しい姿を一望できます。岡山城を表現した「金烏城カレー」や、名物きびだんごを素揚げした「揚げたてきびだんご」など、ここでしか味わえないメニューも魅力。テイクアウトしてレンタルボートで楽しむ、特別な体験も可能です。

  • 【こんなシーンにおすすめ】 岡山観光の合間の休憩、県外からのゲストをもてなす時
  • 【ワンポイント情報】 後楽園や岡山城の観光とセットで計画するのが王道。特に桜や紅葉の季節は、借景がより一層美しくなります。
店舗情報
  • 住所: 岡山県岡山市北区後楽園1-6
  • アクセス: JR岡山駅から市内電車「東山行」で約10分、「城下」下車徒歩約10分
  • 営業時間: 9:00~17:00
  • 定休日: 無休
  • 予算: ¥1,000~¥1,999
  • 公式サイト/SNS: 公式サイト
  • 備考: 駐車場あり(有料)、ボートレンタルあり
 

THE COVE CAFE – 備前市


参照:公式HP

備前市日生(ひなせ)エリアの海辺に佇む、アメリカ西海岸を彷彿とさせるカフェ。潮風が心地よい広々としたテラス席があり、まるで海と一体になるようなリラックスした時間を過ごせます。ランチにはパンとドリンクがおかわり自由のパスタ、カフェタイムにはビーフ100%パティが自慢の「カリフォルニアバーガー」が人気。海の色を映したようなカラフルなクリームソーダは写真映えも抜群です。

  • 【こんなシーンにおすすめ】 友人とのランチ、家族での休日、海を見ながらのんびりしたい時
  • 【ワンポイント情報】 テラス席が人気のため、気候の良い日のランチタイムは早めの訪問がおすすめ。夕暮れ時のサンセットも格別です。
店舗情報
  • 住所: 岡山県備前市日生町寒河梶谷2360-20
  • アクセス: JR赤穂線「日生駅」から徒歩約15分 / 山陽自動車道「赤穂IC」から車で約15分
  • 営業時間: 11:00~16:30(土日祝は9:00~)
  • 定休日: 金曜
  • 予算: 昼 ¥1,000~¥1,999
  • 公式サイト/SNS:公式サイト
  • 備考: 駐車場あり、テラス席ペット可

 

2.【空間と物語編】その場所にしかない時間を旅するカフェ

歴史が息づく古民家から、洗練されたモダンな空間まで。扉を開けた瞬間に、日常から解き放たれる特別な3軒です。

 

町家喫茶 三宅商店 – 倉敷市


参照:食べログ

倉敷美観地区を代表する古民家カフェの筆頭。江戸時代後期に建てられた元日用雑貨店を改装した店内は、土間や蔵、土壁がそのまま残され、まるで時が止まったかのよう。この店の真骨頂は、季節ごとに内容が変わる芸術的なパフェ。摘み立て苺、白桃、シャインマスカットなど、旬の恵みを凝縮したパフェを目当てに、季節ごとに訪れるファンが後を絶ちません。

  • 【こんなシーンにおすすめ】 倉敷美観地区の雰囲気を満喫したい、季節のフルーツを堪能したい
  • 【ワンポイント情報】 超人気店のため、特に週末は行列必至です。時間に余裕を持つか、オープン直後の時間帯を狙いましょう。
店舗情報
  • 住所: 岡山県倉敷市本町3-11
  • アクセス: JR倉敷駅から徒歩約12分
  • 営業時間: [月]11:00~17:30、[火~金]11:30~17:30、[土]11:00~19:30、[日]8:30~17:30
  • 定休日: 不定休
  • 予算: ¥1,000~¥1,999
  • 公式サイト/SNS: 公式サイト
  • 備考: 予約不可
 

有鄰庵 (ゆうりんあん) – 倉敷市


参照:公式HP

築100年以上の古民家を再生したカフェ兼ゲストハウス。畳の部屋で縁側から庭を眺めながら過ごす時間は、日本の原風景に触れるような心安らぐひとときです。名物は、素敵な物語を持つ「しあわせプリン」。そして、岡山県産の米・卵・醤油を使った究極にシンプルな「たまごかけごはん」。美観地区散策で少し疲れた足を休め、ほっと一息つくのに最適な場所です。

  • 【こんなシーンにおすすめ】 散策途中の休憩、和の空間で癒されたい、古民家体験
  • 【ワンポイント情報】 カフェ利用だけでなく、ゲストハウスとして宿泊も可能。倉敷の日常に溶け込むような滞在ができます。
店舗情報
  • 住所: 岡山県倉敷市本町2-15
  • アクセス: JR倉敷駅から徒歩約10分
  • 営業時間: 11:00~17:00 (9:00~の日もあり※公式サイトで確認可)
  • 定休日: 不定休
  • 予算: ~¥999
  • 公式サイト/SNS: 公式サイト
  • 備考: 予約不可
 

On_yu cafe (オンユ カフェ) – 岡山市


参照:食べログ

シンプルで温かみのある韓国風の空間が話題を呼ぶ、トレンド感度の高いカフェ。洗練されたミニマルなインテリアは、どこを切り取っても絵になり、若い世代から絶大な支持を集めています。ランチには「もやしとタコのお粥」といった珍しい韓国粥、カフェタイムにはバニラアイスが乗った愛らしいフォルムの「和プリン」が人気。岡山市内で”今”を感じられる一軒です。

  • 【こんなシーンにおすすめ】 女子会、おしゃれな写真を撮りたい、トレンドのカフェに行きたい
  • 【ワンポイント情報】 小さな店舗のため、満席の場合も多いです。ランチタイムを少しずらして訪問するのがおすすめです。
店舗情報
  • 住所: 岡山県岡山市南区藤田2089-2
  • アクセス: JR岡山駅から徒歩約15分
  • 営業時間: 10:00~18:00
  • 定休日: 木曜・金曜(不定休あり)
  • 予算: ¥1,000~¥1,999
  • 公式サイト/SNS: Instagram
  • 備考: 駐車場なし(近隣にコインパーキングあり)

 

3.【グルメ編】岡山の恵みと技を味わうカフェ

”くだもの王国”のスイーツから、職人技が光る一杯、心もお腹も満たすランチまで。食を目的として訪れたい4軒をご紹介します。

 

くらしき桃子 倉敷本店 – 倉敷市


参照:公式HP

岡山フルーツパフェの世界を語る上で欠かせない存在。美観地区周辺にコンセプトの異なる店舗を複数展開していますが、まずは総本店を訪れたいところ。夏には岡山県産白桃をまるごと1.5玉使った「まるごと桃パフェ」、秋には大粒のシャインマスカットが輝くパフェなど、季節ごとに最高のフルーツを惜しみなく使った芸術品が並びます。2,000円を超える価格帯ですが、それを上回る感動と満足感が得られる”ご褒美スイーツ”の代表格です。

  • 【こんなシーンにおすすめ】 自分へのご褒美、フルーツを心ゆくまで味わいたい、特別な日
  • 【ワンポイント情報】 整理券が配布されるほどの人気ぶり。訪問したらまず整理券を入手し、待ち時間に美観地区を散策するのが効率的です。
店舗情報
  • 住所: 岡山県倉敷市本町4-1
  • アクセス: JR倉敷駅から徒歩約13分
  • 営業時間: 10:00~17:00
  • 定休日: 不定休
  • 予算: ¥2,000~¥2,999
  • 公式サイト/SNS: 公式サイト
  • 備考: 整理券対応あり
 

倉敷珈琲館 – 倉敷市


参照:公式HP

1971年創業。美観地区の喧騒を忘れさせる、静謐な時間が流れる老舗喫茶店です。蔦の絡まる入り口を抜けると、ヨーロッパ調のレトロなインテリアと光が差し込む中庭が迎えてくれます。ぜひ味わいたいのが、琥珀色の女王とも称される「ウインナーコーヒー」。そして夏期限定の名物「グラニータ・ディ・カフェ」(コーヒーのかき氷)は、濃厚なコーヒーの風味が口いっぱいに広がる、まさに大人のためのデザートです。

  • 【こんなシーンにおすすめ】 一人で静かに過ごしたい、本物の喫茶店文化に触れたい、美術鑑賞の後に
  • 【ワンポイント情報】 大原美術館のすぐ隣に位置しており、アート鑑賞の余韻に浸るのに最高のロケーションです。
店舗情報
  • 住所: 岡山県倉敷市本町4-1
  • アクセス: JR倉敷駅から徒歩約13分
  • 営業時間: 10:00~17:00
  • 定休日: 無休
  • 予算: ~¥999
  • 公式サイト/SNS: 公式サイト
  • 備考: 分煙(テラス席でのみ加熱式たばこ可)
 

オンサヤコーヒー 奉還町本店 – 岡山市


参照:食べログ

岡山駅西口の風情ある奉還町商店街に根ざす自家焙煎珈琲店。店内に足を踏み入れると、焙煎機の香ばしいアロマが迎えてくれます。BGMにジャズが流れるレトロな空間で、世界中から厳選されたスペシャルティコーヒーをじっくりと味わえます。熱々で提供されるナポリタンや定番のワッフルといったフードメニューも人気で、モーニングからランチまで、様々なシーンで頼りになる一軒です。

  • 【こんなシーンにおすすめ】 本格的なコーヒーが飲みたい、朝活・モーニング、レトロな雰囲気が好き
  • 【ワンポイント情報】 コーヒー豆の販売も行っています。気に入った味を自宅で楽しめるのも魅力です。
店舗情報
  • 住所: 岡山県岡山市北区奉還町2-9-1
  • アクセス: JR岡山駅西口から徒歩約5分
  • 営業時間: 11:00~18:00
  • 定休日: 無休
  • 予算: ~¥999
  • 公式サイト/SNS: 公式サイト
  • 備考: Wi-Fiあり、電源利用可の席あり
 

洋食カフェ もみじ堂 – 岡山市


参照:食べログ

オムライスやハンバーグといった、どこか懐かしく心温まる日本の洋食を味わえる人気のカフェ。リーズナブルな価格設定とボリューム満点のメニューで、地元の人々から厚い支持を得ています。特に、とろとろの卵とデミグラスソースが絶妙なオムライスは必食。モーニングからディナーまで通しで営業しており、「美味しい洋食をしっかり食べたい」と思った時にいつでも頼りになる存在です。

  • 【こんなシーンにおすすめ】 ランチ、友人や家族との食事、普段使い
  • 【ワンポイント情報】 岡山市内と倉敷市に複数店舗を展開しています。店舗によってメニューや雰囲気が少し異なるので、事前に確認するのがおすすめです。
店舗情報
  • 住所: 岡山県岡山市南区箕島1317-1(岡山本店)
  • アクセス: 備中箕島駅から徒歩20分
  • 営業時間: 10:00~21:00
  • 定休日: 年末年始
  • 予算: 昼 ¥1,000~¥1,999 / 夜 ¥1,000~¥1,999
  • 公式サイト/SNS:Instagram
  • 備考: 駐車場あり、店舗によりテラス席ペット可

 

岡山カフェに関するよくある質問(FAQ)

Q. 岡山駅の周辺で、パソコン作業ができるWi-Fi・電源のあるカフェは?

A. 本記事で紹介した「オンサヤコーヒー 奉還町本店」は、岡山駅西口から徒歩5分とアクセスも良く、Wi-Fiと電源が使える席があります。自家焙煎の美味しいコーヒーを飲みながら集中できます。
  Q. 倉敷美観地区で、朝早くから開いているカフェはありますか?

A. 「倉敷珈琲館」や「くらしき桃子 総本店」は朝10時から営業しています。美観地区のカフェは11時オープンの店が多いため、朝の静かな時間帯から活動したい場合におすすめです。
  Q. 子連れでも行きやすい岡山のカフェはありますか?

A. 「THE COVE CAFE」は開放的なテラス席があり、お子様連れでも気兼ねなく過ごしやすい雰囲気です。また、「洋食カフェ もみじ堂」はファミリー層も多く利用する洋食店で、子供が好きなメニューも豊富に揃っています。

 

まとめ

山の頂から望む絶景、歴史が息づく町家、芸術品のようなフルーツパフェ、そして一杯のコーヒーに込められた職人技。岡山のカフェを巡る旅は、この土地が持つ多様な魅力を発見する旅でもあります。

ここでご紹介したのは、数ある素晴らしいお店のほんの一部です。このガイドが、あなたの好奇心を刺激し、自分だけの物語を見つけるための地図となることを願っています。

晴れの国、岡山で、あなたを待つ一杯、一皿、そして忘れられない時間がきっとあるはずです。さあ、あなただけの特別なカフェを探す旅に出かけましょう。

written by

Keisuke Miyamoto

大阪で生まれ育ったWebマーケター。 仕事の傍ら、癒しであるスイーツとサウナの魅力を探求中。特に、趣のある抹茶スイーツの世界にどっぷりハマっています。

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