千年の都、京都。その石畳の路地を歩けば、どこからともなくお茶を焙じる香ばしい香りが漂ってきます。しかし、いざ「京都で本当に美味しい抹茶スイーツを」と思っても、情報が溢れ、その選択肢の多さに圧倒されてしまう方も少なくないでしょう。
この記事は、そんなあなたのための「絶対に後悔させない」究極のガイドです。
王道の老舗からSNSで話題の最新カフェ、食べ歩きグルメからマニアックな穴場店まで、あらゆる角度から京都の抹茶スイーツの魅力をお伝えします。
- 京都で行くべき本当に美味しい抹茶スイーツ店30選
- スイーツの種類別(パフェ、最新スイーツ、かき氷など)おすすめ店
- 祇園、嵐山、京都駅などエリア別のおすすめ店
- 絶対に外さない鉄板の抹茶土産
この記事を羅針盤に、あなたの京都旅行を彩る最高の一皿を見つけてください。
紹介するお店がひと目でわかる!京都抹茶スイーツMAP
まずは、今回ご紹介する30店舗の場所を地図で確認してみましょう。観光プランを立てる際にぜひご活用ください。
第1章:王道にして至高。必食の「抹茶パフェ」名店7選
京都の抹茶スイーツといえば、やはり「抹茶パフェ」。グラスの中に京都の美意識と茶文化を凝縮した芸術品です。各店の哲学が詰まった、必食のパフェをご紹介します。
1. 茶寮都路里 祇園本店:もはや説明不要、パフェの王様

参照:食べログ
京都の抹茶パフェを語る上で、決して外すことのできない絶対的存在。宇治茶の老舗「祇園辻利」が手がける茶寮は、いつ訪れても国内外の観光客で賑わう行列必至の人気店です。看板メニューの「特選都路里パフェ」は、抹茶クリーム、カステラ、白玉、ゼリーと、全てのパーツが主役級。食べ進めるごとに変わる食感と味わいは、まさに計算され尽くした王者の風格です。
【訪問のヒント】 行列は必至ですが、平日の15時〜16時あたりが比較的狙い目。定番の「特選都路里パフェ」も外せませんが、常連客に人気なのは実は季節限定のパフェ。その時期だけの特別な味を体験するのもおすすめです。
2. 中村藤吉本店 宇治本店:重要文化的景観で味わう、歴史の一杯

参照:食べログ
【訪問のヒント】 このお店は空間そのものがご馳走です。順番待ちのリストに名前を書いたら、併設の銘茶売場でここでしか買えないお茶やスイーツを吟味するのがおすすめ。待ち時間さえも楽しめます。
3. 無碍山房 サロン・ド・ムゲ:料亭が創る、大人のための究極の「濃さ」

参照:食べログ
ミシュラン三つ星料亭「菊乃井」が手がける甘味処。甘さよりも抹茶本来の力強い風味と奥深い苦みを求めるなら、ここが究極の選択肢です。看板の「無碍山房濃い抹茶パフェ」は、その名の通り、抹茶の鮮烈な香りと旨味が口いっぱいに広がります。特筆すべきは、下に忍ばせた生姜風味のカステラ。このぴりりとしたアクセントが全体の味わいを引き締めます。
【訪問のヒント】 価格は2,000円近くと少しお高めですが、その価値は十分にあります。パフェというよりは、一つの完成されたデザートコース。特別な日に、大切な人と訪れたい名店です。
4. 伊藤久右衛門 祇園四条店:華やかさとボリュームを求めるなら

参照:食べログ
宇治に本店を構える人気店。伊藤久右衛門のパフェは、その華やかな見た目と満足感のあるボリュームが特徴です。特に、紫陽花の季節限定で登場する「紫陽花パフェ」は、あまりの美しさに毎年SNSで大きな話題を呼びます。祇園四条店限定の「特選祇園パフェ」は、抹茶ロールケーキや渋皮栗などが贅沢にトッピングされています。
【訪問のヒント】 スイーツとしての楽しさやエンターテイメント性を重視するならここが一番。季節ごとに全く違う表情のパフェが登場するので、何度訪れても新しい発見があります。公式サイトで季節限定メニューをチェックしてから訪れるのがおすすめです。
5. 茶寮翠泉 高辻本店:抹茶マニアが唸る、本物の「お濃い」味

参照:公式HP
「甘い抹茶スイーツはもう卒業」。そんな本物の抹茶好きにこそ訪れてほしい隠れ家的名店。主役の濃厚な抹茶ソフトクリームは、口に含んだ瞬間に上質な抹茶だけが持つ鮮烈な香りと心地よい苦みが広がります。甘さは極力控えられ、抹茶本来の旨味とコクがダイレクトに伝わってきます。
【訪問のヒント】 観光地の喧騒から少し離れた場所にあるため、比較的落ち着いて過ごせます。3Dラテアートも人気で、可愛らしい見た目と本格的な味わいのギャップが楽しめます。濃厚なパフェとさっぱりしたほうじ茶のセットが通な組み合わせ。
6. 京はやしや 京都店:抹茶パフェの歴史はここから始まった

参照:食べログ
1753年創業の老舗にして、日本で初めて「抹茶パフェ」を考案したレジェンド。全ての抹茶パフェの原点がここにあります。昔ながらのスタイルを忠実に再現した「元祖抹茶パフェ」は、派手さはありませんが、一口食べればそのバランスの良さに納得するはずです。
【訪問のヒント】 2024年に移転リニューアルし、モダンで広々とした空間に生まれ変わりました。パフェだけでなく、”茶葉そのものを食す”という哲学が詰まった「抹茶葛ねり」も必食。歴史と革新の両方を感じられるお店です。
7. FUKUNAGA901:SNS映え最高峰!美しすぎるフルーツの山

参照:公式HP
京都駅ビルに入るこのお店は、季節のフルーツを山のように盛り付けた「〇〇やま」シリーズで常に話題沸騰。抹茶パフェでは人気の「京の盆栽」が人気です。大ぶりな抹茶チュイルの下には黒糖ジェノワーズや白玉など、抹茶と相性抜群の素材を組み合わせた、抹茶好きにはたまらない一品です。
【訪問のヒント】 整理券が配布されるほどの人気なので、京都に到着したらまずここに立ち寄り、整理券を確保してから他の観光に向かうのが賢い動き方。季節ごとに主役のフルーツが変わるので、旬の味と抹茶のコラボレーションを楽しめます。
第2章:新定番!とろける食感「抹茶ティラミス&最新スイーツ」5選
今やパフェと並ぶ人気を誇るのが、抹茶を使った洋菓子。伝統と革新が融合した、新時代の京都スイーツをご紹介します。
8. MACCHA HOUSE 抹茶館:升入りティラミスブームの火付け役

参照:食べログ
SNSで「升入り抹茶ティラミス」を一大ブームにした立役者。国産檜の升に敷き詰められた老舗「森半」の宇治抹茶の下には、とろとろのマスカルポーネチーズ。スプーンを入れると現れる緑と白のコントラストが美しく、濃厚なチーズと抹茶のほろ苦さが見事に溶け合います。
【訪問のヒント】 見た目だけでなく、味も本格派。抹茶のほろ苦さがしっかりと感じられるので、甘いものが苦手な方にもおすすめです。四条河原町の中心にありアクセスも抜群ですが、常に行列しているので時間に余裕を持って訪れましょう。
9. 雲ノ茶 KUMONOCHA:写真映えNo.1!もこもこ雲のムース

参照:食べログ
清水寺や嵐山など、人気観光地に展開する現代の京都を象徴するカフェ。その名の通り、ふわふわの雲をかたどった「雲ノムース」は、あまりの可愛らしさに誰もが写真を撮りたくなります。見た目だけでなく、中には濃厚な抹茶の味わいがしっかりと詰まっています。
【訪問のヒント】 着物レンタルをして訪れるのが定番コース。可愛いスイーツと趣のある店内の組み合わせは、最高の旅の思い出になること間違いなし。店舗ごとに内装のコンセプトが違うので、事前にインスタグラムなどでチェックしていくとより楽しめます。
10. ジュヴァンセル 祇園店:自分で仕上げる、楽しい抹茶フォンデュ体験

参照:公式HP
八坂神社のすぐ南、他では味わえないユニークな体験が待っているのがここ。看板メニューの「祇園フォンデュ」は、季節のフルーツやお団子、ケーキなどを、温かい濃厚な宇治抹茶チョコレートソースにディップしていただく遊び心溢れる一品です。
【訪問のヒント】 このスイーツの真髄は最後にあります。残ったソースに温かいミルクを注いでもらい、抹茶ラテとして締めくくるのがお決まり。友人やパートナーとシェアすれば、会話も弾む楽しいひとときになること間違いなしです。
11. 茶筅:玉手箱を開けるワクワク感!おばんざいスイーツ

参照:食べログ
京都タワーサンド内にある人気店。ここで話題なのが、浦島太郎の玉手箱をモチーフにした「京のおばんざいスイーツ」。桐箱の蓋を開けると、ドライアイスの煙とともに、抹茶ティラミスやミニパフェ、琥珀糖など、まるで宝石のような10種類以上のスイーツが現れます。
【訪問のヒント】 一つ一つのスイーツが丁寧に作られており、味も本格的。京都駅直結なので、新幹線に乗る前の最後の楽しみにするのもおすすめです。エンターテイメント性が非常に高く、動画映えも抜群です。
12. 然花抄院 京都室町本店:中庭を望む静寂の空間で味わう「然」カステラ

参照:食べログ
築300年の呉服商の町家を改装した、ギャラリー併設のカフェ。ここは喧騒を忘れさせてくれる静寂な空間が魅力です。看板商品の「『然』かすてら」は、丹波黒豆を食べて育った鶏の卵を使った濃厚な味わい。そのカステラを抹茶クリームといただくセットは、まさに大人のための甘味です。
【訪問のヒント】 スイーツだけでなく、この空間と時間を味わうための場所。奥のカフェスペース「茶庭」から眺める石庭は息をのむ美しさです。一人で静かに過ごしたい、本物の京都の風情を感じたいという方に強くおすすめします。
第3章:伝統の味を堪能。極上の「抹茶わらび餅&和菓子」5選
ぷるんとした食感と儚い口溶けが魅力のわらび餅。抹茶と組み合わせることで、さらに風味豊かで奥深い味わいになります。
13. ぎをん小森:白川のせせらぎと味わう、極上のぷるぷる食感

参照:食べログ
元お茶屋の建物を活かした祇園白川のほとりに佇む甘味処。本わらび粉100%で作られる「抹茶わらびもち」は、感動的な「ぷるん、とろん」食感です。窓の外を流れる白川のせせらぎに耳を傾けながらいただく甘味は、まさに至福のひととき。
【訪問のヒント】 風情ある雰囲気を満喫するなら、白川が見える窓際の席が特等席。わらび餅だけでなく、抹茶ババロアパフェも隠れた人気メニューです。
14. ぎおん徳屋:素材を極めた、とろける本わらび餅

参照:食べログ
わらび餅好きがこぞって訪れる祇園の名店。国産の本わらび粉と和三盆糖だけで作られる「徳屋の本わらびもち」は、とろけるような口当たりと優しい味わいが魅力。氷の上に盛り付けられた涼やかな見た目も美しいです。抹茶を使ったメニューとしては「抹茶くずもち」も人気。
【訪問のヒント】 行列は覚悟が必要ですが、並んででも食べる価値あり。まずは何もつけずに本わらび餅そのものの風味を、次にお好みで黒蜜やきな粉をかけて味の変化を楽しむのがおすすめです。
15. 一乗寺中谷:和と洋の融合「絹ごし緑茶てぃらみす」

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ラーメン激戦区・一乗寺にある和菓子店ながら、その独創的な洋菓子で全国にファンを持つ名店。豆乳とクリームチーズ、白餡を合わせた和風ティラミス「絹ごし緑茶てぃらみす」が名物です。ざる豆腐のような器に入った見た目もユニークで、手土産にも喜ばれます。
【訪問のヒント】 詩仙堂や圓光寺といった紅葉の名所が近いエリア。観光とあわせて立ち寄るプランがおすすめです。喫茶スペースでいただける「でっち羊羹」も絶品です。
16. 茶寮宝泉:庭園を眺めながら味わう、至高のわらび餅

参照:食べログ
手入れの行き届いた見事な日本庭園を眺めながら甘味をいただける、京都でも屈指の甘味処。注文を受けてから練り上げる本わらび餅は、黒蜜をかけずともそのままで完成された美味しさ。抹茶とともにいただけば、静かで贅沢な時間が流れます。
【訪問のヒント】 携帯電話の使用が制限されるなど、静寂を楽しむための空間です。写真を撮る際はマナーを守りましょう。下鴨神社から少し足を延ばして訪れたい、大人のための場所です。
17. 宝泉堂 下鴨本店:選び抜かれた素材で作る、京菓子の名店

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茶寮宝泉の母体である京菓子司。こちらでは茶寮のような喫茶スペースはありませんが、最高級の丹波大納言小豆を使ったお菓子を購入できます。抹茶と相性抜群の「賀茂の葵」や、季節の上生菓子など、贈答品としても間違いのない逸品が揃います。
【訪問のヒント】 お土産探しに最適な場所。特に、しっとりとした生地で丹波大納言のつぶあんを包んだ「しぼり豆 ふくみ」は、抹茶好き、あんこ好き双方に喜ばれること間違いなしです。
第4章:夏の風物詩!涼を呼ぶ「抹茶かき氷」4選
日本の夏を象徴する甘味、かき氷。本物の抹茶から作られたシロップと、繊細な氷の削り方が決め手です。
18. 茶匠清水一芳園:エスプーマかき氷の発祥地

参照:食べログ
かき氷の世界に革命をもたらした「抹茶エスプーマ」発祥の店。氷の山を覆うふわふわの泡が、濃厚な抹茶の香りと旨味をダイレクトに届けつつも、驚くほど軽やかな口当たりを実現。伝統的な宇治金時とは一線を画す、革新的な一杯です。
【訪問のヒント】 移転の予定があるため、訪問前に必ず公式SNS等で最新情報を確認してください。かき氷はボリュームがあるので、シェアして他のスイーツも楽しむのも良いでしょう。
19. 丸久小山園 西洞院店:老舗茶舗が作る、王道の一杯

参照:食べログ
元禄年間創業の宇治茶の老舗。直営茶房でいただける夏期限定のかき氷は、まさに王道の品格。シロップは抹茶の鮮やかな色と香りを最大限に活かすため、甘さは控えめ。抹茶本来の爽やかな苦みと深い旨味が口いっぱいに広がります。
【訪問のヒント】 町家を改装した静かでモダンな空間で、落ち着いて過ごせます。かき氷だけでなく、濃厚な抹茶ソフトクリームや抹茶ロールケーキも通年で人気です。
20. 祇園NITI:洗練された空間で味わう、大人のためのかき氷

参照:食べログ
祇園の路地裏にひっそりと佇むカフェ。昼は甘味、夜はバーとして営業しており、洗練された大人の空間が広がります。ここのかき氷は、まるで淡雪のように繊細で、口に入れた瞬間にすっと消えるのが特徴。濃厚な抹茶蜜と上品な甘さの餡が絶妙にマッチします。
【訪問のヒント】 カウンター席では、目の前でかき氷が作られるライブ感も楽しめます。一人で静かに上質なかき氷を味わいたい時におすすめの名店です。
21. お茶と酒 たすき:行列必至!整理券必須の超人気かき氷

参照:公式HP
夏場のかき氷は整理券が必須となるほどの人気ぶり。定番の「焙じ茶みつ きな粉」が有名ですが、期間限定で登場する濃厚な「抹茶みつ」も、並んででも食べる価値のある逸品です。
【訪問のヒント】 夏場は開店前から整理券配布の列ができます。まずは整理券を確保し、指定された時間に再訪するのが賢明。窓際の席からは白川と桜並木(季節による)が一望できます。
第5章:散策のお供に!絶品「食べ歩き抹茶スイーツ」5選
観光の合間に気軽に楽しめるテイクアウトグルメ。片手に持って歩けば、京都散策がもっと楽しくなります。
22. 茶和々 嵐山店:お濃茶ソフトクリームの最高峰

参照:食べログ
「世界一濃い」と謳う抹茶ソフトクリームが名物。抹茶のレベルは2段階から選べ、プレミアムはまさに”食べるお濃茶”。抹茶本来のガツンとくる苦みと旨味の衝撃は、一度体験する価値ありです。
【訪問のヒント】 渡月橋の近くにあり、観光のハイライトで立ち寄るのに最適。濃厚なソフトクリームのほか、抹茶のわらび餅も人気です。
23. 京ばあむ 清水店:しっとりふわふわ、抹茶のバームクーヘン

参照:公式HP
京都土産の定番「京ばあむ」の生地がトッピングされたソフトクリームが人気。宇治抹茶と豆乳を使ったソフトクリームは、さっぱりとしながらもコクのある味わい。食べ歩きに最適なサイズ感も魅力です。
【訪問のヒント】 清水寺の参道に複数の店舗があります。お土産用の京ばあむももちろん購入可能。しっとりしたバームクーヘンとソフトクリームの組み合わせは鉄板です。
24. 清水京あみ:八ッ橋を使った新感覚シュークリーム

参照:食べログ
清水寺参道にある人気店。サクサクのシュー生地に、砕いた八ッ橋がトッピングされており、京都らしい味わいと食感が楽しめます。中には濃厚な抹茶クリームがたっぷり。見た目の可愛らしい京野菜のソフトクリームも人気です。
【訪問のヒント】 ボリュームがあるので、小腹が空いた時にぴったり。シュークリームは注文を受けてからクリームを詰めてくれるので、いつでも出来立てを味わえます。
25. ジャパニーズアイス櫻花:和の素材を活かした絶品アイス

参照:食べログ
旬の素材や和の食材にこだわったアイスクリーム専門店。濃厚な宇治抹茶アイスはもちろん、香ばしいほうじ茶や黒糖きなこなど、どれも素材の味がしっかりと感じられます。夏場に登場する、白くまをモチーフにした愛らしいかき氷もSNSで話題です。
【訪問のヒント】 京都河原町駅からすぐの場所にあり、アクセス抜群。3種類のアイスを選べる「お好み盛り」で、抹茶と他の和風フレーバーとの食べ比べを楽しむのがおすすめです。
第6章:まだまだある!エリア別・個性派スイーツ4選
定番だけじゃない、特定のエリアで輝きを放つお店や、ユニークな体験ができるお店をご紹介します。
26. eXcafe(イクスカフェ) 嵐山本店:自分で焼くお団子が楽しい

参照:食べログ
嵐山のメインストリートから少し入った、旧邸宅を改装した風情あるカフェ。名物は「ほくほく、お団子セット」。自分で七輪を使ってお団子を焼き、みたらしとあんこ、そして濃厚な抹茶パウダーにつけていただきます。
【訪問のヒント】 嵐山散策の休憩に最適。窓から見える見事な日本庭園も素晴らしく、ゆったりとした時間を過ごせます。行列ができることも多いので、早めの時間帯が狙い目です。
27. よーじやカフェ 嵯峨野嵐山店:おなじみのロゴが浮かぶ抹茶カプチーノ

参照:食べログ
あぶらとり紙で有名な「よーじや」がプロデュースするカフェ。美しい庭園を眺められる落ち着いた空間で、おなじみのロゴマークが描かれた「抹茶カプチーノ」がいただけます。飲むのがもったいなくなる可愛らしさです。
【訪問のヒント】 カフェ利用だけでなく、限定グッズが揃うショップも併設。嵐山らしい竹林をモチーフにしたスイーツなど、ここでしか味わえないメニューもあります。
28. 金閣寺 不動釜茶所:金閣寺境内でいただく、一服の安らぎ

参照:食べログ
金閣寺の出口付近にあるお茶処。きらびやかな金閣を見た後の興奮を静め、ほっと一息つくのに最適な場所です。緋毛氈の敷かれた屋外の席で、お抹茶と金閣寺の文字が入ったお茶菓子をいただけます。
【訪問のヒント】 セルフサービス形式で気軽に立ち寄れます。拝観料はかかりますが、観光ルートに組み込みやすいのが魅力。日本の「わびさび」を感じながら、シンプルな抹茶の美味しさを味わえます。
絶対外さない!京都の抹茶スイーツ土産4選
旅の思い出をご自宅でも。京都駅などで手軽に買える、絶対に喜ばれる鉄板の抹茶土産をご紹介します。
- マールブランシュ「茶の菓」
[茶の菓のパッケージとラングドシャの写真]
もはや説明不要の京都土産の王様。厳選されたお濃茶を使ったラングドシャでホワイトチョコレートをサンド。上品な苦みと甘さのバランスが絶妙です。 - 辻利「京茶ラスク」 濃厚な抹茶チョコレートを、軽い食感のラスクにコーティング。個包装で配りやすく、職場などへのお土産に最適です。
- 中村藤吉本店「生茶ゼリイ」 お店の味をそのまま持ち帰れる贅沢な一品。つるんとした喉越しの抹茶ゼリイは、甘いものが苦手な方にも喜ばれます。
- 京都ヴェネト「京都宇治抹茶生チーズケーキジェミニ」 抹茶のベイクドチーズケーキとレアチーズムースの二層構造。抹茶とチーズの華麗なるマリアージュが楽しめます。
目的別・エリア別 おすすめ京都抹茶スイーツ早見表(全28選)
あなたの気分やプランに合うお店がすぐに見つかるように、全28店舗を一覧にまとめました。店名 | エリア | 代表スイーツ | 特徴・こんな人におすすめ | 予算目安 |
茶寮都路里 祇園本店 | 祇園 | 特選都路里パフェ | ザ・王道。初めてならまずここ。行列覚悟で。 | 1,500-2,000円 |
中村藤吉本店 宇治本店 | 宇治 | まるとパフェ | 雰囲気重視。歴史的空間で特別な体験をしたい人に。 | 1,500-2,000円 |
無碍山房 サロン・ド・ムゲ | 高台寺 | 濃い抹茶パフェ | 最高級・大人向け。甘さより抹茶の苦みと旨味を。 | 2,000-3,000円 |
伊藤久右衛門 祇園四条店 | 祇園 | 季節の抹茶パフェ | 華やか・限定。季節感とボリュームを求める人に。 | 1,500-2,000円 |
茶寮翠泉 高辻本店 | 四条烏丸 | 翠泉パフェ お濃い抹茶 | 抹茶マニア向け。静かな空間で濃厚な味を。 | 1,500-2,000円 |
京はやしや 京都店 | 河原町 | 元祖抹茶パフェ | 歴史・元祖。抹茶パフェのルーツを知りたい人に。 | 1,500-2,000円 |
FUKUNAGA901 | 京都駅 | 季節のフルーツやま | フルーツ好き・駅近。フルーツと抹茶の融合。 | 2,000-2,500円 |
MACCHA HOUSE 抹茶館 | 河原町 | 宇治抹茶ティラミス | 新定番・SNS映え。とろとろ食感が好きな人に。 | 1,000-1,500円 |
雲ノ茶 KUMONOCHA | 清水・嵐山 | 雲ノムース | 写真映えNo.1。着物で可愛い写真を撮りたい人に。 | 1,000-1,500円 |
ジュヴァンセル 祇園店 | 祇園 | 祇園フォンデュ | 体験型・シェア。友達やカップルで楽しみたい人に。 | 1,500-2,000円 |
茶筅 | 京都駅 | 玉手箱スイーツ | エンタメ性抜群。サプライズ感と多様な味を。 | 2,000-2,500円 |
然花抄院 京都室町本店 | 烏丸御池 | 「然」かすてら | 静寂・町家。落ち着いた空間で上質な時間を。 | 1,200-1,800円 |
ぎをん小森 | 祇園 | 抹茶わらびもち | 風情・白川沿い。京都らしい情緒を感じたい人に。 | 1,500-2,000円 |
ぎおん徳屋 | 祇園 | 本わらびもち | 素材の味。究極のわらび餅を求める人に。 | 1,200-1,800円 |
一乗寺中谷 | 一乗寺 | 絹ごし緑茶てぃらみす | 独創的・和洋折衷。他にはないスイーツを探す人に。 | 1,000-1,500円 |
茶寮宝泉 | 下鴨 | わらび餅 | 庭園・最高級。日本庭園を眺めながら静かな時間を。 | 1,500-2,000円 |
宝泉堂 下鴨本店 | 下鴨 | 賀茂の葵 | お土産・老舗。贈答用の高品質な和菓子を。 | 500-3,000円 |
茶匠清水一芳園 | 東山七条 | 抹茶エスプーマかき氷 | 革新的・かき氷。ふわふわ食感の新体験を。 | 1,500-2,000円 |
丸久小山園 西洞院店 | 烏丸御池 | 抹茶かき氷 | 王道・茶舗直営。抹茶本来の味をシンプルに。 | 1,200-1,800円 |
祇園NITI | 祇園 | 抹茶かき氷 | 大人のかき氷。洗練された空間で繊細な氷を。 | 1,500-2,000円 |
お茶と酒 たすき | 祇園 | 季節のかき氷 | 行列必至・絶景。白川を眺めながら贅沢な一杯。 | 1,800-2,200円 |
茶和々 嵐山店 | 嵐山 | 濃い抹茶ソフト | 食べ歩き・濃厚。ガツンと濃い抹茶を味わいたい人に。 | 500-1,000円 |
京ばあむ 清水店 | 清水 | 京ばあむソフト | 食べ歩き・定番。お土産の定番をソフトクリームで。 | 500-1,000円 |
清水京あみ | 清水 | 八ツ橋シュークリーム | 食べ歩き・京都らしさ。八ッ橋とシュークリームの融合。 | 500-1,000円 |
ジャパニーズアイス櫻花 | 新京極 | 和風アイスクリーム | 食べ歩き・食べ比べ。和のフレーバーを楽しみたい人に。 | 500-1,000円 |
eXcafe 嵐山本店 | 嵐山 | ほくほく、お団子セット | 体験型・嵐山。自分で七輪で焼くお団子が楽しい。 | 1,500-2,000円 |
よーじやカフェ 嵯峨野嵐山店 | 嵐山 | 抹茶カプチーノ | 可愛い・庭園。ロゴアートと美しい庭園を楽しみたい人に。 | 1,000-1,500円 |
金閣寺 不動釜茶所 | 金閣寺 | お抹茶と菓子 | 観光とセットで。金閣寺境内で気軽に一服。 | 500-1,000円 |
まとめ
京都の抹茶スイーツを巡る旅は、伝統から革新まで、この街が持つ奥深い魅力を味わう旅でもあります。
老舗茶寮の一杯には何世代にもわたる誇りと技が、新しいカフェの一皿には未来へと繋ぐ情熱とアイデアが溢れています。それは単に甘いものを食べることではなく、歴史ある空間での静かな時間や、友人との会話が弾む楽しいひととき、遊び心に満ちた発見といった、一つの「体験」を選ぶことです。
このガイドが、あなたの京都での時間を最高に甘く、忘れられないものにする一助となれば幸いです。 さて、あなたはどの物語から味わい始めますか?