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ブランマンジェ

カテゴリ:デザート

ブランマンジェ
ブランマンジェ【仏:blanc-manger】

砂糖の入ったアーモンドミルク(アーモンドと水で作られたもの)をゼラチンで固めたアントルメのひとつ。
フランス語でブランは白い、マンジェは食べ物を意味するので「白い食べ物」と訳される。
牛乳・砂糖を煮詰め、ゼラチンを加えた後、生クリームを入れ固めて作る。
本来はアーモンドを砕く際に出るアーモンドミルクを集めて作る高価なお菓子で、昔から貴族を中心に愛されてきた。近年はアングレーズソースやフルーツのソースと合わせて食べることが多い。

歴史

ブランマンジェは今日のお菓子の中で最も歴史があるとも言われている。中世では肉を使ったジュレやポタージュも、アーモンドミルクにハチミツを加えたものも同じくブランマンジェと呼ばれていた。
やがて料理の方の消滅し、ブランマンジェは甘いデザートとして残るようになった。

白くて甘いブランマンジェは19世紀にパティシエのアントナン・カレームによって世界に広められたと言われている。
しかし、アーモンドと砂糖で作られたアラビアのお菓子が発祥だったという説もあれば、ラングドック地方の町、モンペリエのスペシャリテだったともいわれており、ブランマンジェの発祥については諸説存在している。

見た目の似たパンナコッタはイタリア発祥で、アーモンドは入っておらず、牛乳・生クリーム・砂糖を合わせて煮詰めたあとゼラチンを入れ固める。
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