
バナナ
カテゴリ:果物類

バナナはバショウ科バショウ属の草本になる実の総称で、南アジアの熱帯地方が原産である。種類は多く、数百種類もあり、その中の3分の2は生食で食べられるが、3分の1は調理しないと食べることがきない。
国内で出回っているバナナのほとんどが輸入物であり、90%はフィリピン産のものである。1年を通じて安定して手に入れることができる。国産バナナである沖縄や奄美大島、石垣島などの島バナナの旬は7月から9月で、早いものは5月下旬となり、10月頃まで市場に出回る。
バナナは細長い形状をしていて房になっている。黄色い果皮に包まれているが、手で簡単に剥くことができる。中は白い果肉で果汁はなく、甘味が強い。
日本に輸入されるバナナは害虫の侵入を防ぐため、青い未熟な状態で輸入される。市場に出回っているものは日本で追熟させて黄色くなったものである。
選ぶ時は全体に黄色く色付いている物を選ぶようにする。青色の物は全てが黄色く追熟するわけではない。国産のバナナは熟してから収穫できるため、輸入バナナよりも甘味が強い。
バナナを追熟するときの最適温度は15℃前後で、13℃以下では追熟せず、低温障害で果皮が黒く変色する。また、追熟すると、黄色の果皮の表面に黒い斑点が出ることがあるが、これはシュガーポットといい、熟して食べごろというサインでもある。
また、バナナは向いたまま置いておくと黒っぽく変色してしまう。
これは、りんごの褐変と同じく、果肉に含まれるポリフェノール類が酸素と触れることで変質してしまうため。
変色を防ぐためには、レモン汁にくぐらせると良い。
保存方法
バナナは冷蔵庫で行うと低温障害で真っ黒になり傷むため常温で保管する。または新聞紙に包んで冷暗所で保存する。
重みがかかった部分が傷んでくるので、接地面が少なくなるよう山形になるようにおくと傷みが防げる。
バナナツリーなどのスタンドを使うのもひとつの方法である。
更新日:2018年12月11日
作成日:2018年09月07日
更新日:2018年12月11日
作成日:2018年09月07日
パティシエWikiは現場で働くパティシエのみなさんの協力のもと制作されています。
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関係項目
• キウイフルーツ
キウイフルーツ【英:kiwifruit(キウイフルーツ)、仏:Kiwi(キウィ)】 キウイフルーツは、マタタビ科マタタビ属の雌雄異株の落葉蔓性植物の果実で、ニュージーランドで1906年に新しい果樹として誕生した。キウイフルーツの名前は、ニュージーランドのシンボルであるキーウィという鳥にちなんでつけられた。主な生産地はニュージーランドと中国である。 また、日本では愛媛県が国内生産量第一位。そのほかの主な産地は静岡県・香川県で、11月から12月ごろが一番旬。品種によって早いものは9月下旬から市場に出回る。国内で出回っているキウイフルーツには輸入物も多く、1年を通じて手に入りやすい果物でもある。 キウイの種類 キウイフルーツはいくつかの種類があるが、最も一般的なヘイワード種(学名:Actinidia deliciosa)の果実は、卵によく似た形をしていて楕円形である。果実は緑の果実の真ん中あたりが白くなっていて、放射線状に胡麻のような黒い種が並んでいる。果皮にオリーブ色や茶色の細かい毛の繊維がついているのが特徴である。 果皮は食べられないため、種は取り出さずそのまま食べるのが一般的である。味は甘味と酸味が感じられ、果汁が豊富に含まれる。最近は、ゴールドキウイという品種のキウイフルーツも出回っていて、こちらは果肉が黄色く、ヘイワード種のものよりも甘味は強め、酸味が弱い特徴がある。 扱い方 キウイフルーツの皮は、果肉を輪切りにして使う場合は横向きに、くし切りにして使う場合は縦向きに剥くと良い。 また、ヘタ付近に硬い尖った芯があるため、取り除く必要がある。 ケーキの飾りによく使われるキウイフルーツだが、ゼリーに使用するには不向きである。 これは、キウイフルーツにはたんぱく質を分解する酵素「アクチニジン」が含まれており、「アクチニジン」の働きで、ゼラチンが固まりにくくなる性質があるため。 追熟 身が青く、固いキウイフルーツは、りんごと同じ袋に入れて常温保管することで追熟できる。 注意事項 食物アレルギーの原因となる果物なので、厚生労働省の通知によって、「特定原材料に準ずるもの」とされている。キウイフルーツの加工食品には「キウイフルーツ」と表記することが奨励されている。
• ココナッツ
ココナッツ【英:coconut、仏:Noix de coco(ノワドココ)】 ヤシ科ココヤシ属で、椰子の実やココヤシとも呼ばれる。 旬は3月から5月ごろ。 繊維質の厚い殻に包まれ、その中に固い殻に包まれた種子がある。 種子の内部に大きな胚乳があり、それを削りとって乾燥させたものをコプラという。 洋菓子で使うココナッツは、このコプラを細かくしたもの。 乾燥させてそのまま使用しても良いが、ローストするとより香りが強くなりいろんな用途で使用できる。