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クグロフ

カテゴリ:発酵生地の菓子

クグロフ
クグロフ【仏:Kouglof】

バターや牛乳、卵などが入ったリッチな配合の生地をクグロフ型(斜めに溝模様があり、中心が空洞のおの)で焼いた、オーストリア・ドイツ・フランスのアルザス地方を代表する伝統菓子。
オーストリアのウィーンではバターケーキのような製法で作られ、フランスのアルザス地方ではイーストを使用したブリオッシュ生地タイプのものが主流となっている。

歴史と由来

語源には、ドイツ語の【Kugelhoff】クーゲル(球)+ホフ(僧帽)が語源であるという説と、
【Kugelhupf】クーゲル(球)+ホップフ(ビール酵母)という説が存在する。
前者は形が僧帽に似ていることから来ており、後者はかつてはビール酵母を発酵させて作られていたことが由来となっている。
また、他にもフランスのアルザス地方のリボーヴィレ【Ribeauvillé】の陶器職人、クゲルの名が語源であるという説がある。

マリー・アントワネットが愛したお菓子としても有名で、18世紀に彼女がオーストリアからルイ16世のもとへ嫁ぐ際にフランスに伝えられたと言われている。
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