
カトルカール
カテゴリ:スポンジ生地・バター生地の菓子

4分の4という意味のパウンドケーキ。等分の配合の焼き菓子。
歴史
カトル(4)、カール(4分の1)の意から名付けられた菓子。バター、砂糖、卵、小麦粉の4つの素材が、4分の1ずつ全て同じ量使用されている。製法
製法はパウンドケーキの長方形型で作られ、バターを柔らかくして砂糖、全卵、小麦粉と加えていくシュガーバッター法と小麦粉、バターを最初に合わせ、砂糖、卵を加えるフラワーバッター法がある。シュガーバッター法は、卵の泡立て方の違いで共立て法、別立て法に分かれる。
更新日:2020年08月07日
作成日:2018年09月12日
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作成日:2018年09月12日
パティシエWikiは現場で働くパティシエのみなさんの協力のもと制作されています。
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関係項目
• パウンドケーキ
パウンドケーキ(英: pound cake) カトルカール(仏:Quatre-Quarts) パウンドケーキはバターケーキの代表格とも言えるケーキであり、「カトルカール」とも呼ばれる。 砂糖とバターを最初に合わせてから卵と小麦粉を加えるシュガーバッター法や、小麦粉とバターを最初に合わせてから砂糖と卵を加えるフラワーバッター法といった製法がある。 パウンドケーキには様々なバリエーションがあり、中でもケーク (仏:Cake)やケーク・オ・フリュイ (仏:Cake aux fruits)と呼ばれる、ドライフルーツを入れたパウンドケーキは広く知られている。 他にも、リンゴを入れたアプフェルクーヘンや、レモンを使ったウィークエンドシトロンなどがある。 歴史 パウンドケーキという名前は、材料を1ポンドずつ混ぜて作ることに由来している。 また、別名であるカトルカールとは、フランス語で「4分の1が4つ」という意味であり、こちらの名前もバター・砂糖・卵・小麦粉を4分の1ずつ混ぜ合わせて作ることから名づけらたものである。 パウンドケーキは18世紀初頭にイギリスで誕生し、18世紀後半には砂糖漬けのフルーツの皮を使ったフルーツケーキなどのバリエーションも誕生した。 当時、フルーツケーキは結婚式のウエディングケーキとして出されていた。 さらに、20世紀前半になるとフルーツやナッツを使った様々なバリエーションが誕生し、比較的日持ちが良かったことから、クリスマスなどの季節の贈答品として定着していった。
• オールインワン法
オールインワン法とはバター生地の作り方のひとつで、バター以外の材料を混ぜ最後に溶かしたバターを加える方法。 卵の気泡性を利用して生地を膨らませる。焼成した生地は、膨らみが少ないがきめは細かく、非常にしっとりとする。 手順 1. バターを火にかけて溶かし、冷ましておく。 2. ボウルに卵と砂糖を入れ、泡立て器で泡立てる。 3. 2に小麦粉を加え、なめらかになるまで混ぜる。 4. 3に1を数回に分けて加えながら混ぜる。 5. 型に入れ、オーブンで焼成する。 材料を混ぜ合わせた最後にバターを加えるので、バターの温度によっては分離しやすくなるため注意が必要である。 →フラワーバッター法 →シュガーバッター法