
レモン
カテゴリ:果物類

レモン(学名: Citrus limon)は、ミカン科ミカン属の常緑低木で果実は柑橘類である。
レモンの出回る時期は秋冬で10月~3月頃だが、輸入のものも多く1年を通じていつでも手に入る。国内での主な産地は広島で、広島だけで国内のレモン生産の半分以上を占める。
楕円形に形が整っていて果皮にハリとツヤ、弾力があるものが良品とされている。その中でも軸の部分が緑色で香りがよく色鮮やかなものがよい。重みがあるもののほうが軽いものより水分がありおいしい。古くなると皮にシワが入ったり、変色したりする。
ビタミンCが多く含まれていて、風邪予防、美容などに効果を発揮する。また、クエン酸も豊富に含まれているため、疲労回復にも役立つ。
保存方法は、常温の場合冷暗所で保存。この場合数日で使い切る必要がある。
さらに長持ちさせたい場合は乾燥を防ぐためポリ袋に入れて冷蔵庫で保存する。5~6℃くらいの環境で約1ヶ月ほど保つ。カットしたレモンは早めに使い切るようにした方がいいが、保存するときは切り口をラップで包んで冷蔵庫へ入れて保存する。
レモンピール(加工品)
製菓でよく使われるレモンの使用法として、レモンの皮を砂糖で煮つけて、上からグラニュー糖をまぶしたレモンピールがある。生ケーキなどの洋菓子にも使用されることが多い。更新日:2018年12月11日
作成日:2018年09月07日
更新日:2018年12月11日
作成日:2018年09月07日
パティシエWikiは現場で働くパティシエのみなさんの協力のもと制作されています。
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関係項目
• グレープフルーツ
グレープフルーツ【英:grapefruit(グレープフルーツ)、仏:pamplemousse(パンプルムース)】 柑橘類の一種でミカン科ミカン属グレープフルーツ種に属し、亜熱帯を原産とする。ブドウのようにたわわに実るところからグレープフルーツと呼ばれるようになった。グレープフルーツは品種も多く、果肉の色で分類されている。 日本の市場に出回っているグレープフルーツのほとんどは輸入品であり、アメリカ産が7割。アメリカ産グレープフルーツの旬は11月~6月である。6月~11月は南アフリカ産のグレープフルーツが入ってくるため、日本では1年を通じて市場に出回っている。 グレープフルーツは木に成り、果実は10〜15cmほどのソフトボールのような球状で、黄色い色をしている。表面はでこぼこしていて、白やピンクの果実が房に分かれている。 果汁が豊富で、甘味が淡くて酸味が強い。ほろ苦さがあるさっぱりとした味わいが特徴である。 グレープフルーツは、形が丸く整っていて、ハリとつやがあるずっしりと重たいものを選ぶとよい。 果皮がごわついているものは、果実がスカスカになっているものもあるので選ばないようにする。果皮にシミのついたものもあるが、味には影響していない。 ぶどうのようにほかの実と重なって実るため、形がいびつなものはそれだけほかの果実が近くにたくさんあったことを表その分栄養素が十分行き届いていないことがある。 果皮には農薬がついているのでよく洗う必要がある。 グレープフルーツの種類 ホワイトマーシュ ホワイト系の方が酸味が強い。日本でよく見る一般的なグレープフルーツで、果皮は黄色、果肉は白黄色。果汁が多く苦みもあるが、さわやかな味をしている。 ピンクマーシュ いわゆるピンクグレープフルーツ。 果皮はホワイト・マーシュと変わらぬ黄色だが、果肉は薄いピンク色をしている。 生産数が少なく、あまり流通していない。 ルビー、スタールビー 果皮は黄色〜オレンジやピンクのものもあり、果肉は赤みがかった色をしている。 ホワイト種に比べて苦味が少なく、甘みが強く感じられる。 保存方法 風通しの良い冷暗所か冷蔵庫の野菜室に入れておくと1~2週間ぐらいもつ。切ったものはラップで乾燥しないようにして早めに使い切るようにする。 注意点 ゼリーを作る際などにゼラチンを使うと、グレープフルーツの酸が反応しうまくかたまりにくい。ゼリーを作る際にゼラチンを使う場合は果汁の量を減らす、もしくは、ゼラチン以外の凝固剤を使う必要がある。 また、グレープフルーツの果肉に含まれる成分は高血圧治療薬などの特定の医薬品と相互作用し、これらを服用している人には摂取が制限されているので、食用には注意する必要がある。また、風邪薬などにも作用し、効き目が強くなるということがある。
• ライム
ライム【英:Lime(ライム)、仏:citoron vert(シトロン ヴェール)】 ライムは柑橘類の一種で、熱帯地域を原産とする低木、もしくはその果実を指す。インドやミャンマー、マレーシア一帯が原産地である。 ライムのおおよその旬は9〜12月頃だが、輸入品も販売されているため、一年通して手に入る。日本ではメキシコ産のものが多く輸入されている。国内の生産地は、愛媛・香川などが中心。 ライムの果実は6〜8㎝ほどで、形はレモンに似ているが、レモンより丸く大きさも小さく、果皮の厚さも薄い。果皮の色は緑がかった黄緑色である。味はレモンと同様に酸っぱいが、苦味に似たライム独特の風味がある。 完熟すると果皮が黄色くなるがライム特有の酸味がなくなるため、緑の時が食べ頃である。表面につやがあり、持った時に重みや弾力の感じるものを選ぶと皮が薄く果汁が多い。 ライムの種類 メキシコから輸入されているライムには2種類の大きさがあり、レモンよりやや小さいタヒチライム(またはペルシャライム)と、それよりも小さいメキシカンライム(またはキーライム)がある。通常タヒチライム・ペルシャライムには種子がない。 また、これらは酸味の強い「酸果ライム」とされるが、酸味の少ない「甘果ライム(スイートライム)」もある。こちらの大きさもレモンよりやや小さめ。 保存方法 ライムの保存は室温で約1週間、冷蔵庫に入れると約1か月持つ。その際は乾燥しないようビニールやポリの袋に入れる。一度切ったものも冷蔵庫で保存するとよいが、なるべく早く使い切るようにする。長時間の保存が必要な場合は、絞った果汁だけを冷凍するか、スライスして1枚ずつラップで挟み乾燥しないようにして冷凍すると持ちがいい。また、ライムを絞るときはくし形(縦方向)に切るほうが横方向に切るよりたくさん果汁を絞ることができる。