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ライム

カテゴリ:果物類

ライム
ライム【英:Lime(ライム)、仏:citoron vert(シトロン ヴェール)】

ライムは柑橘類の一種で、熱帯地域を原産とする低木、もしくはその果実を指す。インドやミャンマー、マレーシア一帯が原産地である。
ライムのおおよその旬は9〜12月頃だが、輸入品も販売されているため、一年通して手に入る。日本ではメキシコ産のものが多く輸入されている。国内の生産地は、愛媛・香川などが中心。
ライムの果実は6〜8㎝ほどで、形はレモンに似ているが、レモンより丸く大きさも小さく、果皮の厚さも薄い。果皮の色は緑がかった黄緑色である。味はレモンと同様に酸っぱいが、苦味に似たライム独特の風味がある。
完熟すると果皮が黄色くなるがライム特有の酸味がなくなるため、緑の時が食べ頃である。表面につやがあり、持った時に重みや弾力の感じるものを選ぶと皮が薄く果汁が多い。

ライムの種類

メキシコから輸入されているライムには2種類の大きさがあり、レモンよりやや小さいタヒチライム(またはペルシャライム)と、それよりも小さいメキシカンライム(またはキーライム)がある。通常タヒチライム・ペルシャライムには種子がない。
また、これらは酸味の強い「酸果ライム」とされるが、酸味の少ない「甘果ライム(スイートライム)」もある。こちらの大きさもレモンよりやや小さめ。

保存方法

ライムの保存は室温で約1週間、冷蔵庫に入れると約1か月持つ。その際は乾燥しないようビニールやポリの袋に入れる。一度切ったものも冷蔵庫で保存するとよいが、なるべく早く使い切るようにする。長時間の保存が必要な場合は、絞った果汁だけを冷凍するか、スライスして1枚ずつラップで挟み乾燥しないようにして冷凍すると持ちがいい。また、ライムを絞るときはくし形(縦方向)に切るほうが横方向に切るよりたくさん果汁を絞ることができる。

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