“食い倒れの街”、大阪。その称号は、たこ焼きやお好み焼きだけに留まりません。歴史ある老舗和菓子から、世界レベルのパティシエが腕を振るう芸術的なケーキ、そしてSNSを賑わす最新スイーツまで、大阪はまさに甘美な宝物庫です。
しかし、選択肢が多すぎるゆえに「本当に美味しいお店はどこ?」「今の気分に合うスイーツは?」「行列は避けたい…」と悩んでしまう方も多いはず。
この記事は、そんなあなたのための「絶対に失敗しない大阪スイーツ完全攻略ガイド」です。単なる人気店のリストではありません。地元民だからこそ知る行列回避の裏ワザや、観光客が見逃しがちな本物の隠れ名店、そしてあなたの「今、食べたい」という気持ちに寄り添い、目的や気分、エリアに合わせて最高の一軒を見つけ出すための、あなただけのコンシェルジュです。
※掲載内容は2025年7月時点の情報です。営業時間や定休日、価格は変更される可能性があるため、ご来店前に必ず公式サイトやSNSで最新情報をご確認ください。
さあ、心ときめく甘い冒険へと出発しましょう。
大阪スイーツ巡り便利マップ
このガイドで紹介したスイーツを、より直感的に巡るためのオリジナルGoogleマイマップです。 マップ上のアイコンをクリックすると、店舗名や詳細情報が確認できます。このマップを片手に、スイーツ巡りの計画を立ててみてください。
最初にチェック!地元民おすすめ大阪スイーツ巡りモデルコース
「どこから回ればいいかわからない!」というあなたへ。大阪の地理とスイーツを知り尽くした筆者が、効率よく楽しめる2つのモデルコースを提案します!
【梅田発】最先端とレトロを巡る王道コース- 11:00 @阪急うめだ本店: まずはデパ地下で「エシレ」や「ブルトンヌ」をチェック。お土産もここで確保。
- 13:00 @中崎町: 梅田から徒歩で移動。古民家カフェ「太陽ノ塔」でランチ&レトロなケーキを堪能。
- 15:00 @天満橋: 電車で一駅。「アシッドラシーヌ」で芸術的ケーキをテイクアウト。
- 16:00 @北浜: 川沿いの「モトコーヒー」で、アシッドラシーヌのケーキを持ち込んで(※要確認)優雅なティータイム。
- 13:00 @日本橋: 開店前から並んで「玉製家」の出来立ておはぎをゲット。
- 14:30 @心斎橋・堀江: トレンドの発信地へ。「Groovy Ice Cream GUFO」のソフトクリームで一休み。
- 16:00 @四ツ橋: 予約していた「ちひろ菓子店」で焼きたてフィナンシェを受け取り。
- 18:00 @なんば: 「CAFE ANNON」の”夜パフェ”で、一日を締めくくる大人のご褒美。
【まずはココから】大阪スイーツの頂点に君臨する”四天王”と専門店の名店5選
大阪のスイーツシーンを語る上で、まず押さえておくべき頂点の名店たちです。その卓越した技術と揺るぎない評判は、まさに大阪の誇り。行列は覚悟の上ですが、並んででも食べる価値があります。
店名 | エリア | ジャンル | 価格帯 | 特徴 |
アシッドラシーヌ | 天満橋 | ケーキ | ¥600 – ¥800 |
圧倒的人気を誇る実力派。独創的で洗練されたフランス菓子。常に行列必至。
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Patisserie Ravi,e relier | 中崎町 | ケーキ | ¥700 – ¥900 |
重厚感のある本格フランス菓子。素材の味を最大限に引き出す芸術的ケーキ。
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玉製家 | 日本橋 | 和菓子 (おはぎ) | ¥1,000 – ¥2,500 |
創業120年超。注文後に作る絶品おはぎを求め、2時間待ちも覚悟の伝説的老舗。
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エシレ・マルシェ オ ブール | 梅田 | 洋菓子 (バター菓子) | ¥500 – ¥4,000 |
フランス産高級バター「エシレ」専門店。オムレットや焼き菓子は贈答用にも最適。
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ジェラテリア チルコドーロ | 谷町六丁目 | ジェラート | ¥500 – ¥1,000 |
数々の受賞歴を持つジェラート専門店。素材の味が際立つ濃厚で滑らかな口溶け。
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アシッドラシーヌ (Acidracines)
大阪パティスリー界の頂点。緻密な計算と独創性が光るケーキはもはや芸術品です。一番人気の「ラクテ」は、濃厚なチョコムースとフランボワーズの酸味が見事な調和を生み出します。

参照:食べログ
【地元民メモ】
週末の行列は開店1時間前には覚悟を。狙い目は平日のオープン直後か、ケーキの種類は減りますが夕方17時以降。テイクアウト専門店ですが、近隣のカフェ「Café 馬車の扉」ではワンドリンクオーダーで持ち込み可能です。
【店舗情報】
住所: 大阪府大阪市中央区内平野町1-4-6
アクセス: Osaka Metro谷町線「天満橋駅」より徒歩約6分
営業時間: 11:00~18:00
定休日: 日曜・月曜・火曜・水曜(祝日の場合は変動あり)
Patisserie Ravi,e relier (パティスリー ラヴィルリエ)
重厚でクラシックな本格フランス菓子の名店。シシリー産ピスタチオを贅沢に使った「ピエール・タンタシオン」は、その濃厚さに誰もが驚きます。
参照:公式HP
【地元民メモ】
不定休があるので、公式Instagramの営業カレンダーを確認してから訪問するのがおすすめです。ケーキの取り置きは当日電話で可能です。
住所: 大阪府大阪市北区山崎町5-13
アクセス: Osaka Metro谷町線「中崎町駅」より徒歩5分
営業時間: 11:00~19:00(商品が売り切れ次第閉店)
定休日: 日曜日(不定休あり)
玉製家 (ぎょくせいや)
明治32年創業、おはぎ一筋の伝説的店舗。メニューは「つぶあん」「こしあん」「きなこ」のみ。注文を受けてから握る出来立ての温かいおはぎは、まさに絶品です。
参照:食べログ
【地元民メモ】
電話予約・取り置きは一切不可。現金払いのみなので、お釣りのないように準備を。2時間待ちは当たり前なので、日傘や飲み物持参は必須です。ご主人の職人技を間近で見られるのも、この待ち時間の醍醐味。
住所: 大阪府大阪市中央区千日前1-4-4
アクセス: Osaka Metro千日前線・堺筋線「日本橋駅」すぐ
営業時間: 14:00~18:30(売り切れ次第終了)
定休日: 水曜・木曜・日曜・祝日(お彼岸・お盆期間は営業)
エシレ・マルシェ オ ブール (ÉCHIRÉ MARCHÉ AU BEURRE)
フランス産高級発酵バター「エシレ」の関西唯一の専門店。バタークリームの概念を覆す「オムレット・ブール」は、予約なしでの入手が困難なほどの人気です。

参照:公式HP
【地元民メモ】
オムレットは公式サイトからのWeb予約が確実です。焼き菓子「ガレット・エシレ」なども、夕方には売り切れていることが多いので、午前中の訪問がおすすめです。
【店舗情報】住所: 大阪府大阪市北区角田町8-7 阪急うめだ本店 B2F
アクセス: 各線梅田駅・大阪駅直結
営業時間: 10:00~20:00
定休日: 阪急うめだ本店に準ずる
ジェラテリア チルコドーロ (Gelateria Circo D’oro)
日本選手権優勝など、数々の受賞歴を誇るジェラート界の重鎮。人気No.1の「クリーミィピスタ」は、ピスタチオの濃厚な風味が口いっぱいに広がります。

参照:食べログ
【地元民メモ】
陽気な店主との会話も楽しみの一つ。フレーバーに迷ったら、遠慮なく相談してみてください。不定休が多いので、訪問前には公式SNSの確認をお忘れなく。
住所: 大阪府大阪市中央区谷町7-3-4新谷町第三ビル114
アクセス: Osaka Metro谷町線「谷町六丁目駅」より徒歩4分
営業時間: 11:00~19:00
定休日: 水曜日・木曜日、その他不定休
【目的別】今日の気分で選ぶ!大阪スイーツ体験
自分へのご褒美に。贅沢なひとときを過ごすホテルアフタヌーンティー
日常を忘れさせてくれる優雅な空間で、季節やブランドとコラボした芸術的なスイーツを。特別な日の「イベント」として楽しむのが大阪流です。
- ザ・リッツ・カールトン大阪: “キング・オブ・アフタヌーンティー”。クラシックな空間と生演奏は、まさに非日常。格別の体験を約束します。

参照:公式HP
- コンラッド大阪: 地上200mの絶景を望む”天空のティーパーティー”。螺旋階段のティースタンドは写真映えも抜群。

参照:公式HP
- W大阪: スタイリッシュで遊び心あふれるモードな体験。ハイブランドとのコラボは常に話題の的です。

参照:一休
思わず写真に撮りたくなる!SNSで話題のフォトジェニックスイーツ
「味わう」だけでなく「撮影して共有する」体験ができる、最先端のフォトジェニックスイーツです。- パフェ&ジェラート LARGO ルクアイーレ店: 緑と花々に囲まれたお花畑のような空間。どこを切り取っても絵になります。

参照:食べログ
- fujifrance (フジフランス): 「約束のりんご」など、物語から飛び出してきたような愛らしいケーキが人気。

参照:公式instagram
- Groovy Ice Cream GUFO: 堀江のおしゃれなクラフトソフトクリーム店。洗練されたビジュアルのパフェはインスタグラマーに大人気。

参照:公式instagram
伝統と革新が織りなす。心安らぐ絶品和菓子
伝統を守る老舗の味と、モダンな感性が光る新しい和の形。その両方に触れられるのが大阪の魅力です。
- 喜八洲総本舗 (きやすそうほんぽ): 大阪の「みたらし団子」の代名詞。目の前で炙ってくれる俵型の団子は熱々が最高。

参照:食べログ
- 堺名産けし餅本舗 小島屋: 創業300年以上。千利休も愛したと伝わる「けし餅」は、プチプチとした芥子の実の食感が唯一無二。

参照:食べログ
- 餅匠しづく (もちしょう しづく): 伝統をモダンにアップデートした新感覚和菓子。芸術品のようなフルーツ大福は必見。

参照:公式instagram
【シーン別】絶対に外さない!大阪のおすすめ手土産スイーツ4選(日持ち情報も)
贈る相手やシーンに合わせて選ぶ、センスが光る手土産。日持ち情報も参考にしてください。
- りくろーおじさんの店 (チーズケーキ): “ザ・大阪土産”。ふわふわしゅわしゅわの焼きたてチーズケーキはインパクト絶大。
- 日持ち: 冷蔵で当日含め3日間

参照:公式HP
- バトンドール (スティックスイーツ): グリコが手掛けるプレミアムなポッキー。目上の方への贈り物にも安心の高級感。
- 日持ち: 製造日より約1ヶ月

参照:公式instagram
- ブルトンヌ (焼き菓子): 店内で焼き上げるフィナンシェは発酵バターの香りが最高。センスの良い手土産として鉄板。
- 日持ち: 焼き菓子により異なるが、製造日より7日~40日程度

参照:公式HP
- ちひろ菓子店 (フィナンシェ): 焼きたてが名物の専門店。グルメな友人へ「通」な手土産として喜ばれること間違いなし。
- 日持ち: 焼きたては当日中。個包装のものは約2週間

参照:公式HP
地元民が通う!本当は教えたくない大阪の穴場スイーツ
有名店もいいけれど、地元で長く愛されるお店には、心温まる美味しさがあります。観光客はまだ知らない、とっておきの穴場をご紹介。
- 西洋茶館 @天満: 歴史的建造物の中にある、英国アンティーク調の喫茶店。スコーンやケーキはもちろん、クラシックな雰囲気の中でいただくアフタヌーンティーは、ホテルのものとはまた違った趣があります。

参照:公式HP
- HAPJE(ハピェ)@天神橋筋商店街: ベルギーで修行した店主が作る、本場のワッフルと焼き菓子の店。商店街の喧騒の中にありながら、ここだけヨーロッパの空気。食べ歩きにも、ちょっとした手土産にも最適です。

参照:食べログ
まだある!目的・ニーズ別おすすめ大阪スイーツ
あなたの「こんなお店ないかな?」にお答えします!
1,000円以下で大満足!大阪コスパ最強スイーツ
- 喜八洲総本舗 (みたらし団子 1本¥120~): 驚きの価格で出来立ての美味しさを。
- りくろーおじさんの店 (チーズケーキ 1ホール¥1065): このサイズと味で1,000円は奇跡。
- Crepeあまのじゃく (クレープ ¥500~): 中崎町の人気店。もちもち生地のクレープはボリューム満点。
深夜営業が嬉しい!大阪の絶品”夜パフェ・夜スイーツ”
- CAFE ANNON (~23:00): 難波の夜パフェブームの火付け役。お酒をかけて楽しむ大人のパフェ。
- ショコラティエ パレ ド オール (~22:00 L.O. ※金土): 北新地で飲んだ後の締めに、本格的なチョコレートパフェという贅沢を。
- Parfaiteria PaL 心斎橋 (~24:00): 飲んだ後の「締めパフェ」文化を大阪に広めた専門店。芸術的なパフェが楽しめます。
子連れでも安心!キッズフレンドリーな大阪スイーツ店
- FRUIT GARDEN 山口果物 (上本町): 老舗果物店が手掛けるパーラー。フレッシュなフルーツは子供も大喜び。ベビーカーでも入りやすい広めの店内。
- TABLES Coffee Bakery & Diner(タブレス)@南堀江: 広々としたソファ席が多く、ベビーカー連れでも安心。パンケーキやカップケーキなど、子供が喜ぶメニューも豊富。
- パンとエスプレッソと堺筋倶楽部 (長堀橋): レトロな銀行を改装した大箱カフェ。空間が広いので、多少子供が騒いでも気兼ねしにくいのが嬉しいポイント。
【予約攻略】行列店のスイーツを確実にゲットする方法
- エシレの「オムレット」: 毎週日曜日の午前10時から、公式サイトで翌週火曜~翌週日曜分までのWeb予約が可能。争奪戦ですが、店頭で並ぶより確実です。
- cocoo cafeの「かき氷」: 完全予約制。予約は公式サイトの予約フォームからのみ。不定期に予約枠が解放されるので、公式SNSのチェックが必須です。
- 人気ホテルのアフタヌーンティー: ほとんどのホテルが公式サイトからオンライン予約可能です。特に土日は1ヶ月以上前から予約が埋まることも多いので、予定が決まったら即予約を。
大阪のスイーツ店は、エリアごとに異なる「個性」を持っています。商業の中心地には最新トレンドが集まり、歴史ある街には落ち着いた名店が佇み、若者の集まる場所には活気あふれるカフェが軒を連ねます。ここでは、各エリアの雰囲気と共に、散策がもっと楽しくなるようなスイーツ巡りのプランを提案します。
梅田・北新地エリア:最先端と老舗が共存するスイーツ激戦区
大阪の交通の要所であり、最新トレンドの発信地。阪急、阪神、大丸といった百貨店のデパ地下には国内外の名店がひしめき合い、常に活気に満ちています 。一方で、少し歩けば北新地の洗練されたバーや、昔ながらの喫茶店も顔を覗かせ、新旧が融合する大阪随一のスイーツ激戦区です。
- 主な店舗: エシレ・マルシェ オ ブール 、ツマガリ 、カカオサンパカ 、パスティチュリア・デリチュース 、ブルトンヌ 、五感 、Kith Treats 、YORKYS Creperie 、ショコラティエ パレ ド オール
難波・心斎橋・堀江エリア:トレンド発信地のオシャレカフェ&スイーツ
ファッションと若者文化の中心地であるこのエリアは、SNSで話題のカフェやスイーツ店が次々とオープンするトレンドの発信源です。道頓堀の喧騒から一歩入ったアメリカ村、洗練されたセレクトショップが並ぶ堀江など、散策しながらお気に入りの一軒を見つける楽しみがあります。
- 主な店舗: クレープリー・アルション 、サロン・ド・テ・アルション 、りくろーおじさんの店 なんば本店 、CAFE ANNON 、浪漫焼き芋 芋の巣 、Groovy Ice Cream GUFO 、ル・ピノー 北堀江本店 、ちひろ菓子店
天満・中崎町エリア:路地裏に隠れた個性派カフェの宝庫
梅田から徒歩圏内にありながら、昭和の面影を色濃く残す街並みが広がるエリア。古民家をリノベーションした、個性的でおしゃれなカフェが迷路のような路地裏に点在しています 。宝探しのような感覚でカフェを巡るのが、このエリアならではの楽しみ方です。
- 主な店舗: Patisserie Ravi,e relier 、太陽ノ塔 本店 、蜜香屋 、Picco Latte 、KAYA cafe 、Crepeあまのじゃく 、むろの小町
北浜・天満橋エリア:水辺の景色と楽しむ上質パティスリー
ビジネス街としての一面を持ちながら、中之島の川辺には洗練されたカフェやパティスリーが点在しています。歴史的建造物を活用したレトロな喫茶店も多く、落ち着いた雰囲気の中でゆったりとした時間を過ごしたい大人にぴったりのエリアです。
- 主な店舗: アシッドラシーヌ 、五感 北浜本館 、北浜レトロ 、モトコーヒー 、カカオティエゴカン 高麗橋本店
【ジャンル別】専門店の味をとことん楽しむ大阪スイーツ
「今日はチョコレートの気分」「最高のかき氷が食べたい」。そんな風に、特定のスイーツを心ゆくまで堪能したい日もあります。大阪には、一つのジャンルを突き詰めた専門店が数多く存在します。ここでは、それぞれの分野で高い評価を得ている名店をご紹介します。
チョコレート専門店:カカオの奥深い世界へ
- ショコラティエ パレ ド オール: 自家工房でカカオ豆の選別・焙煎からチョコレートの製造までを一貫して手掛ける「Bean to Bar」の本格派。宝石のように美しいボンボンショコラはもちろん、チョコレートを主役にした芸術的なパフェも絶大な人気を誇ります 。
- エクチュア からほり「蔵」本店: 明治時代の古い蔵を改装した、趣のある空間が魅力のショコラトリー。日本の素材を積極的に取り入れた、独創的で優しい味わいのチョコレートが楽しめます 。
- カカオティエゴカン 高麗橋本店: 大阪を代表するパティスリー「五感」が手掛けるチョコレート専門店。サクサクのチョコレートサブレでなめらかなガナッシュをサンドした「カカオサンド」が名物です 。
- レ・プティット・パピヨット: 肥後橋にある実力派ショコラトリー。フランスで修行を積んだシェフが作る、繊細で美しいチョコレートは、自分へのご褒美にも、大切な人への贈り物にも最適です 。
かき氷専門店:一年中楽しめる進化系かき氷
もはや夏の風物詩という枠を超え、一年を通して楽しめるスイーツとして定着したかき氷。大阪には、独創的なシロップやエスプーマ、希少な天然氷を使った、進化系かき氷を提供する専門店が数多くあります。
- cocoo cafe: 靭公園近くにある、完全予約制のかき氷専門店。限界までシロップをかけた、芸術的でボリューム満点のかき氷が有名です 。「ブリュレ氷」など、他では味わえない独創的なメニューが人気を集めています。
- がるる氷: 中崎町の商店街にある、一年中かき氷を提供する人気店。「食べログ スイーツ WEST 百名店」にも選ばれる実力派で、季節のフルーツを使った限定メニューなど、訪れるたびに新しい味に出会えます 。
- むろの小町: 大阪では希少な、南アルプスの天然氷を使用したかき氷が通年で楽しめる専門店。職人が丁寧に削り出す氷は、口に入れた瞬間にふわっと溶ける繊細な食感が特徴です
- FRUIT GARDEN 山口果物: 老舗の果物屋さんが手掛けるフルーツパーラー。果物そのものの美味しさを最大限に活かした、フレッシュで濃厚なシロップのかき氷が一年中楽しめます 。
【最新情報】2025年ニューオープン&注目のトレンドスイーツ
大阪のスイーツシーンは、常に進化を続けています。特に2025年は、JR大阪駅北側の再開発エリア「グラングリーン大阪(うめきた2期)」の開業に伴い、話題の新店が続々とオープンしています。ここでは、今最も注目すべき最新のスイーツスポットをご紹介します。
Kith Treats (キス トリーツ)
2025年3月、うめきたグリーンプレイスに関西初上陸した、ニューヨーク発の人気ファッションブランド「KITH」が手掛けるアイスクリームバー。好きなシリアルやお菓子を濃厚なバニラアイスクリームにミックスし、目の前で自分だけのオリジナルアイスクリームを作ってもらえます。

参照:公式HP
住所: 大阪府大阪市北区大深町5-1 うめきたグリーンプレイス 1F
営業時間: 11:00~21:00
定休日: グラングリーン大阪に準ずる
YORKYS Creperie / PIECE OF BAKE (ヨーキーズクレープリー / ピースオブベイク)
同じくうめきたグリーンプレイスにオープンした、神戸発の人気クレープ店と生ドーナツ店の複合店。もちもち食感のクレープに加え、ブランド初の贅沢な「皿盛りクレープ」も登場し、注目を集めています。

参照:うめきたグリーンプレイス
住所: 大阪府大阪市北区大深町5-1 うめきたグリーンプレイス 1F
営業時間: 10:00~21:00
定休日: グラングリーン大阪に準ずる
GOKAN PARLOIR (ゴカン パーラー)
大阪を代表するパティスリー「五感」が、グラングリーン大阪にオープンした新業態のパーラー。モダンで洗練された空間で、五感が誇る上質なスイーツを新たな形で楽しむことができます。
参照:公式HP
住所: 大阪府大阪市北区大深町5-54 グラングリーン大阪
営業時間: 11:00~21:00
定休日: グラングリーン大阪に準ずる
よくある質問(FAQ)
Q. 大阪駅直結で、急いでいる時に買えるおすすめの手土産は?
A. 阪急うめだ本店の地下にある「ブルトンヌ」のフィナンシェや、「バトンドール」の高級スティックスイーツがおすすめです。どちらも行列はありますが回転は速く、パッケージもおしゃれで間違いありません。
Q. 一人でふらっと入れる、おすすめのスイーツ店はありますか?
A. 梅田の「ショコラティエ パレ ド オール」や、北浜の「モトコーヒー」はカウンター席があり、一人でも落ち着いて過ごせます。また、デパ地下のイートインコーナー(阪神梅田本店の「おやつテラス」など)も気軽に利用できておすすめです。
Q. 大阪でスイーツの食べ放題(ビュッフェ)はありますか?
A. はい、あります。ザ・リッツ・カールトン大阪やコンラッド大阪などのホテルでは、期間限定でスイーツビュッフェが開催されることが多いです。また、梅田の「スイーツパラダイス」は常時スイーツ食べ放題を提供しています。各ホテルの公式サイトやSNSで最新情報をご確認ください。
まとめ
大阪のスイーツの世界は、伝統を守り続ける老舗の深い味わいから、世界を舞台に活躍するパティシえの革新的な一皿、そして街を歩けば出会える心ときめくカフェまで、無限の広がりを持っています。
今回ご紹介したのは、その広大な世界への入り口に過ぎません。この究極ガイドを片手に、行列に並ぶ時間、路地裏で偶然見つける喜び、そして一口食べた瞬間の感動、そのすべてを楽しんでください。
そのすべてが、きっと忘れられない甘い思い出として、あなたの心に刻まれるはずです。