
フロマージュブラン
カテゴリ:乳製品
牛の乳を発酵させたフレッシュチーズ。
フランスが原産国で、フロマージュブランという名前は白いチーズを意味する。
熟成をさせていない、乳白色でクリーム状のチーズである。ヨーグルトよりも軽い酸味があり、さっぱりとしたコクのある味わい。
同じフレッシュチーズのクリームチーズやマスカルポーネよりも酸味、脂肪が少なく、クセがないので料理からデザートまで幅広く使われる。
生クリームを加えて使う事が多く、ムースやクレメ・ダンジュを作る材料となる。
作られ方
温めた牛のミルクに乳酸菌や、少量のレンネット(凝乳酵素)を加えて固め、布袋などに入れて水分を抜く。低脂肪乳+ヨーグルト、クエン酸で代用品を作る事ができる。
保存
チーズの状態が変化してしまうので、冷凍保存はできない。開封後は、空気に触れないように保存し、早めに使い切るのが望ましい。
更新日:2018年12月11日
作成日:2018年09月12日
更新日:2018年12月11日
作成日:2018年09月12日
パティシエWikiは現場で働くパティシエのみなさんの協力のもと制作されています。
パティシエWikiは現場で働くパティシエのみなさんの
協力のもと制作されています。
関係項目
• マスカルポーネ
マスカルポーネ【伊:Mascarpone】 マスカルポーネはイタリア原産のクリームチーズで、マスカポーネ (Mascapone) 、マスケルポーネ (Mascherpone) とも呼ばれている。マスカルポーネはイタリアが発祥の地で、「何と素晴らしい」という意味の言葉がそのまま名前に由来する。 マスカルポーネはイタリア全土で生産されているフレッシュチーズの一種である。 乳脂肪分が80%前後と高いが、他のチーズに比べて酸味や塩分が少なく天然の甘さがあり、あっさりとしている。 見た目も固めに泡立てた生クリームのようである。冷凍には向かない。 日本にはティラミスの人気とともに一気に広まり、クリームチーズと同じように日常生活で食されるようになった。 塩分の高いブルーチーズを食べる際に塩味の緩和に混ぜ合わせて食べたり、スモークサーモンや生ハムなどに添えて食べたりする。イタリアでは燻製にしたり、フルーツに添え、シナモンをかけて食べたりもする。
• サワークリーム
サワークリーム【英:sour cream(サワークリーム)、仏:crème aigre(クレーム・エーグル) サワークリーム は乳製品の一種で、生クリームを乳酸菌で発酵させた、いわゆる発酵クリームである。発酵することで生クリームはさわやかな酸味とコクが加わる。英語で「酸味のある・酸っぱい」を指す「サワー」にちなんでサワークリームと呼ばれるようになった。 特徴と種類 サワークリームは生クリームから作られるため脂肪分の豊富なペースト状のクリームとなる。脂肪分は16~21%を含み、乳酸菌による独特な酸味を持つ。この脂肪分の部分を40%減らしたものにライトサワークリーム、コンスターチやゼラチンなどの増粘剤によって作られているものに無脂サワークリームがある。 また乳脂肪分約28%、pH約4.5のサワークリームはクレーム・フレーシュ(仏語:crème fraîche)と呼ばれる。標準のサワークリームより酸味や粘度が低く、脂肪分が多い。クリームと微生物以外のものが入っているサワークリームは、ヨーロッパの表示規制でクレーム・フレーシュとして認められない。加熱しても塊にならないため、暖かいフランス料理に使われることが多い。 用途 サワークリームは伝統的にじゃがいもやスープにトッピングしたり、ビーフストロガノフに加えたり、サラダドレッシングなどの調味料、ディップにも使用される。 製菓では、チーズケーキを始め、クッキーやサブレ、ドーナツ、スコーンなどにも用いられる。サワークリームを使うことで、食感や質感に特徴を出すことができる。 例えば、クッキーやサブレなどの通常配合のバターの一部(5%前後)をサワークリームに置き換えることで、サクサクとした食感 になる。クレープ生地に入れると、もちっとした食感ではなく、軽い食感に仕上がる。 保存方法 冷蔵保存が必要となる。発酵食品ではあるが、完全に発酵させたものではないので、カビが生えてしまった場合、その部分を取り除いて使うということはできない。