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シュー・ア・ラ・クレーム

カテゴリ:シュー生地の菓子

シュー・ア・ラ・クレーム
シュー・ア・ラ・クレーム(仏:chou à la crème)
パータ・シューの生地にクリームを詰めたお菓子。
フランス語であるシュー・ア・ラ・クレームはクリーム入りのキャベツ(chou/シュー)という意味合いで、英語ではクリーム・パフ(cream puff)という。
日本でいうシュークリームはフランス語であるシューと英語であるクリームを合わせた和製語。
中に詰められるのは主にクレム・パティシエールやクレム・ディプロマット、クレム・シャンティイなどが主流。

歴史

シュー生地の原型は小麦粉をバターで炒めたルー・ブランから始まったのではないかと考えられているが、他にも「じゃがいもを潰して卵も混ぜたもの」や、「クレム・パティシエール」が始まりではないか、という諸説が存在する。また、他に現代でシュー生地を揚げて作られるべニエ・スフレ(beignet souffiè)に近しいものが、シューの先祖ではないかと言われている。
現代で流通しているシューの製法は、1533年にイタリアのメディチ家・カトリーヌ姫がフランスに嫁いだ際に従事していた料理人によってフランスに伝えられ、改良を重ね1760年にジャン・アヴィスが完成させた、いうのが一般論。
日本にシュークリームを伝えたのは、幕末に来日して横浜で西洋菓子店を営んでいたサミュエル・ピエールというフランス人。冷蔵設備が普及した昭和30年代以降には一般庶民にも広まり、シュークリームと合わせてエクレアも親しまれるようになっていった。



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