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シュトーレン

カテゴリ:クリスマスの菓子

シュトーレン
シュトーレン【独: Stollen(シュトレン)、蘭:stol(ストル)】

シュトーレンは、ドイツの菓子パンで、オランダではストルと呼ばれている。
クリスマスにドイツやオランダで伝統的に食べられている。正しい発音はシュトレンだが、表記はシュトーレンとされていることも多い。

生地にはレーズンやレモンピール、オレンジピール、ナッツなどが練りこまれており、焼き上がったあとに溶かしバターと染み込ませ、真っ白な粉糖をパンを覆うようにかける。その見た目から、産着に包まれた幼子イエスキリストを表しているとも言われ、クリスマスに食べられる料理のひとつとなった。

歴史

シュトーレンは、14世紀にクリスマスの贈り物としてナウムブルク(Naumburg)の当時の司教へ贈られたことから始まったと言われている。実際にシュトーレンの名前が使われるようになったのはそれから150年後のことである。
シュトーレンはトンネルの形をしているところから、ドイツ語の坑道という意味にちなんでつけられたと言われている。

クリスマスの1ヶ月前のアドヴェント(待降節)の時から少しずつスライスして食べられる文化がある。日に日に熟成してパンの味が良くなるので、クリスマス当日を楽しみに待ちわびながら食べられるものである。

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