パティシエWikiロゴ

パティシエWikiロゴ パティシエのための製菓用語集「パティシエWiki」

パティシエWikiロゴ

グレープフルーツ

カテゴリ:果物類

グレープフルーツ
グレープフルーツ【英:grapefruit(グレープフルーツ)、仏:pamplemousse(パンプルムース)】

柑橘類の一種でミカン科ミカン属グレープフルーツ種に属し、亜熱帯を原産とする。ブドウのようにたわわに実るところからグレープフルーツと呼ばれるようになった。グレープフルーツは品種も多く、果肉の色で分類されている。
日本の市場に出回っているグレープフルーツのほとんどは輸入品であり、アメリカ産が7割。アメリカ産グレープフルーツの旬は11月~6月である。6月~11月は南アフリカ産のグレープフルーツが入ってくるため、日本では1年を通じて市場に出回っている。

グレープフルーツは木に成り、果実は10〜15cmほどのソフトボールのような球状で、黄色い色をしている。表面はでこぼこしていて、白やピンクの果実が房に分かれている。
果汁が豊富で、甘味が淡くて酸味が強い。ほろ苦さがあるさっぱりとした味わいが特徴である。
グレープフルーツは、形が丸く整っていて、ハリとつやがあるずっしりと重たいものを選ぶとよい。
果皮がごわついているものは、果実がスカスカになっているものもあるので選ばないようにする。果皮にシミのついたものもあるが、味には影響していない。

ぶどうのようにほかの実と重なって実るため、形がいびつなものはそれだけほかの果実が近くにたくさんあったことを表その分栄養素が十分行き届いていないことがある。
果皮には農薬がついているのでよく洗う必要がある。

グレープフルーツの種類

ホワイトマーシュ



ホワイト系の方が酸味が強い。日本でよく見る一般的なグレープフルーツで、果皮は黄色、果肉は白黄色。果汁が多く苦みもあるが、さわやかな味をしている。

ピンクマーシュ

いわゆるピンクグレープフルーツ。
果皮はホワイト・マーシュと変わらぬ黄色だが、果肉は薄いピンク色をしている。
生産数が少なく、あまり流通していない。

ルビー、スタールビー



果皮は黄色〜オレンジやピンクのものもあり、果肉は赤みがかった色をしている。
ホワイト種に比べて苦味が少なく、甘みが強く感じられる。

保存方法

風通しの良い冷暗所か冷蔵庫の野菜室に入れておくと1~2週間ぐらいもつ。切ったものはラップで乾燥しないようにして早めに使い切るようにする。

注意点

ゼリーを作る際などにゼラチンを使うと、グレープフルーツの酸が反応しうまくかたまりにくい。ゼリーを作る際にゼラチンを使う場合は果汁の量を減らす、もしくは、ゼラチン以外の凝固剤を使う必要がある。

また、グレープフルーツの果肉に含まれる成分は高血圧治療薬などの特定の医薬品と相互作用し、これらを服用している人には摂取が制限されているので、食用には注意する必要がある。また、風邪薬などにも作用し、効き目が強くなるということがある。
パティシエWikiは現場で働くパティシエのみなさんの
協力のもと制作されています。