
ガナッシュ
カテゴリ:製造過程

溶かしたチョコレートに沸騰した生クリームを加え混ぜてつなげたものを指す。
トリュフのセンターに使ったり、ガナッシュクリーム(チョコレートクリーム)やチョコレートムースを作るのに使ったりする。
ガナッシュに洋酒などを加え、そのまま型に流したものが「生チョコ」である。
手順
湯煎で溶かしたチョコレートに、沸騰したクリームを3分の1量加えて混ぜる。このとき、使うチョコレートの種類によっては繋がりが悪いことがあるが、しっかりと混ぜることで乳化する。
ベースが綺麗にまざったら残りのクリームを少しずつ加え、ツヤが出てなめらかになるまで混ぜ合わせる。
このとき、中心からゆっくり混ぜて繋げ、徐々に全体を混ぜるようにすると綺麗に繋がる。
ホイッパーではなくヘラを使って混ぜると、余分な気泡を入れることなく、口どけのよいガナッシュができる。
作り方のコツ
なめらかで口溶けがよくツヤがあるガナッシュを作るには、きれいに乳化させることがカギとなる。(乳化=水分と油脂分が混ざりあった状態にすること)
空気が入ると綺麗に乳化しなかったり口どけが悪くなったりするので、ホイッパーを使う場合はガシャガシャと混ぜないように注意する。
ハンドブレンダ―を使う方法もあり、空気を抜き、細かく組織をつなげてより乳化しやすい状態で作業することができる。
更新日:2019年03月18日
作成日:2018年10月26日
更新日:2019年03月18日
作成日:2018年10月26日
パティシエWikiは現場で働くパティシエのみなさんの協力のもと制作されています。
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関係項目
• クレーム・アングレーズ
クレーム・アングレーズ【仏:crème anglaise】 アングレーズクリーム、カスタードソースともいう。卵黄、砂糖、牛乳で作るクリームである。 手順 1.牛乳を軽く沸かす 牛乳を沸かす際、一部の砂糖を入れておくと表面に膜ができにくくなり、焦げにくくなる。 2.卵黄と砂糖を白っぽくなるまであわせる →ブランシール 3.(2)に(1)を入れ混ぜ火にかけておよそ83~85℃まで煮詰める。 火が入りすぎないように、強火ではなく弱火~中火で行う。 温度が上がりすぎると、卵黄が熱凝固し、もろもろになってしまう。 もし、少し煮すぎた場合はホイッパーで混ぜるとある程度元に戻すことができる。 4.濾して手早く冷やす。 ソースとして、デザートにかけることも多く、アイスやババロワ、ムースのベースにも使用する。 チョコムースに使うと、リッチでクリーミーな仕上がりになる。
• フォンダン
フォンダン【仏:fondant 】 フォンダンとは煮詰めた砂糖をきめ細かく再結晶化したもの。 「口中でとろけるような菓子」という意味をもつ。 フォンダンには白ざらめ糖や上白糖を使用する。 白ざらめ糖はグラニュー糖より結晶が少し大きく、精製度は同程度に高いため、溶かして煮詰めても色が濁らず、甘さにくせがない。 上白糖にはビスコ糖といわれる転化糖が微量に含まれており、フォンダンの結晶を小さくなめらかにする効果がある。 手順 (1).材料を鍋に入れ、114〜118℃になるまで加熱してシロップを作る。 (2).大理石や熱に耐える平らな場所にシロップを流し、粗熱がとれて40~50℃くらいになるまで冷ます。 (3).熱がとれてシロップが水飴状になったら、木杓子などでシロップをすり混ぜ、ロウ状になるまで練る。 混ぜ始めると再結晶化がおこりすぐに白っぽくなる。 少量を作る場合は台に流すと熱がすぐに下がってくるため、流して2~3秒したら撹拌し始めるようにする。 温度が下がるとボロボロとしてまとまりにくくなるため、少し熱い段階で混ぜ始め、手早くまとめていくと良い。 (4).手早く生地を練り込んで、ひとまとめにする。 すぐ使わない場合はでラップで包んで冷蔵または冷凍で保管する。 まとめきる前にブロワイユーズ(粉砕機)を通すと、よりきめ細かいきれいなフォンダンができる。