
ガトー・フレーズ
カテゴリ:スポンジ生地・バター生地の菓子

クレーム・シャンティイ、パータ・ジェノワーズ、いちごを使ったケーキ。
日本の消費者の間ではショートケーキと呼ばれることが多いが、日本国外でのショートケーキはガトー・フレーズを指さない。
→ショートケーキについて
更新日:2019年05月20日
作成日:2018年09月12日
更新日:2019年05月20日
作成日:2018年09月12日
パティシエWikiは現場で働くパティシエのみなさんの協力のもと制作されています。
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関係項目
• いちごの品種(国産)
あまおう®(福岡S6号) 「あまおう」の主な産地は福岡県で、2月から5月頃まで市場に出回る。 「あかい・まるい・おおきい・うまい」の頭文字から名付けられている。 「あまおう」はほかのいちごに比べてサイズが大きく丸みのあるフォルムで、大粒で重みのあるところが特徴である。甘味が強く、味が濃いため、人気の高いいちご。 おいしい「あまおう」を見分けるには、紅色の濃いものを選ぶとよい。色が黒っぽい紅色だったり、紅が濃すぎるものは鮮度が落ちているため、色の黒いものは使用を避けるようにする。細いものよりころんとした形の丸いものの方が風味がよい。水分が非常に多いため、一度切ってしまうとかなりしなびやすくなるので注意が必要。 とちおとめ 「とちおとめ」の主な産地は栃木県で、11月頃に出始め、6月頃まで市場に出回る。 「とちおとめ」は東日本のシェア1位を誇る品種で、糖度が高く甘さが強い点が特徴である。比較的大粒のものが多く、果汁が豊富で糖度も高い。 おいしい「とちおとめ」を見分けるには鮮やかな赤色を選ぶようにするとよい。見た目は大粒のほうが良品とされるが、大粒も小粒も味には大きな違いがなく、どちらも甘く果汁が多い。 果肉の色が淡いため、断面がきれいに見えるので、断面を見せる製品に向いている。 紅ほっぺ 「紅ほっぺ」の主な生産地は静岡県で、12月~5月頃まで市場に出回る。 「紅ほっぺ」の特徴は、その名の通り、果皮や果肉が美しい紅色をしているところにある。また、おいしさにほっぺが落ちるということも表している。長い円錐形で、大粒のものが多い。やや強い酸味がある。 おいしい「紅ほっぺ」を見分けるには、香りのいいものを選ぶようにする。長い円錐形が標準的な形である。 色が薄すぎず、濃すぎないものを選ぶとよい。果肉の色が濃いので、ジャムにすると果肉の赤さが映えてきれいな仕上がりとなる。 さちのか 「さちのか」は長崎県や佐賀県、千葉県などが主な生産地で、12月頃から店頭に並びはじめ、2月から3月頃がもっとも出荷が多く、5月頃まで市場に出回る。 「さちのか」は甘味と酸味のバランスの優れたいちごで、広く栽培され、スーパーなどでも販売が行われているため、知名度の高い品種である。サイズは大粒で、円錐形の濃い赤色をしている。光沢があり果肉は固いため比較的傷みにくく、運搬もしやすい。果肉や中心部は淡い赤色をしている。 おいしい「さちのか」の見分けるには、色の濃く・甘い香りのするものを選ぶとよい。鮮度が落ちているものは黒っぽくなっているので使用は避ける。 さがほのか 「さがほのか」の主な生産地は佐賀県で、12月頃から店頭に並び、3月頃もっとも出荷が多くなり、5月下旬頃まで市場に出回る。 「さがほのか」は酸味が控えめで甘味が強く、果汁が多めである。光沢のある紅色の果皮と白い果肉のコントラストが美しいところも特徴である。円錐形で大粒のものが多い。 おいしい「さがほのか」を見分けるには、全体的に鮮やかな紅色のものを選び、つやがないものや色の薄いもの、黒っぽいものは選ばないようにする。鮮度の高いものは香りが立つので、香りのいいものを選ぶとよい。 「さがほのか」は香りが強いいちごなので、いちご風味を強く出したいケーキなどに使うと良い。
• ボンボン・ア・ラ・リキュール
ボンボン・ア・ラ・リキュール【仏:Bonbon a la liqueur】 日本でいうボンボン菓子のことで、お酒を閉じ込めた菓子のことをいう。 一般には砂糖でできた殻でお酒を閉じ込めるが、日本ではチョコレートの殻で閉じ込めたショコラ・ボンボンが有名である。中でもウイスキーが使われたものは、ウイスキーボンボンと呼ばれる。チョコレートの甘さとお酒のほろ苦さが同時に楽しめる点が魅力的。 ボンボン・ア・ラ・リキュールの中に入っているお酒はアルコール度数がおおよそ2%~3%のものが多い。 歴史 ボンボン・ア・ラ・リキュールという名前は、フランス語で良いという意味の『ボン(Bon)』を二回重ね、酒入りという意味のア・ラ・リキュールと合わせられたもので、良いお酒入りのものという意味になる。 もともと中世のフランス宮廷で権力者の好物として広まり、日本でも舶来の高級品とし、て富裕層を中心に食べられていた高級菓子である。 中世のフランスでは、ボンボンのための専用の容器として「ボンボニェール」というものが作られたほど、宮廷の貴族や貴婦人の間で流行した。