
オーバーラン
オーバーランとは、生クリームを泡立てるときに、生クリームに取り含まれる空気の比率の事。
オーバーラン値が高いほど生クリームに含まれる空気の量が多くなるので、口当たりが軽いクリームになる。
アイスクリームを作る際にも重要である。
泡立てに時間がかかることで、多くの空気がクリームに含まれ、軽い食感のクリームになる。
口当たりの軽さを求められるケーキに適する。しかし、コシが弱く離水しやすいため、ゼラチンなどを加えないとムースやデコレーションには向かない。
クリームを絞ったり、塗ったりして保形性が求められるケーキや、コクが求められるケーキに適する。
オーバーラン値が高いほど生クリームに含まれる空気の量が多くなるので、口当たりが軽いクリームになる。
アイスクリームを作る際にも重要である。
オーバーラン値が高いクリーム
乳脂肪分が低い35%程度の生クリームは脂肪球の数が少ない為、クリームを泡立てるのに時間がかかる。泡立てに時間がかかることで、多くの空気がクリームに含まれ、軽い食感のクリームになる。
口当たりの軽さを求められるケーキに適する。しかし、コシが弱く離水しやすいため、ゼラチンなどを加えないとムースやデコレーションには向かない。
オーバーラン値が低いクリーム
乳脂肪分が高い40%~50%のクリームには脂肪球の数が多く含まれているので、乳脂肪分が少ないクリームに比べ、泡立てるのに時間がかからず、クリームに含まれる空気の量も少なくなるので、オーバーラン値が低くなる。クリームを絞ったり、塗ったりして保形性が求められるケーキや、コクが求められるケーキに適する。
更新日:2018年12月11日
作成日:2018年09月13日
更新日:2018年12月11日
作成日:2018年09月13日
パティシエWikiは現場で働くパティシエのみなさんの協力のもと制作されています。
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関係項目
• ソルベティエール
ソルベティエール【仏:sorbetière】 別名アイスクリームフリーザー。入れた素材を回転・撹拌させて、空気を含ませながら冷やし、アイスクリームやシャーベット・ソルベを作る機械をいう。 シャーベットは、旧約聖書によるとにイタリアからフランスに伝わり、後にフランス料理のパティシエによって、デザートにシャーベットが取り入れられるようになる。 ソルベティエールはアメリカ人の主婦ナンシー・ジョンソン(Nancy Johnson)が、1846年にアイスクリーム・フリーザーを開発したのがきっかけでその後機械化されソルベティエールが作られるようになる。 使い方 ソルベティエールは中に回転する羽があり、ヘラのように気泡を含ませながら材料を混ぜ、同時に冷却凍結をする。業務用のものだけでなく家庭向けのものもあり、家庭用のものは卓上のものなど小型のものが普及している。 使用時の注意点 ソルベティエールのスイッチは撹拌、冷却の順に入れるようにする。冷却スイッチのみを入れた場合、食材が壁面に凍って付着してしまい、故障の原因になる。 アイスクリームを作る場合、口どけのよいものを作るには、工程最後の段階で数分間撹拌のみ行うとよい。こうすることでボールからも身離れがよくなり、扱いやすくなる。