
赤ワイン
カテゴリ:酒類

果皮が黒、暗赤色のブドウが原料で、果汁、果皮、種子を一緒に発酵させたもの。
飲用以外だと、食事やデザート、煮込み(コンポート)、マリネの風味付けに使われる事が多い。
またスパイスとの相性も良く、シナモンやクローブ、黒コショウ、スターアニス、ジュニパーベリーなどに加え、果物と一緒にサングリアなどに使われる。
作られ方
1.収穫2.除梗、破砕→発酵タンクへ
3.発酵 酵母を加え発酵
4.圧搾 果汁と果皮、種子を分ける
5.アルコール発酵
6.澱引き 上澄み液をタンクに移す
7.二次発酵
8.濾過、貯蔵、熟成
9.瓶詰め
若飲みタイプのボジョレーヌーボーなどの作られ方は炭酸ガス浸漬法という。ブドウを房から外した後、炭酸ガスと一緒にタンクに入れ、蓋をして発酵させることで、短い期間でブドウの香り(果実香)をワインに移す事ができる。
特徴
地域、ブドウ品種、作り方、作り手、作られた年によって味が変わる。熟成に向くタンニン、アントシアニンが豊富なタイプや、若飲みタイプのものなど、種類は様々。
保存方法
瓶に入ったものは横にしてコルクを乾燥させないようにする。ワインセラーなどの高湿度・温度が一定で涼しく、光や振動のないところで保管する事が望ましい。温度帯は13~15℃が望ましい。ワインセラーがない場合は、新聞などでくるんで野菜室で保管するとよい。夏場は床下、冬場は暖房の当たらない床下や押し入れなどで保管できるが、温度が低すぎると果実味が抜ける場合があるので、注意が必要。
一度コルクを開けたものは、できるだけ空気に触れないように、移し替えたり、バキュバンをつかって保存すれば多少持ちはよくなる。
ただし開封後は味の変化があるため、ワインの状態を確認する必要がある。
更新日:2018年12月11日
作成日:2018年09月11日
更新日:2018年12月11日
作成日:2018年09月11日
パティシエWikiは現場で働くパティシエのみなさんの協力のもと制作されています。
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関係項目
• ワイン
ワイン【英:wine (ワイン)、仏:vin(ヴァン)】 ブドウから作られる醸造酒で、大きく分類すると赤ワイン、白ワイン、ロゼワインに分けられる。この他にスパークリングワインや、発酵途中でブランデー等のアルコールを添加し発酵を止める酒精強化ワインがある。 近年人気が出ているワインとしては、白ワインで使うブドウ品種を赤ワインの製造方法で醸造した『オレンジワイン』がある。 製造方法 赤ワイン 熟した黒ブドウを果汁、果皮、種子を木樽やステンレスタンクで熟成、発酵させたもの。 白ワイン ブドウの果汁のみを発酵させたもので、原料となるブドウは白ブドウ。 ロゼワイン 作られ方はいくつかあるが、代表的なものは赤ワインと同様に黒ブドウを発酵させ、ピンクに色づいてきたところで果皮、種を分離させる方法がある。 発酵した液体は、澱(おり)という沈殿物と上澄みの部分が分かれるので、澱が入らないように上澄みを別の容器に移し替える作業を行う。 その後、ろ過処理を行い、不純物(もろみなど)をとり除いたものが瓶詰めされる。 現在では、ノンフィルター(にごりワイン)を意図的に作っている醸造所もある。にごりワインは、ろ過されたワインに比べると果実繊維や酵母が多く残っており、ミネラルや食物繊維が豊富に含まれている。 特徴 ワインは日本酒などの他の醸造酒と違い、熟成が可能である。 熟成により、深みがでる、風味の複雑さが得られるなどの効果がある。熟成に向くのは主に赤ワインで、タンニンやアントシアニンが含まれるもの。白ワインは長期で飲み頃を迎えるものもあるが、貴腐ワインなどの高価なものが多い。 使用用途 赤・白・ロゼワインは、フルーツのコンポートやマリネ、ゼリーなどの風味付けに、 スパークリングワイン(シャンパン)はソルベ、ゼリー、ボンボンショコラに使われる。 酒精強化ワインはバターケーキやクリームの風味付けに使われる事が多い。 ワインの種類 赤ワイン 白ワイン ロゼワイン シャンパン
• シャンパン
シャンパン【英:champagne(シャンペイン)】 スパークリングワインの一つ。 フランスのシャンパーニュ地方で作られるもので、一定条件下で作られる白、ロゼの発泡性ワインである。 原料は、赤用のピノ・ノワール、ピノ・ムニエ、白用のシャルドネの3種類。 他のワインでは、ボトルに年号(ヴィンテージ)が表記されているが、シャンパーニュにおいては当たり年のブドウで造った、ヴィンテージシャンパンも存在する。また、そのブドウと他のブドウを混醸されたものも多く出回っている。 シャンパンの特長は、異なる畑のブドウを混醸することなどがある。 フランスでは、ピンク色の焼き菓子に浸して食べられ、ビスキュイシャンパーニュと呼ばれている。 作られ方 1.圧搾 4000kgのブドウから絞った2050ℓ分の一番果汁はキュヴェと呼ばれ、上級シャンパンに使用される。 2.キュヴェ仕上げ 畑(またはその近隣)から集めたキュヴェに、当たり年やワインを加えることでメーカーの個性を出す。 3.発酵 4.樽出し 5.瓶内で2次発酵 6.動瓶(ルミュアージュ) 澱が口の近くにたまるように、3週間~3ヵ月かけてゆっくりと動かす 7.澱引き 8.詰栓 保存 他の多くのスパークリングワインと同様、フレッシュなシャンパンであれば冷蔵庫(6~9℃)で冷やすのが望ましい。 抜栓前に瓶を振ってしまうと、抜栓と同時に中身が炭酸ガスと同時に噴出してしまう。 抜栓後は、炭酸ガスがなくならないように、早めに使い切るか、専用の栓をして保存する。