
マセレ
カテゴリ:仕込む

フルーツなどを洋酒漬けにすること。
更新日:2018年12月11日
作成日:2018年09月13日
更新日:2018年12月11日
作成日:2018年09月13日
パティシエWikiは現場で働くパティシエのみなさんの協力のもと制作されています。
パティシエWikiは現場で働くパティシエのみなさんの
協力のもと制作されています。
関係項目
• ブランデー
ブランデー(オドヴィ)【英:Brandy、仏:Brandy】 ブランデー(ブランディ、brandy)は、果実酒からつくった蒸留酒の総称をいう。 語源はオランダ語で、ブランデウェイン(brandeviin,「焼いたワイン」の意)から来ていて、その後オランダ語から英語へと広まった。「brandy」は、英語では「命の水」という意味になる。フランス語では、ブランデーを 「eau-de-vie:オドヴィ」と呼ぶが、これも英語の「brandy」と同様「命の水」という意味になる。 日本でブランデーが作られ始めたのは1950年ぐらいからといわれている。日本でブランデーを作っているメーカーとしてはサントリー、ニッカウヰスキー、麒麟麦酒などがある。 ブランデーは果実酒から作った蒸留酒を熟成して作る。主に白ブドウのワインが使われているが、りんごやさくらんぼから熟成したものもある。アルコール度が高く40度から50度ぐらいになる。熟成はおおよそ5~8年で、中には25年以上も熟成するものもある。果実ならではのフルーティーな香りや華やかさが、ブランデーの特徴である。 ブランデーの生産国で有名なフランスでは、「コニャック」や「アルマニャック」は原産地の呼称を保護する認証を受けているため、この地方で作ったものしかこう呼べない。また、これらの認証は法律で厳しく制限されていて、フランス産であっても認証のないものは「コニャック」や「アルマニャック」とは名乗れない。 ブランデーの製法 ブランデーの製造方法はいくつかの工程からなる。 1.収穫・発酵 まずブランデーの原料となる白ブドウを収穫する。収穫されたブドウは圧搾機にかけ果汁を絞る。絞った果汁はイースト菌や自然発酵で発酵させる。自然発酵のほうが時間や手間はかかるが高級品になりやすい。発酵が進むことで、白ワインができる。 2.蒸留 この白ワインを蒸留させ、アルコール成分を抽出する。蒸留して加熱することで蒸気として出てきたものを冷却することで、アルコール度数の高いブランデーが作られる。 3.熟成・調合 年単位で行われる熟成により、ブランデーは琥珀色に変わっていく。徐々にアルコール度数が低くなり、まろやかな味わいに変化する。最後に、熟成が完成したブランデーは瓶詰めされる前にメーカーの味や香り、イメージに合わせた調合が行われる。そのためには、熟成年数の違うものを混ぜ合わせて1本を完成させる。 ブランデーの等級 ブランデーは熟成年数によって等級が分かれている。 熟成年数の低いものから、 スリースター V.S.(Very Superio) V.O. (Very Old) V.S.O.P. (Very Superior Old Pale) ナポレオン X.O. (Extra Old) Hors d'âge(オール・ダージュ) それ以上、となっている。 ブランデーの熟成年数は「コント」という単位が使われていて、蒸留した年をコント00、熟成1年目をコント0、熟成2年目をコント1と数える。スリースター、V.S.と呼ばれるのはコント2からで、ナポレオンと呼ばれるはコント6から、X.O. と呼ばれるのはコント10からとそれぞれ決まりがある。
• さくらんぼ
さくらんぼ【和:桜桃(おうとう)、英:cherry(チェリー)、仏:ceries(スリーズ)、独:kirsche(キルシュ)、伊:ciliegie(チリエジャ)】 バラ科サクラ属の、桜の木で栽培される果実。桜に実をつける「桜ん坊」に由来して、さくらんぼという名で知られている。 観賞用として知られるソメイヨシノは品種改良された桜なので、自家受粉ができず実はつかない。生食用として流通しているさくらんぼのほとんどはセイヨウミザクラ(西洋実桜)である。 品種にもよるが、4月頃に白い花を咲かせ、5月下旬に黄赤色や濃赤色の実をつけ、6月〜7月下旬に熟す。年間の出荷量が増えるのも、同時期となる。 追熟しない果実のため、収穫時が最も美味しいと言われている。 果形は丸みを帯びたハート形、2〜3cmほどの大きさが一般的。薄く艶のある皮に覆われており、実の中心に種を含む。甘味と酸味のある果実で、アメリカ産は甘味が強く、国産は爽やかな甘酸っぱさをもつ。新鮮すぎると苦味を感じることもある。 さくらんぼは追熟しない果実であり、また温度変化に弱く長時間冷蔵すると水分が蒸発し、実が締まって甘味がなくなってしまう。収穫から時間が経てば経つほど本来の味を損なうため、1〜2日の間に生食用として出せない場合、コンポートやジャムといった加工品にするのが望ましい。 サワーチェリー さくらんぼの品種の中でも特に酸味の強いもの。日本では「スミミザクラ(酸実実桜)」と呼ばれている。酸味が強いため生食には不向きで、砂糖漬けにしたりリキュールや蒸留酒の原料などの加工品、料理に用いられることが多い。 グリオット(griotte)、アマレル(amarelle) などの種類がある。 スイートチェリー さくらんぼの中でも甘味があり、主に生食用として流通している品種の総称。 ギーニュ(guigne)、ビガロー(bigarreaux) などの種類がある。 さくらんぼの加工品 ドレンチェリー さくらんぼの種を取り除き、砂糖で煮詰めて水分を飛ばし、着色したもの。主に焼き菓子に混ぜたりトッピングとして使われる。