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ブランデー

カテゴリ:酒類

ブランデー(オドヴィ)【英:Brandy、仏:Brandy】

ブランデー(ブランディ、brandy)は、果実酒からつくった蒸留酒の総称をいう。
語源はオランダ語で、ブランデウェイン(brandeviin,「焼いたワイン」の意)から来ていて、その後オランダ語から英語へと広まった。「brandy」は、英語では「命の水」という意味になる。フランス語では、ブランデーを 「eau-de-vie:オドヴィ」と呼ぶが、これも英語の「brandy」と同様「命の水」という意味になる。

日本でブランデーが作られ始めたのは1950年ぐらいからといわれている。日本でブランデーを作っているメーカーとしてはサントリー、ニッカウヰスキー、麒麟麦酒などがある。

ブランデーは果実酒から作った蒸留酒を熟成して作る。主に白ブドウのワインが使われているが、りんごさくらんぼから熟成したものもある。アルコール度が高く40度から50度ぐらいになる。熟成はおおよそ5~8年で、中には25年以上も熟成するものもある。果実ならではのフルーティーな香りや華やかさが、ブランデーの特徴である。

ブランデーの生産国で有名なフランスでは、「コニャック」や「アルマニャック」は原産地の呼称を保護する認証を受けているため、この地方で作ったものしかこう呼べない。また、これらの認証は法律で厳しく制限されていて、フランス産であっても認証のないものは「コニャック」や「アルマニャック」とは名乗れない。

ブランデーの製法

ブランデーの製造方法はいくつかの工程からなる。

1.収穫・発酵

まずブランデーの原料となる白ブドウを収穫する。収穫されたブドウは圧搾機にかけ果汁を絞る。絞った果汁はイースト菌や自然発酵で発酵させる。自然発酵のほうが時間や手間はかかるが高級品になりやすい。発酵が進むことで、白ワインができる。

2.蒸留

この白ワインを蒸留させ、アルコール成分を抽出する。蒸留して加熱することで蒸気として出てきたものを冷却することで、アルコール度数の高いブランデーが作られる。

3.熟成・調合

年単位で行われる熟成により、ブランデーは琥珀色に変わっていく。徐々にアルコール度数が低くなり、まろやかな味わいに変化する。最後に、熟成が完成したブランデーは瓶詰めされる前にメーカーの味や香り、イメージに合わせた調合が行われる。そのためには、熟成年数の違うものを混ぜ合わせて1本を完成させる。

ブランデーの等級

ブランデーは熟成年数によって等級が分かれている。
熟成年数の低いものから、
スリースター
V.S.(Very Superio)
V.O. (Very Old)
V.S.O.P. (Very Superior Old Pale)
ナポレオン
X.O. (Extra Old)
Hors d'âge(オール・ダージュ)
それ以上、となっている。

ブランデーの熟成年数は「コント」という単位が使われていて、蒸留した年をコント00、熟成1年目をコント0、熟成2年目をコント1と数える。スリースター、V.S.と呼ばれるのはコント2からで、ナポレオンと呼ばれるはコント6から、X.O. と呼ばれるのはコント10からとそれぞれ決まりがある。

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