
パンドーロ
カテゴリ:スポンジ生地・バター生地の菓子

黄金のパンという意味。
パネトーネと並ぶクリスマス用発酵菓子。パネトーネとは違い生地には、ドライフルーツは加えず、イタリア独自の天然酵母パネトーネ種で発酵させている。またバターと卵をたっぷり使ったリッチな味わいで、パンというよりシフォンケーキのような繊細さがある。形は星形になっており、大きさは15cm程度のものが一般的である。
歴史
起源は諸説あるが、そのうちの一つが18世紀頃ヴェローナで発祥という説。庶民が黒パンを食べていた時代、貴族だけが食べられた円錐状のドルチェで、金箔の薄い紙で覆われていたことから「pan de oro/パン・デ・オーロ(黄金パンの意)」と呼ばれていた。また別説としては、ヴェローナの古いナタレー(クリスマス)に食べられる「nadalin/ナダリン」という星形をしたドルチェが起源ともされている。
更新日:2020年08月07日
作成日:2018年09月12日
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作成日:2018年09月12日
パティシエWikiは現場で働くパティシエのみなさんの協力のもと制作されています。
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関係項目
• パネトーネ
パネトーネ【伊:panettone】 ミラノのドーム状の菓子・パンのこと。ミラノ発祥のクリスマス菓子とされている。 概要 クリスマス用の発酵菓子。イタリアで生まれた特殊な天然酵母パネトーネ種だけを用いて作られている。生地はふわふわで香りがよい。レーズンやサルタナなど、さまざまなドライフルーツを使用しており、上品で口当たりの良い味である。 歴史 元々はドイツのシュトーレンのようにクリスマスシーズンに食べられ、知人や親戚などに送るために作られていたパン。現在ではクリスマスに関係なく工場生産も行われるようになり1年中販売されるようになった。 パネトーネを作ったのは、、トニーというパン職人されており、そこからトニーの焼いたパン「パーネディトーニ(pane di toni)」が訛りパネトーネになったという説もある。
• アーモンドの加工品
アーモンドプードル【仏:Poudre d'amamdes】 アーモンドパウダー【英:almond pouder】 アーモンドプードルはアーモンドを粉末にしたものでアーモンドパウダーとも呼ばれ、生地に混ぜ込むことで生地にアーモンドの風味とコクを加えることができる。アーモンドの油分が加わることで、食感も中はしっとり外はサクサクになる。タルトやフィナンシェ、クッキーやマカロンなど、さまざまな焼き菓子で使われている。 アーモンドプードルには、「皮なし」と「皮つき」の2種類がありそれぞれで違いがある。「皮なし」は、アーモンドの質感を主張しすぎないため、見た目にも味にも仕上がりに大きく影響を与えない。パウンドケーキやマカロン、クッキーなど、どんな製品にも使うことができる。 一方、「皮つき」は、アーモンドの味が濃く、コクも風味も強い。また、皮を剥がさずに粉にしているため、粉の色も黒っぽい。タルト生地やフィナンシェ、ダコワーズなど素材の風味を生かしたり、アーモンドの個性を強く出したい製品に適している。 アーモンドスライス アーモンドスライスはアーモンドを平らにスライスしたもので、主にケーキのトッピングや菓子パンなどに使われる。薄切り、厚切りの加工があり、薄切りのものが軽い食感になり、厚切りのものが重い食感となる。 ローストすると香ばしい食感になるため、160℃のオーブンで約10分空焼きしてから使うこともある。 アーモンドダイス アーモンドダイスはアーモンドをダイス状にカットした商品で、主にサラダなどのトッピングや・焼き菓子、チョコレートなどのトッピング、パン製菓の生地に練りこんで使用される。 アーモンドスライスと同様、ローストすると香ばしい食感になる。