
クリームチーズ
カテゴリ:乳製品

クリームチーズはフロマージュ・ア・ラ・クレームともいわれ、熟成をしていない軟質のチーズである。
熟成させないチーズのことをフレッシュタイプ(フレッシュチーズ)という。世界で最古のチーズの一つともいわれ、カッテージチーズと同様世界的に普及している。
1872年のアメリカでクリームチーズは誕生したといわれている。ニューヨークの乳製品加工業者ウィリアム・ローレンス(William Lawrence)が、生クリームと全乳から作ったのが始まりだとされている。白色できめ細かく、バターのような滑らかさが特徴で、スプレッドとしてもよく利用される。
製造方法
原料は牛乳と生クリームで、乳酸菌で発酵させたもの。クリームチーズは個人で作ることもできる。
生乳と生クリームを混ぜて湯煎にかけ、乳酸菌で発酵させることでクリームチーズになる。
乳酸菌はヨーグルトに含まれているため、プレーンヨーグルトを利用することもできる。
クリームチーズを固めるには本来レンネットという酵素を用いるが、家代わりにレモン汁を理由することもできる。
レモン汁を入れることで、チーズが固まり、水分が分離する。それらを濾して固めるとクリームチーズができる。ヨーグルトメーカーや炊飯器を使っても可。
保存方法
水分が多いチーズなので、10℃以下での冷蔵保存が好ましい。市販のクリームチーズ
デザートとしてドライフルーツやナッツを加えたものや、チョコレート、イチゴ、オレンジなどの味を加えたもの、ハーブの入ったものなどもある。アレンジの幅も広く、様々な製品が出回っており、サラダのトッピングやスモークサーモンの付け合せなど料理にも使われる。
更新日:2018年12月11日
作成日:2018年09月12日
更新日:2018年12月11日
作成日:2018年09月12日
パティシエWikiは現場で働くパティシエのみなさんの協力のもと制作されています。
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関係項目
• 牛乳
生乳(牛乳からしぼったままの乳)を加熱殺菌したもの。 120〜150℃で1〜3秒で超高温瞬間殺菌が行われている。 原料に生乳以外の物を一切含まない。 乳脂肪3%以上、無脂乳固形分8%以上で、15℃における比重1.028〜1.034。 牛乳は乳牛の種類や飼育環境により成分がかなり変わってくる。 日本では乳固形分の量はあまり多くないが、泌乳量の多く、食肉用としても転用できるホルスタイン種が主に飼育されている。 生産量は少ないが濃厚で風味が良いとされているジャージー種の牛乳もある。 牛乳を加工して、ヨーグルト、チーズ、生クリーム、バターなどの乳製品が作られる。 卵と相性の良い食材。卵と牛乳を主原料として、カスタード、アングレーズソース、プリンやアイスクリームなとが作られている。 牛乳の種類 低温殺菌牛乳 低温保持殺菌法で殺菌した牛乳。独特の風味がある。 →牛乳の殺菌法 ノンホモ牛乳 下記のホモジナイズ(ホモゲナイズともいう)を行わない牛乳。牛乳容器の上の方にクリームの層(クリームライン)ができるので、よく振って使用すること。 加工乳 生乳に脱脂乳やクリームなどの乳製品を加えて乳成分を調整した物。乳脂肪に関する規定がない。濃厚牛乳や低脂肪牛乳(ローファットミルク)はこれに分類される。 牛乳は季節によって成分が変動するか、加工乳には成分変動がない。 加工乳を使えば一年を通して、安定した製品を作ることができる。 脱脂粉乳(スキムミルク) 生乳からほとんどの乳脂肪を除いて、粉末にしたもの。
• サワークリーム
サワークリーム【英:sour cream(サワークリーム)、仏:crème aigre(クレーム・エーグル) サワークリーム は乳製品の一種で、生クリームを乳酸菌で発酵させた、いわゆる発酵クリームである。発酵することで生クリームはさわやかな酸味とコクが加わる。英語で「酸味のある・酸っぱい」を指す「サワー」にちなんでサワークリームと呼ばれるようになった。 特徴と種類 サワークリームは生クリームから作られるため脂肪分の豊富なペースト状のクリームとなる。脂肪分は16~21%を含み、乳酸菌による独特な酸味を持つ。この脂肪分の部分を40%減らしたものにライトサワークリーム、コンスターチやゼラチンなどの増粘剤によって作られているものに無脂サワークリームがある。 また乳脂肪分約28%、pH約4.5のサワークリームはクレーム・フレーシュ(仏語:crème fraîche)と呼ばれる。標準のサワークリームより酸味や粘度が低く、脂肪分が多い。クリームと微生物以外のものが入っているサワークリームは、ヨーロッパの表示規制でクレーム・フレーシュとして認められない。加熱しても塊にならないため、暖かいフランス料理に使われることが多い。 用途 サワークリームは伝統的にじゃがいもやスープにトッピングしたり、ビーフストロガノフに加えたり、サラダドレッシングなどの調味料、ディップにも使用される。 製菓では、チーズケーキを始め、クッキーやサブレ、ドーナツ、スコーンなどにも用いられる。サワークリームを使うことで、食感や質感に特徴を出すことができる。 例えば、クッキーやサブレなどの通常配合のバターの一部(5%前後)をサワークリームに置き換えることで、サクサクとした食感 になる。クレープ生地に入れると、もちっとした食感ではなく、軽い食感に仕上がる。 保存方法 冷蔵保存が必要となる。発酵食品ではあるが、完全に発酵させたものではないので、カビが生えてしまった場合、その部分を取り除いて使うということはできない。