TOPおしごとガイド就職・転職 > 新卒パティシエの就活はいつから?

就職・転職

新卒パティシエの就活はいつから?


2020/06/23

はじめての就活。なりたい職業は「パティシエ」と決まっているけど、何から手をつけていいか分からない…という方も多いのではないでしょうか。学生の就活期間は約1年ありますが、学校の授業と両立して進めなければいけません。有効活用するためにも、大まかで良いので、スケジュールを立てておくことをおすすめします。この記事では製菓学校生のみなさんにぜひ参考にしてもらいたい、就活のスケジュールについて解説します。

企業の採用スケジュールは?

製菓業界は、希望する業態や規模によって採用スケジュールもバラバラです。

ホテル・ブライダル・大手企業は年間の採用計画があらかじめ決まっている企業が多く、企業説明会や選考も早めに手をうっています。

一方、街の洋菓子店は閑散期に入る6月以降に次年度の採用を検討し始めるため、求人票が公開されるのは夏以降になることが多い傾向にあります。

大まかには、企業系は4月に入ってすぐチェック、個人店・パティスリーは6月以降に募集があるかどうかを随時チェックしていきましょう。

就活はいつから始めたらいい?

他業界では一般的に、新卒の就活は毎年6月1日が解禁日とされていて、応募ができるようになったり、面接が始まったりするのは6月以降になります。ただ、この6月1日は「選考開始」の日付です。それ以前の4月・5月に「会社説明会」を行なっている企業もあります。

ただ製菓業界における就活開始は、厳密に決まっているというわけではありません。新学期が始まってすぐに選考を始める企業もあれば、1年間通して随時選考を進めている店舗もあります。また、必ず学校を通じて進めなければいけないものではありませんので、希望する企業での募集があれば、自分の意志で選考に進んでも問題ありません。

※基本は自分で就活を進めて良いですが、中には「専願制」の学校もありますので、事前に確認しておきましょう。

就活を成功させるためのスケジューリング

卒業するまでに、希望に沿った職場から内定をもらえるよう、スケジュールをイメージしましょう。(以下に記すのは、あくまで大まかなスケジュールです)

【4・5・6月】希望する就職先を考える

自己分析
自己分析は、一般的に就活の際には必ずといっていいほど行います。学生生活やこれまでの人生を振り返って自分自身を深掘りしていくのですが、「パティシエになりたい」と目標が決まっている製菓専門学生の場合、あまり時間をかけないことが多いです。しかし、「具体的にどんなパティシエになりたいか」「自分の得意なことは何か」「どんなことをヤリガイにするのか」などを整理することで、就職先に求める仕事内容や条件が明確になります。
「お客様の喜んでもらいたい」「色んなケーキを作れるようになりたい」「飾りの技術を極めたい」など、思い描く将来像をイメージしてください。

食べ歩き・企業説明会・会社訪問・インターンシップなど
企業・店舗の雰囲気、ケーキの味、働いている人、実際の働き方などは、インターネットだけの情報では100%理解することはできません。公開されている情報はあくまで「基本」であり、50%以下の会社情報だと考えてください。残り50%以上は実際に目で見て、直接話を聞いて、自分が感じる印象が大切です。選考に進むつもりはなくても参加するとイメージが変わったり、知らなかったことに気付けたりします。説明会や見学を受け付けている企業・店舗は多いので、就活の機会にできるだけ多くの職場を見ていくと良いでしょう。

希望の就職先を考える
自己分析で「どんなパティシエになって、どんな仕事がしたいか」をある程度理解したら、自分の希望が叶う就職先を考えます。ホテルでの仕事、パティスリーでの仕事は、同じ「お菓子を作ること」ですが、細かく突き詰めると異なります。入社後に「思っていた仕事と違った」と落胆しないよう、自分と企業のことをしっかりと知り、希望が合うところをできるだけ具体的に考えていきましょう。

【6・7・8月】選考に進む企業・店舗を絞り込む

求人情報を収集する
求人情報に記載されている場所・仕事内容・給与・勤務時間・休日などを見て「どんな募集があるか」を調べていきます。企業・店舗が学校に提出する求人は学校で管理しているため、学内での掲示、求人票ファイルなどで逐一確認するようにしましょう。また一般的な求人サイトでも新卒求人は掲載されていますので、インターネットを駆使して広く探していくのもひとつの手です。

選考に進む企業・店舗を絞り込む
気になる求人情報を集めたら、実際に選考に進みたい企業・店舗を絞り込んでいきます。「専願制」の学校でない限り、複数同時に選考を進めても問題ありませんが、第一志望・第二志望…と優先順位はつけておきましょう。また企業・店舗を絞り込んだら「なぜ、その企業・店舗で働きたいか」の理由を箇条書きなどにしてまとめておくと後々役立ちます。

【9月以降】選考・内定

面接練習・履歴書作成
面接時の印象を良くするため、志望理由やハキハキした受け答え、就活マナーなどの練習は学校の就職ガイダンスでも行われます。しかし、不安が残る場合は担任の先生や就職課の人、家族などに協力してもらい、練習してもらいましょう。

面接・選考・内定

企業訪問・会社説明会への参加は必須?

多くの企業・店舗は、面接前に「店舗見学」「会社説明会」といった名称のステップを設けています。これは選考中、もしくは入社後のミスマッチを防ぐために、あらかじめ不明点や不安な要素を解消してもらえるよう、企業・店舗が学生の皆さんのために準備しているものです。

応募したらすぐに面接に進める企業・店舗もあるかもしれませんが、就業経験の少ない学生の皆さんの場合、求人票に書いてある情報だけでは自分に合っているかどうか判断しづらいはず。企業・店舗側もしっかり選んでもらいたいと考えていますので、電話やメールで「会社訪問は受け付けていますか?」と伝えるのは、失礼にあたりません。就業先への理解・イメージを深めた上で、応募・入社を決めるのが良いでしょう。

この記事についているタグ:



関連記事


パティシエントの
転職支援サービスにエントリーする

自分がより輝ける職場を探しませんか?

製菓・製パン業界専門エージェント「パティシエント」では、900以上の求人からあなたにぴったりなお仕事をご紹介する「無料転職支援サービス」を行なっています。
プロのコンサルタントが内定まで転職をサポート! >>エントリーはこちらから