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パティシエの服装


2019/03/27

パティシエは食品を取り扱う職業であり、器具の清潔さや作業中の衛生面への徹底は勿論ですが、自らが清潔である事も非常に重要です。服装は勤務先によって若干の違いはありますが、清潔感や安全性、作業性が重視されています。ここでは、そんなパティシエの代表的な服装について紹介します。

コックコート(cook coat)

洋食の料理人が着るユニフォームとして一般的なコックコートですが、パティシエも同様のものを着用します。一見とてもシンプルな作りに見えますが、調理場でより良く働く為の様々な工夫が凝らされています。

まず、調理場では火を多く使うので、耐火性が高く、燃え広がりにくい綿100%の生地が主流です。そして前身頃が二重になっているので、厚みがあり、火傷や熱から肌を守ることが出来ます。ボタンも、芯を生地でくるんだくるみボタンや同素材の紐を編んで作られた組紐ボタンなので熱に強く、力を入れて引っ張ると外れる様になっている為、もし火がうつったり熱湯がかかった場合でも素早く脱げる様になっています。また、二重の生地はどちらを前にする事もできるので、片方が汚れてしまっていても、綺麗な方を表にすれば、急遽接客に出なくてはならない場合も清潔感を保ったまま出られます。

袖は長めに作られており、普段は折りたたんでいても、必要に応じて伸ばせば鍋つかみの役割を果たします。色は白が一般的で、汚れが目立つ為、こまめに着替える事で衛生管理がしやすくなっています。

靴は調理場用につくられたもので、コックシューズともいわれます。調理場で動きやすいように、滑りにくい加工のある靴底で防水性であることが基本です。中には包丁を落としても刺さらないよう、甲に鉄板が入っているものもあります。どれも安全面を考えた作りで大切な機能ですが、長時間立ち仕事をするパティシエは、自分の足に合った疲れにくいものを選ぶことも非常に重要です。なかなか合うものがない場合は中敷きを敷いたり、足に負担の掛からないよう工夫します。

厨房での防寒対策

パティシエの働く現場は、生菓子(ケーキ)に合わせて、室温が低くなっている事がほとんどです。しかし、寒いからといってコックコートの上から何か羽織ることは衛生面や作業性、安全性を考えると出来ません。防寒対策としては、コックコートの下に薄手でも温かさを保てるものを着たり、ホッカイロを貼る事も出来ますが、どれも仕事に支障のない範囲で行います。それでも仕事中の寒さが厳しい場合には、体調を崩す前に上司に相談する事が重要です。オーブン側等へのポジションに変更が出来たり、より良い職場の見直しにも繋がります。

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