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中種法

カテゴリ:混ぜる

中種法
中種法(なかだねほう)
使用する小麦粉の一部をイースト、水、時には副材料も加えて中種を作り、2時間以上発酵をとった後、残りの材料を加えて本捏ねをして生地を作る製法。
中種法でつくるパンには、以下のような特徴がある。

利点
・ボリュームがあり、ソフトな食感
・老化が遅く、日持ちする

欠点
・中種法のための設備と作業スペースが必要
・所要時間が長い
・風味が出づらい

中種を作ってから本捏ねする手間がかかるが、手順さえ守れば生地の質が一定になりやすく調整もしやすいため、出来上がりの製品が安定しやすい。

中種法で食パンを製造する場合の総時間の目安は、ストレート法の1.5倍の約6時間30分。
発酵の時間が長いため、焼き立てパンを売りにしているような店ではあまり採用されないが、逆に「日持ち」を重要視する大手の製パン工場などではよく用いられる製法。
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