
ロゼワイン
カテゴリ:酒類
黒ブドウから作られるワイン、また、赤ブドウや白ブドウを混ぜ合わせて作られたワインをさす。
一般的には、黒ブドウを原料に赤ワインと同じ工程で作っていく。
他の製法としては、ワインに色がついた時点で果汁から果皮や種子を分離させる(マセレーション法)や、黒ブドウを原料に発酵後の果汁を抜き取る方法(セニエ法)、黒ブドウの果皮で果汁に着色する直接圧搾法がある。
ヨーロッパのワイン法では、完成した赤ワインと白ワインを混ぜてロゼワインを作ることは禁止されており、例外的にシャンパーニュのみで許されている。
甘口~辛口までのタイプがあり、シャンパンやスパークリングでもロゼは多く、その華やかな見た目からもお祝いの席で使われることが多い。
特徴
ロゼワインといってもその色味は様々、黒ブドウを使ってその渋みを調節している事もある。基本的にはフルーティーなものが多いが、比較的濃いピンク色をしているもののほうがより渋みを感じる。保存方法
保存の温度帯、飲み頃は白ワインと同様で、8℃前後で保存し、早いうちに飲む事が望ましい。更新日:2018年12月11日
作成日:2018年09月11日
更新日:2018年12月11日
作成日:2018年09月11日
パティシエWikiは現場で働くパティシエのみなさんの協力のもと制作されています。
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関係項目
• ワイン
ワイン【英:wine (ワイン)、仏:vin(ヴァン)】 ブドウから作られる醸造酒で、大きく分類すると赤ワイン、白ワイン、ロゼワインに分けられる。この他にスパークリングワインや、発酵途中でブランデー等のアルコールを添加し発酵を止める酒精強化ワインがある。 近年人気が出ているワインとしては、白ワインで使うブドウ品種を赤ワインの製造方法で醸造した『オレンジワイン』がある。 製造方法 赤ワイン 熟した黒ブドウを果汁、果皮、種子を木樽やステンレスタンクで熟成、発酵させたもの。 白ワイン ブドウの果汁のみを発酵させたもので、原料となるブドウは白ブドウ。 ロゼワイン 作られ方はいくつかあるが、代表的なものは赤ワインと同様に黒ブドウを発酵させ、ピンクに色づいてきたところで果皮、種を分離させる方法がある。 発酵した液体は、澱(おり)という沈殿物と上澄みの部分が分かれるので、澱が入らないように上澄みを別の容器に移し替える作業を行う。 その後、ろ過処理を行い、不純物(もろみなど)をとり除いたものが瓶詰めされる。 現在では、ノンフィルター(にごりワイン)を意図的に作っている醸造所もある。にごりワインは、ろ過されたワインに比べると果実繊維や酵母が多く残っており、ミネラルや食物繊維が豊富に含まれている。 特徴 ワインは日本酒などの他の醸造酒と違い、熟成が可能である。 熟成により、深みがでる、風味の複雑さが得られるなどの効果がある。熟成に向くのは主に赤ワインで、タンニンやアントシアニンが含まれるもの。白ワインは長期で飲み頃を迎えるものもあるが、貴腐ワインなどの高価なものが多い。 使用用途 赤・白・ロゼワインは、フルーツのコンポートやマリネ、ゼリーなどの風味付けに、 スパークリングワイン(シャンパン)はソルベ、ゼリー、ボンボンショコラに使われる。 酒精強化ワインはバターケーキやクリームの風味付けに使われる事が多い。 ワインの種類 赤ワイン 白ワイン ロゼワイン シャンパン
• ぶどう類
ぶどう【和:葡萄、英:grapes、仏:Raisin】 ブドウ科ブドウ属で、世界で最も古く、最も多く栽培されている果物。 旬は8月から10月ごとで、品種はヨーロッパ種やアメリカ種、それらの雑種の3種類である。 皮の色で黒ブドウ・青ブドウ・赤ブドウに分けられる。 果実の甘みは主にぶどう糖や果糖によもので、ビタミンやミネラルは少なく、タンニンを含んでいるので渋みが感じられることもある。 洗う際は、茎をしっかりと持ち、流水でよく振り洗いする。 種無しぶどう 種無しぶどうは、植物ホルモンであるジベレリン液に一房ずつ浸すという作業を経て作られたもの。ジベレリン液に浸すことで、受粉なしで種を作らずに実を生らすことができる。この処理は満開期前と後の二度に渡って行われる。(※品種によって異なる)一度目で種を作らずに果粒を生らし、二度目を行うことで果粒を成長させ、育てる。非常に手間をかけて作られたものである。 ぶどうの代表的な品種 巨峰【別名:石原センテニアル】 ブドウ科ブドウ属で、旬は8月から9月ごろ。 果皮は濃い紫黒色で、果肉は淡い緑色。しまりがある果肉で、甘みが強く果汁も豊富である。 ピオーネ【 英:Pione、伊:Pione】 ブドウ科ブドウ属で、旬は8月から10月初旬ごろ。種無しのものをニューピオーネという。 巨峰の血を受け継いだ品種で、皮は紫黒色をしており、粒は巨峰よりもやや大きめ。 爽快な香気があり風味が良く、糖度も16度以上になり、とても甘く、果汁多い。 果皮は硬いので剥いて食用にすると良い。皮を剥く際は、粒の先端に薄く十字の切り込みをいれ、果頂部から剥くと綺麗に剥きやすい。 レッドグローブ【英:Red Globe】 ブドウ科ブドウ属で、国内ではカリフォルニア産のものが10月から11月ごろ、チリ産のものが12月から翌年6月まで出回る。ちょうど国産のぶどうが少ない時期に輸入される。 皮ごと食べることができ、味はくどさがなく、適度な甘さがある。 他のぶどう類に比べて皮が薄く手では皮が剥けないため、湯むきで剥く必要がある。 シャインマスカット ブドウ科ブドウ属で、8月中旬から10月初旬がしゅんと生る。 マスカット特有の清涼感のある香りがあり、糖度が高く、皮ごと食べられる。 粒は非常に大きく色は黄緑色をしている。 デラウェア ブドウ科ブドウ属で、旬は7月から8月ごろ。種無しぶどうの中でも特に定番の品種である。 小粒で強い甘味とほど良い酸味がある。皮と中身が分けやすく指で押せばきれいに取れる。 皮を剥いた後は色が茶変しやすいので、剥いて使用する場合は気をつける。