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サラダ油

カテゴリ:油脂類

サラダ油
サラダ油はサラダ・オイル (英:salad oil) とも言われ、精製された植物油の一種である。
液状の油脂で、低温であっても固まらず、結晶化しない。サラダのような冷たくして食べる食品にかけるドレッシングの原料としても適している。味や匂いにクセが無いため、サラダドレッシングやマヨネーズの原料、マーガリンの原料、揚げ物、炒め物、煎餅等の味付けなど、幅広い調理や製菓に使われている。

サラダ油の原料は油菜、綿実、大豆、ごま、サフラワー(紅花)、ひまわり、とうもろこし、米(米糠)及び落花生などの種子から採られる。

日本農林規格等に関する法律(JAS法)に基づくJASの基準を満たした原材料を用い、なおかつJAS認定工場で製造されたものでなければ「サラダ油」として販売することは出来ない。
JAS法においては、定められた低温の条件下で一定時間放置しても凝固や白濁が無いこと、0℃の温度で5.5時間白濁せず清澄であることが条件として決められている。

用途

製菓において、サラダ油はシフォンケーキなどに利用される。
サラダ油は固形油脂とは違い、冷やしても凝固せずにシフォンケーキ特有の柔らかさを保ち、グルテンをなめらかにつなげ、嵩高く膨らませる役割がある。
サラダ油などの液状油はグルテンの無理な結合を減らしたり、グルテンと他の成分との接触をなめらかにしたりする役割がある。液状油を加えた生地は、生地全体が非常に軟らかくなり、薄く伸ばしやすい。
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