
パータ・ボンブ
カテゴリ:クリーム

パータボンブは、卵黄に熱したシロップを加え、空気をしっかりだきこませた軽さとコクを兼ね揃えた卵黄のクリーム。バタークリームやムースのベースになる。
ティラミスやチョコムース、バタークリームなど、リッチな味わいを作りたいときに使う。
手順
卵黄を攪拌したところに約117℃まで煮詰めたシロップを入れ泡立てる。卵黄がシロップで煮えやすく混ぜムラができやすいので、白っぽくなるまでしっかり混ぜて空気を含ませる。
これにより、しっかりとした味わいだが軽い口当たりのベースを作ることができる。
更新日:2020年01月07日
作成日:2019年10月17日
更新日:2020年01月07日
作成日:2019年10月17日
パティシエWikiは現場で働くパティシエのみなさんの協力のもと制作されています。
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関係項目
• クレム・オ・ブール
クレム・オ・ブール【仏:crème au beurre】 バタークリームのこと。フランス菓子の代表的なクリーム。バターに他のベースを合わせることで食感や性質を変えられる。 オペラ、モカロール、バタークリームケーキなどに使われる。 クレム・オ・ブール・ア・ラ・ムラング・イタリエンヌ【仏:crème au beurre à la meringue italienne 】 メレンゲベースのバタークリーム。バターにイタリアンメレンゲを混ぜあわせたものを指す。 作り方 イタリアンメレンゲを作り、ポマード状にしたバターとあわせる。イタリアンメレンゲを合わせる時は、荒熱がとれてから。 バターがボールの底にたまりやすいので、ゴムベラでしっかりはらう。 バターは滑らかな状態に戻してから使う。 熱をつけすぎるとボリュームが減ってしまうので気をつける。 保形性が良いのでデコレーションにも向く。 クレム・オ・ブール・ア・ラ・パータ・ボンブ【仏:crème au beurre à la pate a bombe】 パータ・ボンブベースのクリームバターにパータボンブをあわせたもの。 卵黄の風味と甘さがしっかりとした重めのクリームなので、コーヒーやキャラメル味などのアレンジに向いている。 作り方 パータボンブを作り、バターとあわせる。バターを合わせる際には温度を確かめる。高いとバターが溶けて液体状になってしまうので気をつける。冷蔵庫からだした場合、常温に戻してから使う。 クレム・オ・ブール・ア・ラ・クレーム・アングレーズ【仏:crème au beurre à la crème anglaise】 クレーム・アングレーズベースのバタークリーム。クレームアングレーズとバターをあわせたもの。濃厚でコクのあるクリーム。保形性が低いので、サンドなどに使われる。 作り方 アングレーズをたき、バターとあわせる。 ベースのアングレーズは空気を含まないので、バターのほうに空気を含ませるようにしっかり混ぜると、仕上がりに軽さがでる。
• クレーム・アングレーズ
クレーム・アングレーズ【仏:crème anglaise】 アングレーズクリーム、カスタードソースともいう。卵黄、砂糖、牛乳で作るクリームである。 手順 1.牛乳を軽く沸かす 牛乳を沸かす際、一部の砂糖を入れておくと表面に膜ができにくくなり、焦げにくくなる。 2.卵黄と砂糖を白っぽくなるまであわせる →ブランシール 3.(2)に(1)を入れ混ぜ火にかけておよそ83~85℃まで煮詰める。 火が入りすぎないように、強火ではなく弱火~中火で行う。 温度が上がりすぎると、卵黄が熱凝固し、もろもろになってしまう。 もし、少し煮すぎた場合はホイッパーで混ぜるとある程度元に戻すことができる。 4.濾して手早く冷やす。 ソースとして、デザートにかけることも多く、アイスやババロワ、ムースのベースにも使用する。 チョコムースに使うと、リッチでクリーミーな仕上がりになる。