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パティシエの修行・勉強


2019/07/08

パティシエの作るケーキは、いつ買いに行っても美味しそうで、誰がいつ食べても美味しいもの。 そんな形も味も揃ったケーキは、毎日努力し続けるパティシエによって作られています。
パティシエは華やかなイメージがありますが、毎日お店でケーキをお客様にお届けするために、パティシエたちは日々地道に努力し、学び続けています。 ここでは、パティシエ達がいったいどのような修行や勉強をしているのかについて、触れていきたいと思います。

修行期間中に現場で学ぶこと

パティシエは修行期間中に、おいしい洋菓子作りにとって大切な基礎を学びます。 最初は誰でも、道具の洗い物や清掃などの雑用から始まります。 そして簡単なフルーツのカットや飾りつけ、計量など、段階を踏んで少しずつお菓子作りに近い仕事を任されていく、というのが一般的。 最初のうちはお菓子に触れる機会は少ないですが、どれもパティシエとして繊細な技術を身につけるために必要なことです。 清掃は食べ物を扱う上で必須ですし、道具の手入れも、職人としていい仕事をするために欠かせません。 材料の計量や飾り、フルーツのカットなども、正確な作業をする上で非常に大事なことです。 このような基本の作業を確実にこなせるよう、いろんなスキルを学び次のステップに進み、やがてショーケースに並ぶお菓子を作れるようになるのです。

自主的に学ぶこと

パティシエとしてスキルを伸ばすには、自主的な努力が必要不可欠。 もちろん、仕事として教えられたことは、習得して身につけないといけませんが、一生懸命に教えられたことをやっているだけでは、なかなか自分のスキルは伸びません。  限られた時間のなかで、周りの人と同じことをしているだけでは、同期のパティシエ達に差をつけることも出来ません。

自分のスキルを伸ばすには、終業後に残って練習したり、休日には他店のケーキを試食して研究したり、書籍等で製菓理論などを勉強したりと、自主的にインプットやアウトプットすることが必要です。 また、創造性も、パティシエにとって必要なスキル。パティシエのなかには、絵の勉強をしたり音楽を聴いたり、映画を見たりして感性に刺激を与え、新しいケーキを作るアイデアを得る勉強をしている人も。自分が働いているお店だけだと、どうしても視点も世界も狭まってしまうもの。業界でずっと活躍したいのであれば、自らフィールドを広げ続けていくと良いでしょう。

資格・免許取得に必要な勉強

現在、パティシエになるために特別な資格や免許は必要ありません。しかし、パティシエの中には将来独立することを考え「食品衛生学」を学んだり、「製菓衛生師」の免許を取得するための勉強などをする人も増えています。

製菓衛生師は国家資格で、試験項目は公衆衛生学や食品衛生学、栄養学などがあります。製菓衛生師免許を持っていると、独立後にも食品衛生責任者の資格の受験が免除となり、また、海外でパティシエとして働くときに就労ビザが取りやすくなるメリットもあります。製菓衛生士は免許をとるために受験資格が必要ですが、専門学校を卒業している場合は、卒業時点で受験資格をもらうことができます。仕事に必死になって学校で学んだことの記憶が薄れてしまう前に、試験にのぞむのがおすすめです。
ハードな環境で働くパティシエ達にとって、毎日の仕事をこなしながら、この様な勉強をすることは大変なこと。しかし、将来のことを考え、仕事の休憩時間や閉店後、または休日などで時間を見つけ、夢に向かって自分を磨き続ける人も多いのです。

パティシエの資格-製菓衛生師免許

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