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パティシエとショコラティエの違い


2019/03/27

多くの人が、洋菓子を作る仕事=洋菓子職人、パティシエを思い浮かべるでしょう。しかし同じ洋菓子を扱う職人のなかでも、チョコレート菓子を専門に扱うスペシャリストをショコラティエと呼びます。何故チョコレートだけ専門に分かれているのでしょうか?ここでは、パティシエとショコラティエについて比べていきます。

ショコラティエとは?

ショコラティエは、チョコレートの食文化が根付くフランスやベルギーでは歴史ある職業ですが、日本ではパティシエとして経験を積んでいく中で、チョコレートに魅せられてショコラティエになる人が殆どです。

そもそもショコラティエという職業がパティシエとは別にあるのは、チョコレートの世界が非常に奥深いものであるからです。 一括りにチョコレートといっても、原料であるカカオの産地や種類によって全く異なり、それはパティシエが様々な種類の洋菓子を扱うのと同じといっても過言ではありません。また、繊細なチョコレートを扱うにはパティシエ同様に豊富な知識と技術、経験が必要なのです。

パティシエとの違いは?

パティシエとショコラティエの違いは、つまるところ専門に扱うお菓子の違いです。

洋菓子全般を扱うパティシエは、見た目も味もさまざまなものを作ります。種類が豊富なので、多くの人の好みに応えやすく、目にも楽しくて華やかです。 煌めくように洗練された美しいケーキもあれば、懐かしく親しみのある素朴なお菓子もあるでしょう。

チョコレート菓子はケーキなどと比べると地味な印象になりやすく、見た目も違いが分かりにくいもの。ですが、原料のカカオ豆によって苦味などの風味が全くものに仕上がったり、温度の調整で艶の仕上がりが大きく変わったりと、作り手の細かなこだわりがダイレクトに製品に反映されます。

色とりどりの洋菓子と奥深いチョコレート菓子、パティシエとショコラティエは呼び方や扱うものは違えど、同じように洋菓子を通して人々を楽しませる事が出来るのです。

ショコラティエの楽しいところ

ショコラティエの道を選んだ人にとって、チョコレートを専門にとことん追求できることはこの上ない喜びです。チョコレートが持つそれぞれの特徴を活かしてどんなお菓子を作るか、さまざまな形を作ることが出来るチョコレートでどんなショコラを作り出すかは、全てショコラティエ次第です。 ケーキよりも高級志向品で、近年は百貨店催事の盛り上がりやbean to barの普及により、ショコラの市場自体が盛り上がりをみせ、オリジナリティを追求すべく、原料となるカカオの栽培から携わっていくようなショコラトリーも増えています。繊細で奥が深いチョコレートの世界は、一生をかけても終わる事はないでしょう。

ショコラティエの大変なところ

高級で敷居の高いイメージのあるショコラトリーを目的もなく気軽に訪れる人は、ヨーロッパ等と比べると日本ではまだまだ少ないです。 いくら美味しいチョコレートを作っても、お客様にそのチョコレートの良さや魅力を伝えられなければ何にもなりません。ショコラティエとして、チョコレートの素晴らしさや知識を伝えていくことや、そういった機会を作っていくことも重要なことです。それには技術と知識をつける為、日々勉強していく事が欠かせません。

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