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就職・転職
著者
森山元達

パティシエの第二新卒転職は不利?求人の探し方と転職成功のポイントを解説

パティシエの第二新卒転職は不利?求人の探し方と転職成功のポイントを解説

新卒でパティシエとして働き始めたものの、「今の職場でこのまま経験を積むべきか」「経験が浅い状態でも別の職場へ応募できるのか」と迷う方もいるでしょう。働き始めたあと、別の業態へ興味を持ったり、担当できる商品や工程を増やしたいと考えたりすることもあります。

第二新卒は、新卒入社から3年以内を目安に転職・再就職をする人を指す言葉です。パティシエとしての経験が1〜3年程度でも、これまで担当してきた仕事を整理することで、経験を活かせる求人を探せます。

この記事では、第二新卒の意味から、パティシエとして転職する際に活かせる経験、転職先の選び方、転職活動の進め方まで解説します。短期間で転職を考えた場合の理由の伝え方や、応募前に避けたいことも紹介します。

第二新卒・若手向けのパティシエ求人を見たい方へ

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第二新卒とは?

第二新卒とは、一般的に新卒で就職したあと、3年以内を目安に離職し、転職・再就職をする人を指します。一度就職して社会人として働いた経験がありながら、若手として新しい環境で経験を積んでいく時期にあたります。

たとえば、新卒でパティシエとして就職し、1年目や2年目、3年目で転職を考えている場合は、第二新卒として求人を探せます。応募する際は、「第二新卒歓迎」の表記だけでなく、自分の実務経験や学歴などが応募条件を満たしているかも求人票で確認しましょう。

新卒・既卒・中途・未経験との違い

第二新卒と似た言葉に、新卒・既卒・中途採用・未経験があります。それぞれ意味が異なるため、求人を探す前に整理しておきましょう。

新卒

学校を卒業するタイミングで、初めて就職する人を指します。

既卒

学校を卒業したあと、新卒として就職していない人を指すのが一般的です。

第二新卒

新卒で就職したあと、3年以内を目安に離職し、転職・再就職をする人を指すのが一般的です。

中途採用

新卒採用とは別に、必要な時期や職種に応じて行われる採用です。第二新卒も中途採用枠で応募するケースがあります。

製菓業界未経験

パティシエや製菓業界での実務経験がない状態を指します。第二新卒かどうかとは別の考え方です。

第二新卒は「新卒入社からの年数」を基準にした呼び方であり、製菓業界での経験の有無を表す言葉ではありません。

新卒でパティシエとして就職した方が第二新卒として別の職場へ転職するケースもあれば、別の仕事に新卒入社した方が第二新卒として製菓業界を目指すケースもあります。求人を探す際は、「第二新卒歓迎」「未経験歓迎」などの条件と、自分の実務経験を照らし合わせて確認しましょう。

パティシエの転職で不利になる?

第二新卒・若手を歓迎するパティシエ求人もあるため、経験が浅いことだけで転職が不利になるわけではありません。経験年数だけでなく、これまで担当してきた商品や工程、仕事への取り組み方を整理し、募集されている仕事内容と照らし合わせて求人を選びましょう。

経験年数だけでなく担当してきた仕事も確認される

同じ「経験1年」でも、担当してきた仕事は人によって異なります。計量や仕込みを中心に経験した方、生菓子の仕上げを任されていた方、販売や予約対応も経験した方など、これまでの仕事内容を具体的に整理しましょう。

「パティシエ経験1年」とだけ伝えるよりも、「生菓子の仕込み・仕上げを担当」「クリスマス期間は製造補助と予約商品の確認を経験」など、実際に担当した仕事を具体的に説明できるようにしておくことが大切です。

経験以外に見られるポイント

第二新卒向けの求人では、経験年数や担当工程に加えて、基本的な作業を正確に進められるか、分からないことを確認しながら学べるか、周囲と連携して仕事を進められるかなど、仕事への取り組み方も確認されます。

求人情報に書かれている仕事内容や求める人物像を確認し、自分の経験だけでなく、これまでどのように仕事へ取り組んできたかも説明できるようにしておきましょう。

転職で活かせるパティシエ経験

経験年数が1〜3年程度でも、日々の仕事で身につけた経験は転職活動で伝えられます。担当した商品や工程、繁忙期の動き方、接客などを整理して、自分が経験してきたことを具体的にしていきましょう。

担当した商品・製造工程

まずは、実際に担当した商品と工程を書き出します。「ケーキを作っていました」のように広くまとめず、どこまで担当していたかを具体的に整理しましょう。

  • 計量・仕込み
  • 生地づくり・焼成
  • ナッペ・絞り
  • フルーツカット
  • 生菓子・焼き菓子の仕上げ
  • デコレーションケーキの製造補助
  • 包装・陳列

補助として担当している工程は、「経験あり」と大きく見せず、「製造補助」「仕上げ補助」のように実際の担当範囲が分かる表現にします。

繁忙期に製造した経験

クリスマスやバレンタインなどの繁忙期に勤務した経験も整理できます。通常より製造量が増える中で、どの商品や工程を担当したか、どのように周囲と連携したかを振り返りましょう。

衛生管理・清掃・在庫確認などの経験

パティシエの仕事は製造技術だけではありません。衛生管理、器具や作業場の清掃、材料や包材の在庫確認など、日常的に担当してきた業務も経験の一つです。

接客・販売・予約対応などの経験

職場によっては、製造スタッフが販売や接客、電話応対、予約受付を担当することもあります。お客様から注文内容を確認した経験や、販売スタッフと連携した経験があれば整理しておきましょう。

製菓専門学校で学んだ知識や実習経験

製菓専門学校などで学んだ経験がある場合は、学校での実習内容も補足できます。生菓子・焼き菓子・チョコレートなど、どのような商品を実習で経験したか、衛生管理や製菓理論について何を学んだかを整理しましょう。

学校での実習と現場での実務は分けて整理し、それぞれ何を経験したのかが伝わるようにしましょう。

転職先を選ぶポイント

第二新卒の転職では、今の経験をどう活かせるか、次にどのような経験を積みたいかを考えて職場を選びましょう。

今の経験で担当できる仕事内容を確認する

求人票に「パティシエ募集」と書かれていても、実際の仕事内容は職場によって異なります。生菓子、焼き菓子、チョコレート、ウェディングケーキ、デザート、工場での製菓業務など、募集されている仕事内容を確認しましょう。

教育・フォロー体制を確認する

第二新卒として経験の浅い時期に転職する場合は、入社後にどのような仕事から担当するのかも確認したいポイントです。

求人情報に教育方法や担当工程の記載があれば確認し、より詳しく知りたい内容は面接や転職サポートを通じて確認しましょう。

  • 入社後はどの工程から担当するのか
  • 経験に応じて仕事の範囲を広げられるか
  • 分からない工程を確認できる環境があるか
  • 将来的に担当できる商品や役割は何か

身につけたい技術や経験から職場を選ぶ

知名度だけで職場を選ぶのではなく、次に身につけたい技術や経験と仕事内容が合っているかを確認します。生菓子、焼き菓子、チョコレート、ウェディングケーキ、商品開発、在庫・発注など、自分が次に経験したいことへ優先順位をつけましょう。

給与・休日・勤務時間と仕事内容を合わせて確認する

給与、休日、勤務時間は、長く働くために大切な条件です。第二新卒だからといって、条件面を後回しにする必要はありません。

月給や休日数だけではなく、勤務時間、シフト、担当業務、繁忙期の働き方なども合わせて確認し、自分が希望する働き方と仕事内容の両方から判断しましょう。

別の業態も選択肢に入れる

さまざまな業態でパティシエの経験は活かせます。今の職場と同じ業態・ジャンルでなくても、パティスリー、ホテル、ブライダル、カフェ・レストラン、製造工場・ラボ、工房・アトリエなど、製菓業界内には幅広い選択肢があります。

今の業態で経験を積み続ける選択肢と、別の業態で新たな経験を積む選択肢の両方から比較してみましょう。業態だけで仕事内容を判断せず、実際の募集内容まで確認しましょう。

転職活動の進め方

転職を考え始めたら、すぐに応募先を決めるのではなく、これまでの経験と今後の希望を整理するところから始めます。

これまで担当した仕事を整理する

担当商品、工程、繁忙期の経験、販売・接客、在庫確認などを書き出します。経験年数が短くても、実際に担当したことを整理すると、応募できそうな求人や職務経歴書に書く内容を考えやすくなります。

今の職場で得られる経験と次に得たい経験を整理する

転職を考えたときは、今の職場でこれから担当できる仕事と、別の職場で経験したい仕事を分けて考えてみましょう。

たとえば、焼き菓子を経験したい場合でも、今の職場で今後担当できる可能性があるのか、別の職場へ移った方が経験を広げやすいのかによって選択は変わります。今の職場で続ける選択肢も含めて比較することで、転職の目的を整理しやすくなります。

若手歓迎の求人を探す

経験を整理したら、「第二新卒歓迎」「若手歓迎」などの条件から求人を探します。そのうえで、応募資格、仕事内容、勤務地、雇用形態、給与、休日などを確認しましょう。

履歴書・職務経歴書を準備する

履歴書では志望動機や基本情報を整理し、職務経歴書では担当してきた商品や工程を具体的にまとめます。経験が浅い場合も、「製造業務全般」のように広く書かず、実際に任されていた仕事を記載しましょう。

関連記事: パティシエの履歴書・職務経歴書の書き方

志望動機と面接対策をする

志望動機では、「転職したい理由」だけでなく、応募先を選んだ理由と、自分の経験をどのように活かしたいかをつなげます。面接では、これまで担当した仕事や転職理由について、自分の言葉で説明できるように準備しておきましょう。

関連記事: パティシエの志望動機の書き方

関連記事: パティシエの面接

自分の経験で応募できる求人を探したい方へ

第二新卒歓迎の求人を見ながら、仕事内容や条件を比較してみましょう。経験に合う求人が分からない場合は、転職サポートで相談することもできます。

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転職理由はどう伝える?

第二新卒の転職では、新卒入社から3年以内という比較的早い時期に転職する理由を面接で聞かれることがあります。

転職を考えたきっかけだけではなく、これまで経験したことと、次の職場でどのような仕事に取り組みたいのかまで整理して伝えましょう。

短期間で転職を考えた理由を整理する

担当できる仕事を広げたい、別の業態を経験したい、働き方を見直したいなど、転職を考える理由は人によって異なります。

理由を無理に作るのではなく、実際に転職を考えたきっかけと、次の職場で実現したいことを整理しましょう。

前職への不満だけで終わらせない

給与、休日、勤務時間、人間関係などが転職を考えるきっかけになる場合もあります。

面接では不満だけを伝えるのではなく、今の職場で経験したことと、今後希望する仕事や働き方まで説明することで、転職の目的が伝わりやすくなります。

次の職場で取り組みたい仕事につなげる

転職理由は、「辞めたい理由」で終わらせず、「次に何をしたいか」につなげます。担当できる商品を増やしたい、違う業態で経験を広げたい、製造だけでなく在庫管理や商品開発にも関わりたいなど、自分の希望を具体化しましょう。

転職理由の例文

転職理由の例文

現在の職場では、生菓子の仕込みや仕上げを担当してきました。仕事を続ける中で、今後は焼き菓子の製造まで担当範囲を広げ、製造全体への理解を深めたいと考えるようになりました。これまでの生菓子製造の経験を活かしながら、焼き菓子を含めて幅広い商品づくりに携われる環境を検討しています。

この例文をそのまま使う必要はありません。実際に担当した仕事、転職を考えた理由、次に経験したいことを自分の状況に合わせて置き換えましょう。

転職活動で避けたいこと

第二新卒の転職では、自分の経験を正確に伝え、応募先の仕事内容を確認することが大切です。入社後のミスマッチを防ぐためにも、応募前に次のポイントを確認しておきましょう。

経験していない仕事までできると伝える

応募先に良く見せようとして、経験していない工程を「できる」と伝えるのは避けましょう。補助として経験した場合は「製造補助」、一部だけ担当した場合は担当範囲を具体的に説明します。

応募先について調べずに志望動機を書く

志望動機をどの応募先にも使える内容にすると、「なぜこの職場を選んだのか」が伝わりにくくなります。求人情報や公式サイトを確認し、扱っている商品、仕事内容、職場や企業の特徴を把握してから作成しましょう。

第二新卒のパティシエ転職でよくある質問

Q. 第二新卒は何歳までですか?
A. 第二新卒は、新卒入社から3年以内が一般的な目安です。たとえば4年制大学を卒業して22歳前後で就職した場合は、25歳前後までが一つの目安になります。高卒や専門学校卒など、就職した年齢によって第二新卒にあたる年齢は変わります。応募する際は、年齢だけでなく新卒入社からの年数と求人の応募資格を確認しましょう。
Q. パティシエを1年未満で辞めても第二新卒として転職できますか?
A. 新卒入社から1年未満で転職する場合も、一般的に第二新卒に含まれます。これまで担当した商品や工程を整理し、転職を考えた理由と次の職場で取り組みたいことを説明できるようにしておきましょう。応募できるかどうかは求人の応募資格もあわせて確認します。
Q. 製菓専門学校を卒業していなくても第二新卒になりますか?
A. 第二新卒は「新卒入社から3年以内」を目安とする言葉で、学歴の種類は問いません。高卒で就職した方も、新卒入社から3年以内であれば一般的に第二新卒に含まれます。ただし応募できる求人かどうかは、学歴要件・実務経験・「第二新卒歓迎」「未経験歓迎」など複数の条件を照らし合わせて確認することが大切です。
Q. 第二新卒からホテルやブライダルへ転職できますか?
A. ホテルやブライダルでも第二新卒・若手を対象としたパティシエ求人があります。現在と異なる業態への転職を考える場合は、担当するデザートや製造体制、求められる実務経験を確認し、これまでの経験を活かせるか、今後身につけたい技術を経験できるかを見て検討しましょう。
Q. 第二新卒向けのパティシエ求人はどう探せばよいですか?
A. 「第二新卒歓迎」「若手歓迎」などの条件から求人を探します。そのうえで、仕事内容や応募資格を確認し、自分がこれまで担当してきた工程と募集内容が合っているかを見ていきましょう。

関連記事: 未経験のパティシエ

まとめ:今の経験と次に身につけたいことを整理しよう

第二新卒とは、一般的に新卒入社から3年以内を目安に転職・再就職をする人を指します。パティシエとして働き始めて1〜3年程度でも、これまで経験した仕事を整理することで、経験を活かせる転職先を探せます。

担当した商品・工程、繁忙期の経験、接客や在庫確認などを書き出したうえで、今の職場でこれから得られる経験と、次の職場で身につけたい技術や役割を比べてみましょう。給与・休日・勤務時間などの条件面も含めて、自分が長く働きやすい環境かを確認することが大切です。

パティスリー、ホテル、ブライダル、カフェ・レストラン、製造工場など、製菓業界にはさまざまな働き方があります。今の業態で経験を積み続ける方法と、別の業態で新しい経験を積む方法の両方を比較し、自分が目指したいパティシエ像に合う職場を探してみましょう。

第二新卒からのパティシエ転職を相談したい方へ

今の経験でどのような求人を選べるか、今の職場で続けるか別の環境を見るか迷っている場合も、パティシエントの転職サポートで相談できます。

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