パティシエとして働くうえで、「何時から何時まで働くのか」「休みはどのくらいあるのか」は、職場選びで気になるポイントの一つです。
パティシエの勤務時間は、職場や担当業務によって異なります。早朝から製造を始める職場もあれば、早番・遅番のシフト制を採用している職場、日中を中心に働く職場もあります。休日についても、月ごとの休日数や年間休日、完全週休2日制など、求人によって条件はさまざまです。
この記事では、業態や働き方による勤務時間・休日の違いと、求人票で確認したいポイントを解説します。
この記事の目次
パティシエの勤務時間は何時から何時まで?
パティシエの勤務時間を「朝○時から夜○時まで」と一律に決めることはできません。店舗の営業時間、製造する商品、担当工程、予約状況、雇用形態などによって勤務時間が変わるためです。
求人を見るときは、始業・終業時刻だけでなく、実働時間や休憩時間、シフトの組み方まで確認すると、実際の働き方をイメージしやすくなります。
勤務時間は業態や働き方によって異なる
パティシエの勤務時間は、業態や担当する仕事によって異なります。求人を見るときは「パティシエだから何時から」と決めつけず、職場ごとの勤務時間やシフトを確認しましょう。
業態ごとの勤務時間の見方
- パティスリー: 開店前の商品準備や仕上げがあるため、早朝から始まるシフトが設定されている職場があります。
- ホテル・ブライダル: 宴会や婚礼、レストランの提供時間に合わせて、早番・遅番など複数のシフトを組む職場があります。
- カフェ・レストラン: 営業開始やデザートの提供時間に合わせて、日中から夜までを含むシフトになる場合があります。
- 工房・製造工場: 製造計画や出荷時間に合わせて、固定時間またはシフト制で勤務する職場があります。
- アルバイト・パート: 求人によっては、勤務日数や1日の勤務時間を相談できる場合があります。
同じ業態でも、営業時間、製造量、担当工程、雇用形態によって勤務時間は変わります。業態だけで判断せず、求人票に記載された始業・終業時刻や実働時間を確認することが大切です。
パティシエは朝が早い?早朝から勤務する職場がある理由
パティシエの求人を見ると、6時台や7時台から始まる早番が設定されている職場もあります。パティスリーでは、開店時に商品を店頭へ並べられるよう、開店前から仕上げや準備などの作業を行う職場があります。
朝の時間帯に行うことがある業務例
- 当日販売する生菓子の仕上げ
- 必要な仕込み
- クリームやガナッシュなど仕上げに使う材料の用意
- フルーツのカット
- ナッペやデコレーション
- ショーケースへ並べる商品の準備
- 予約商品の準備
ただし、すべてのパティシエが早朝から勤務するわけではありません。日中から勤務するシフトや、早番・遅番を組み合わせる職場もあるため、「パティシエは必ず朝が早い」と決めつけず、求人ごとの勤務時間やシフトを確認しましょう。
シフト表記は固定勤務か複数シフトかを確認する
求人票に同じ勤務時間が書かれていても、毎日同じ時間で働く固定勤務なのか、早番・遅番など複数シフトの一例なのかによって働き方は異なります。
「○時〜○時の間でシフト制」のように勤務可能な時間帯が広く設定されている場合は、実際にどの時間帯のシフトがあるのかも確認しておきましょう。
実働時間と休憩時間も確認する
労働基準法では、原則として1日8時間・1週間40時間を超えて労働させてはいけないと定められています。また、労働時間が6時間を超える場合は45分以上、8時間を超える場合は1時間以上の休憩が必要です。
ただし、職場によっては変形労働時間制などを採用している場合もあります。求人票に「1か月単位の変形労働時間制」などの記載がある場合は、1日だけでなく一定期間全体での勤務時間も確認しましょう。
出典: 厚生労働省「労働時間・休日」
勤務時間だけでなく、職場ごとの1日の仕事の流れも確認したい方は、以下の記事も参考にしてください。
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パティシエの休日・休みはどのくらい?
休日も勤務時間と同様に、職場によって条件が異なります。「パティシエは週に何日休める」と一律に考えるのではなく、求人票に記載されている休日数や休日制度を確認することが大切です。
年間休日は求人ごとに確認する
年間休日数や月ごとの休日数は、職場によって異なります。求人票では年間休日だけを見るのではなく、月の休日数、シフトの組み方、夏季・年末年始などの休暇もあわせて確認しましょう。
休日条件で確認したい項目
- 年間休日数
- 月の休日数
- 休日の曜日が固定されているか、シフト制か
- 完全週休2日制か
- 夏季・年末年始などの休暇があるか
- 有給休暇に関する記載
完全週休2日制ではない求人も多い|週休2日制との違いを確認する
パティシエ業界では、完全週休2日制ではない求人も多く見られます。そのため、休みを重視する方は「週に何日休めるか」だけでなく、月の休日数や年間休日数、休日制度まで慎重に確認することが大切です。
週休2日制と完全週休2日制の違い
完全週休2日制: 毎週、1週間に2日の休日がある制度です。
週休2日制: 週2日の休日がある週を含む制度で、毎週必ず2日休めるとは限りません。
ハローワークの求人票でも、週休2日制は「毎週」「その他」などに区分されています。休日を重視する場合は、「週休2日制」という表記だけで判断せず、毎週2日の休日があるのか、月の休日数や年間休日数まで確認しましょう。
休日条件からパティシエ求人を比較する
休日条件を重視したい場合は、年間休日数や完全週休2日制などの条件から求人を絞り込み、仕事内容とあわせて比較してみましょう。
パティシエの残業は職場や時期によって異なる
残業時間も、すべてのパティシエに共通する数字はありません。通常期と繁忙期で残業時間が変わる職場もあれば、求人票に月の残業時間の目安を記載している職場もあります。
固定残業代が設定されている求人では、基本給と固定残業代の内訳、固定残業代に含まれる時間数、超過分の扱いを確認しましょう。固定残業代の時間数と実際の残業時間は同じとは限らないため、求人票に残業時間の目安が記載されている場合はあわせて確認すると、働き方をイメージしやすくなります。
残業を見るときのポイント
「固定残業代○時間分」という記載だけで、実際に毎月その時間まで残業するとは限りません。求人票に実際の残業時間の目安があるか、繁忙期はどの程度変わる可能性があるか、超過分の残業代が別途支給されるかを確認しましょう。
繁忙期の働き方も求人選びで確認する
洋菓子を扱う職場では、クリスマスやバレンタイン、ホワイトデーなどのイベント時期に、通常期より製造量や予約が増える職場もあります。ただし、繁忙期の勤務時間や休日の取り方は職場によって異なります。
求人票に「繁忙期は勤務時間が変動する可能性あり」と書かれている場合は、通常期だけでなく繁忙期のシフトも確認しておくと、入社後の働き方をイメージしやすくなります。
勤務時間・休日を重視して求人を探すときのポイント
勤務条件を確認するときは、始業時刻や休日数だけを単独で見るのではなく、自分がどの条件を優先したいのかを整理して比較することが大切です。
| 確認項目 | 見るポイント |
|---|---|
| 始業・終業時刻 | 通勤時間も含めて継続しやすい時間帯か |
| 実働・休憩 | 拘束時間だけでなく、実際の労働時間と休憩時間を確認する |
| シフト | 固定勤務か、早番・遅番など複数シフトがあるか |
| 残業 | 通常期の目安、繁忙期の変動、固定残業代の有無と超過分の扱いを確認する |
| 年間休日 | 年間の休日数に加え、月の休日数や長期休暇も確認する |
| 休日制度 | 完全週休2日制か、シフト制か、曜日が固定されているか |
| 繁忙期 | 勤務時間や休日が通常期から変わる可能性があるか |
給与も含めて条件を比較したい場合は、以下の記事も参考にしてください。
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パティシエの勤務時間・休日でよくある質問
まとめ:勤務時間・休日は求人票で条件を確認しよう
パティシエの勤務時間・休日は、職場や業態、担当業務、雇用形態によって異なります。早朝勤務の職場もあれば、日中中心のシフトや、早番・遅番を組み合わせて働く職場もあります。
求人を選ぶときは、始業・終業時刻だけでなく、実働時間、休憩、シフト、残業、繁忙期、年間休日、完全週休2日制などを確認し、自分が続けやすい働き方かを比較しましょう。
勤務時間や休日に合う職場を探したい方へ
パティシエントでは、休日数や勤務条件などを確認しながらパティシエ求人を探せます。今の働き方を見直したい方も、希望する条件から求人を比較してみましょう。