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カフェパティシエの仕事内容とは?
お菓子を作る+接客や調理も!
カフェで働くパティシエは、もちろんデザート作りを任されます。パティスリーと違う点は、製菓以外の仕事…たとえば接客や調理もする場合がほとんどだということです。ランチの時間帯での簡単な盛り付けや仕込み、お客様からオーダーをとったり、料理をテーブルまで運んだり。デザートの準備だけを担当するというのは少なく、+αで仕事を兼ねることをイメージしておきましょう。慣れるまでは戸惑うかもしれませんが、お客様と直接コミュニケーションをとったり料理のスキルを磨いたりできる環境ともいえます。仕上げ、盛り付けなど最終工程がメイン!
生地の焼成などすべて手作りをしていることが多いパティスリーと比べて、カフェはケーキやタルトの生地を外注していることがあります。その場合、店内ではナッペ、デコレーション、皿盛りなどの最終工程がメイン作業です。自分で一から生地を作って完成させることができないので、人によっては物足りないと感じるかもしれません。ですが、お客様の雰囲気に合わせたメッセージをプレートに添えたり、飾り方を工夫したりなど、アレンジの幅を広げることは可能です。商品のバリエーションは少なめ
カフェのデザートメニューに、フルーツケーキや細かな細工がしてあるお菓子はほとんどありません。その理由として、デザートにかける原価設定が厳しいお店が多いことにあります。食材の原価や作業時間、人件費を考慮したうえで利益率を算出しているため、原価が高すぎたり作業時間がわりに合わない場合だと、お店として赤字になってしまうと経営者は考えます。材料費を抑えられる、かつアレンジのしやすさから、パンケーキやワッフル、パフェ、アップルパイなどがメニューに選ばれる傾向にあるのです。厨房設備はキッチンスタッフと共有する
カフェなのでもちろん、ランチやディナーメニューが登場します。その際、厨房の設備をキッチンスタッフとシェアしなければなりません。食事がメインのお店の場合、必然的に設備は譲ることが多く、お菓子の仕込みをする時間を営業時間内のスケジュールに落とし込むのが難しくなります。キッチンスタッフとのやりとりもあり、設備を自由に使えないというストレスを感じるかもしれません。しかし、限られた時間の中で作業を進めないといけないので、臨機応変さや手際の良さが身についたり、キッチンスタッフから作業のアドバイスをもらえたりと、技術が向上することもあります。